ぼっち・ざ・ろっくってすげぇな

GRスイスポ
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公開:2025/1/2

今更ながら、ぼっち・ざ・ろっくってすげぇな、と思い返した次第。

まぁ、割と私もハマってた方だと思いますよ。劇場版も見に行ったし(そのぐらいのライトな層

ちなみにここで言うのはアニメ版です。原作はまた別の話。

たぶん、いろんな人に共感したんだと思う

ぼっちって極度のコミュ障で友達も学校の居場所もない(物語初期の状態)

その境遇に共感した人もいたんじゃないかな。学校とか職場に居場所がない人とか。ちょっと失礼な物言いになるけど、広義な意味でコミュ障で友達とか居場所がいない人。

別に人と話せる人でも、趣味がちょっとマニアックで周りと話題が合わない人、集団に馴染めずに一人になりがちな人、他人とのコミュニケーションより自分の時間が大切で、結局、一人になってしまった人、まぁ、色々あると思います。コミュニケーションに何らかの障害ある、と言う意味で広義で私はコミュ障、と捉えています。他人の話を聞かないタイプのコミュ障もいますね(余談でした。

そういう人が偶然とはいえ、虹夏にバンドに誘ってもらえて、土壇場で覚醒しながら自分の居場所を見つけていくぼっちに自分を重ねながら、その成功に羨望を覚えた人も多いんじゃないかな、だいたい、ぼっち・ざ・ろっくにハマる人ってそういうタイプの人が多いんじゃないかな、と思っています。

実はぼっちは天才ではなく努力の人

ぼっちのギターの技術は作中でも触れられていますが、中学時代に引きこもってまで練習し続けた努力の賜物です。ただ、ソロで練習していたので、合わせるのは苦手で才能が発揮できない。バンドの危機に陥って追い詰められた時に、ぼっちが覚醒して今まで培ってきた技術が開花する、努力の人=誰でもなれる人、と言うのも共感を覚えた大きな要因だと思います。

天才がぽっと覚醒するのではなく、培ってきた努力が技術のバックボーンとしてある、というのもぼっち・ざ・ろっくの魅力かと。

劇場版の楽曲も良かった。

特に:Reの方。OPの月並みに輝け、は『天才だって信じてた、バカみたいだ』って、歌詞で入りますが、天才じゃない、自分はフツーの人間だって歌ではあり、タイトルの通り、『月並み』だけど『輝け』なんですよね。凡人だって努力次第で限界を超えて輝ける、止まらなければいつかは願う自分になれるって感じの楽曲だと思っています。

『今、僕、アンダーグラウンドから』もアンダーグランド、人と違うアンダーグラウンドから叫んで、誰かに気づいてほしい、誰かに認めて欲しい、そんな歌詞だと思っています。

どちらも共通するのは、輪の中には入れない、でも自分は曲げたくない、すり合わせて、自分を殺したくない、と言う思いが見え隠れします。

まぁ、本編のぼっちからは残念ながら、あんまりそんな雰囲気は私は感じなかったかなw

この手のストーリーは珍しくもないかも

いわゆるコミュ障とかぼっち(はみ出し者)が主人公のストーリーは王道とまでは行かないまでも、アニメ、ラノベでは珍しくない展開だと思います。ただ、その手のストーリーは実は主人公が潜在型の天才なケースもあり、隠された才能が開花して成長していく、と言うストーリーも多いかと。

いや、それはそれで面白いし、そのパターンで名作とされてる作品も多々あるので、それ自体は否定しませんが、ぼっち・ざ・ろっくはぼっちが努力型の凡人、と言う点で一線を画す、と思っています。ここに共感した人も多いのではないかと。

ちなみにぼっち・ざ・ろっくの興行収入とか知らんですが(調べろよ)、たぶん、アニメの歴史に残るレベルの記録ではないと思います。テレビの総集編としては、ヒットしたんだじゃないかな、とかそんなぐらい。

それでもいいと思います。重要なのは見た人がどう思って何を感じたか、なので。

で、私はどうだったのかと言うと……

そういう時期があったため、私も何となく客観的に眺めてみたら、そうなんだろうな、と思うところは多々あるのですが、実際のところ、現在は人間関係も恵まれており、ぼっちとは似ても似つかぬ境遇におりますw

なので、ぼっち・ざ・ろっくは面白い、これはヒットするわ、と思うモノの、そこまでハマったか、と思うと……そうでもないかな(汗

それでも、今でもたまに『月並みに輝け』とか『ギターと孤独と青い星』とかは聴きますし、やっぱり良い曲だと思います。

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