そんな妄想を考えました(^^;
事の発端はマツダ2
もともとデミオ、と呼ばれていたマツダのコンパクトカーですね。日本仕様だと、1.5Lガソリンエンジン、116ps程度の出力しかありません。これは一般的なガソリンエンジンの出力だと思います。ところが、メキシコ仕様に2Lを搭載するモデルが発売されるとか。
こちらのモデル、ATしかないので、スポーツ仕様、と言われると、?なのですが(今や純粋な速さなら、高価なATの方がMTより速い、と言われていますが……)この仕様を日本に導入すれば……とちょっと思いました。ちな、こちらの馬力は141ps。ZC33S型のスイフトスポーツが140ps、E13ノートオーラNISMOが132psであることを考えると、コンパクトカークラスでは、最強のパワートレインですね(まぁ、スイスポと大して変わりませんが(^^;
翻ってフィットさん……
先代のGK型のRSと言うグレードでは1.5Lレギュラーガソリンエンジンながら、132psを叩き出す、とんでもエンジンを搭載していました。
ですが、現行のRSは118ps……。ずいぶんとパワーダウンしてしまいました。
ちょっとスポーツのホンダさんとしては、これは淋しいんじゃないの?と、思ったものです。
ちなみに、ホンダさんのRSとはレーシングスポーツではなく、ロードセイリングなので、スポーツモデル、と言ってもサーキットでバチバチにやり合うバトルマシンではなく、公道を気持ちよく走るための車。
ちょっと考えてみよう
各社出してる現行車のコンパクトカーの出力ってこんな感じなんですよね。
ヤリス(トヨタ) 1.5L 120ps
フィット(ホンダ) 1.5L 118ps
マツダ2 (マツダ) 1.5L 116ps
ノートオーラNISMO 1.2Lハイブリッド 132ps
スイフトスポーツ 1.4Lターボ 140ps
こうやって見ると、スイスポとノートオーラNISMOが飛びぬけてますが、他は似たり寄ったり(さすがにGRヤリスはここに並べると失礼なので、あえて入れてません)
スイスポはラリーベース車として生まれた
もともとスイスポはラリーベース車として生まれた経緯があり、初代からハイオクエンジン(1.5L)、2代目、3代目は排気量を1.6Lまで拡大しています。出力も初代こそ115psですが、2代目は125ps、3代目は136psと他社のコンパクトカーより頭一つ抜けており、実際にサーキットのタイムもスイスポだけ速いです。
そういう生い立ちを考えると、スイスポもまた別格、と考えていいでしょう。
ノートオーラNISMO……
うん、これは説明のしようがありません(^^;
あえて言うなら、NISMOは日産傘下のスポーツ部門の会社で、手がける車はバリバリのスポーツカーなので、ノートをスポーツカーに仕立てた、と言う感じでしょうか。
なお、NISMO仕様じゃないノートオーラも132ps出る模様(^^;
これはノートオーラが他のコンパクトカーに比べて一回り大きな車格を持ち、内装も豪華で小さな高級車、として仕立てられているから、それにふさわしい高出力のパワーユニットを搭載した、と推測します。パワーのゆとりは心のゆとり、全開にしなくても快適にドライブできる、と言う感じではないかと(知らんけど
こうして考えると
現行のフィットRSもマツダ2も、他メーカーと比べて見劣りするところはありません。コンパクトハッチバックにパワー競争を持ち込むより、実用性を重視した、と言う各社の判断は間違っていないようにも思えます。正直、サーキットで遊びたければ、スイスポ買ってください、それでいいと思います。
と言うか、昔からスイスポだけ高出力だったこともあり、モータースポーツではスイスポ一択な側面はありました。
ただ、トヨタ、ホンダは自社のコンパクトカーを用いたワンメイクレースを開いていたこともあり、非力な車なりに楽しめるモータースポーツ環境はユーザーに提供していたと思います。
まぁ、スイスポは無差別級、格上相手の下剋上向け、と言う感じですねw