Twitter用語、と言うわけではないのかもしれませんが、『界隈』と言う言葉があります。
明確に機能としてのコミュニティではなく、同好の士が集まるコミュニティとして自然発生しているように見えます。
仕様として仕切られているわけではないので、誰でも簡単に出入りできるはずなんですが、なぜかコミュニティとして固まっています。
まぁ、上述のように仕様として仕切られているわけではなく、誰でも自由に閲覧、リプライや引用もできますので、横から突っ込みが入ったり、上からマウントが取られたりしていますが。
不思議なことに、あまりBlueskyでは発生していないように見えます。
Blueskyはむしろ今のXよりTwitterに仕様が近い部分がありますが(根拠はないけど、UIの部分はTwitterのフォークなんじゃないか、と思うぐらい。もともとTwitter社から始まったプロジェクトですし)、一部のコンテンツを除いて、界隈は発生してないように思えます。
正直、日本人の流入人口はそれなりにいると思われるので、何で?と思わなくもないですが、検索のやりにくさが界隈の発生を阻害しているのかも、と思わなくもない(フィードを使った検索は負荷が高すぎるのと、フィードを作るのが面倒)
Fediverseの場合
コミュニティとしてはMisskeyのチャンネルが存在するかと思いますが、チャンネル機能って正直、一部のチャンネルしか機能してないんじゃないかなぁ、と思います。
規模が小さすぎて、内容が尖っていって、余計に人が寄り付かない、と言うか。
まぁ、井戸端会議的に使えるかもしれませんが、Twitterの界隈と呼ばれるほど大規模なコミュニティには育ってない気はします。
Twitterと違って、仕様的に鯖の内部の更に内部に閉じこもってしまうため、最大規模のioですら、そこまで大規模になりえない、と言うのが理由だと思いますが。
上述のようにFediverseは『分散型』SNSであるため、鯖ごとにコミュニティが分散し、特にMisskeyは鯖ごとにコミュニティが独立しやすい傾向にあると思っているので、Twitterのような大規模界隈に発展しがたい、と思っています。
Mastodonも結局はLTLがある以上、Misskeyと似たようなモノだろうし、Fedibirdから観測している限り、連合を意識した投稿の方が少数派に見えるので、やはり鯖ごとに独立しやすい傾向にあるのでしょう。
そう考えると
もちろん、集まる人の数が桁違い(特に日本の場合)であるため、界隈はTwitterのみで成立し得た、と推測することができますが、それ以外にも仕様の違いも微妙に関係ありそうです。
暴論ではありますが
界隈に属したかったからXに行け、と言うことでしょうか。