WBCの決勝戦、アメリカ戦の前に大谷翔平選手が円陣で言った言葉ですね。
大谷翔平だから言えた言葉、だと思うと同時に20代の若者がよくこの言葉を言えたモノだ、と感心します。さすが大谷翔平(^^;
憧れは歪むと僻み、妬みに変わる
特にTwitterを見ていて思うことがあります。
例えば、タイムを出す人に対して、ネガティブなツイートをしてしまう人、欲しい車があるけど、買えないからネガティブなツイートをしている人、等々。
憧れるのはやめましょう
大谷翔平みたいに世界一になるため、実質上の世界一であるアメリカに憧れるのをやめましょう、そんな大それたことを考えなくてもいいです。それこそ、こんなことが言えるのは、メジャーリーグで二刀流なんてマンガ以上にマンガみたいなことができる大谷翔平だからこそ、言える言葉だと思います。
ですが、歪んで僻み、妬みに変わるぐらいなら、憧れるのなんて辞めた方がいいです。
そして、それはそんな難しいことではない、そう思うのです。
目的地を確かめる
目的地、つまりやりたいことですね。
例えば、サーキットでタイムを出したい場合。
であるならば、現状の自分の車とタイムを出している人の車の差を調べます。で、その車に近づけていけばいい。そうすれば、少なくとも車は近づけられます。あとは腕の問題です。そこは頑張りましょうw プロの指導を仰ぐのもいいでしょう。
ちなみに、これは私がやっていること、ほぼまんまです。
例えは、欲しい車がある場合。
とにかく貯金しましょう。お金が足りないなら働きましょう。若いうちは働けます、稼げます。その車が本当に欲しいなら、頑張れるはずです。きつい言葉ですが、そうすれば、手に入れることは決して不可能ではない、と思います。
その目標は現実的か?
サーキットのタイムで考えれば、プロが出した日本や世界でトップレベルのタイムである場合。さすがにこれは現実的ではない、と思います。それに、そういうタイムを出せる車はエアコンをはじめとする内装を全て取っ払った乗用車ではなく、レーシングカーです。ヘタするとナンバーさえ切って、公道は積載車で運び、サーキットの中だけ走る車かもしれません(バイクは運ぶのが簡単なので、ミニバンにバイクを積んで、サーキットの中だけしかバイクで走らない人も多いです)
そんな車、欲しいですか? そこまでしてタイムを出したいですか?
自問自答して、それでも、と思うのなら突き進めばいいです。そこまでは、と思うのなら、自分なりの妥協点を見つけましょう。そこがあなたの目的地です。
欲しい車で考えれば、今やJDMだのアメリカで日本のネオクラシックと呼ばれる90年代の車がブームになり(これはアメリカの法律で25年たった中古車は保安基準から外れる、と言うわけわからんルールがあるのと、ワイルドスピードでブームになったこと、らしいです。頭文字DでAE86が流行った日本と変わらんですね、アメリカ(^^;)、この時代の車は高騰しています。R34GT-Rとか、数千万の値段が付いてるそうです。そのお値段の車を買うのは、ご自身の収入に見合った現実的な目標と言えますか? 言えるなら、貯金しましょう。言えないなら、妥協して、他の車を選ぶか、すっぱり諦めましょう。
自分の現在地を見直す
サーキットを走っている人。今の自分のタイムに不満ですか?
本当にあなたのタイムは遅いですか?
実は周りと比べて、あなたのタイムは速い、までは行かなくても遅くはないのかもしれません。それでも不満がありますか?
欲しい車がある人。
今、乗っている車は不満ですか?
実は素晴らしい車であるのに、憧れの車に目がくらんで、自分の車の良さに気づいていない、そんなことはありませんか?
それでも、現状に不満があるのなら、それは変えていくしかないです。憧れても、ましてや僻みや妬んでも、それはマイナスにこそなれ、決してプラスにはなりません。
私の場合は……
他の車への憧れはほぼ一切ありません。
なぜなら、ZC33S型のスイスポのコンパクトさ、軽さ、それでいて200psを超えるパワー、さらにリアサスの程よいチープさが旋回の邪魔をしない小気味の良さは、この車でないと味わえない、と思うからです。
この車より速い車はいくらでもあるでしょう。でも、この車ほど、楽しい車、自分の感性にあう車は他にないと思います。
……これは、この車が当たりだからこそ、他の車を憧れない、と思うだけであって、この車でなければ、他の車に憧れを抱いてしまっていたかもしれません。
タイムについては……無理矢理目標を上げている感はありますね(^^;
実はうちのスイスポは私が当初目標としていた性能を超えてしまっているのです。ドライバーである私が足を引っ張ってしまっている状態で、私の技量が上がれば上がっただけタイムが上がる、そんな状態です。なので、私の技量次第でもっと伸ばせるタイムは伸ばしたい、そんな欲はあります。
そして、まだ速くなる余地が僅かながら残されている車でもあります。ここまで来たら、納得するところまではやり遂げたい、と言う思いもあります。もちろん、私の車はレーシングカーではなく乗用車です。車検対応の範囲で改造してますし、エアコンや内装、座席を取っ払ったり乗員定数を変えたり、などの大幅な改造はしないつもりです(まぁ、それでもちょっと一般の乗用車とは言い難い程度には改造しちゃってますが(^^;
憧れるのを否定はしません
ですが、ただ憧れるだけでは届きません。届かない憧れを持ち続けるのも悪いことではありません。ですが、それが歪んで妬み、僻みになってしまい、さらにはそれをTwitterと言う全世界に公開されている場でまき散らすのはいかがなものかと。
憧れるのもヨシ、憧れるを目標に変えて、そこに進むもヨシ。現実的な目標にシフトして、着実に手に入れるもヨシ。今の自分を見つめ直して、そこに満足するもヨシ。
ただ、歪むのだけは、自分にとっても、そして恐らく他人にとっても、あまり良い影響は及ぼさないのではないかな、そう思うのです。