今期のアニメでメダリスト、かなり話題になっていると思います。
羽生結弦と米津玄師のMVも凄かったですね。
実際、私はフィギアのことなどサッパリなのですが、それなりに面白いなぁ、と感じている次第。
表現とか演出の巧みさとかはきっとオタクな人たちや評論家がご高説を述べているでしょうから、私は私の視点でw
幼少期からやっていないことのハンデ
これはどの世界でも似たようなモノだと思いますが、幼少期から英才教育を受けた人と、ある程度年齢が行ってから、始めた人では想像以上のハンデがあると思っています。
比較的、その差が小さいのは野球やサッカーだと思いますが(リトルリーグや少年サッカーがあるため)
まぁ、極論言うと、今のご時世でリトル未経験で中学から野球を始めてプロ野球選手になれる人は、割と稀なんじゃないかなぁ、と(なんか、いそうではありますが)
モータースポーツって免許いるよね?
車は18歳から、バイクですら16歳にならないと免許が取れません。
ですが、実は競技では免許いりません(サーキットは公道ではないので、一般的な免許証はいりません。ライセンスは必要となる場合は多いと思いますが)
ですので、バイクであれば子供のころからポケバイ、車の場合はカートをやっている場合が多く、世界選手権で戦えるレベルのレーサーは大抵、免許を取る前からモータースポーツを始めています。
ですが、当然、免許を取る前の年齢となると、自分の収入だってないので、親御さんの理解と経済力が必要となります。つまり英才教育です。
モータースポーツの場合は、通常の習い事に比べて、かかるお金の桁が違うので、余計に親御さんの経済力と理解が必要となります。
昭和の時代では頭文字Dやバリバリ伝説のような峠の走り屋上がりのレーサーもいたでしょうが、国内レースならともかく、海外まで行くとなると、ほとんどいないんじゃないかな(思いつくのは佐藤琢磨ぐらいですかね。あの人、確か、高校ぐらいまで自転車競技やってて、そこから自動車競技に転向したと思ってます。
極端な例でモータースポーツを例に挙げましたが
モータースポーツは割と極端な例ですが(通常は免許を取ってからでないと始められないため、ハンデが大きい)、どのスポーツも似たようなモノだと思います。
フィギアは私はあまり詳しくは知りませんが、ピークの年齢がかなり若い印象があるので、やはり幼少期から始めてないハンデはかなり大きいと思います。その辺、メダリストはリアリティがない、と捉えられるかもしれませんが、ハンデを抱えているけど、今から始めて遅くはない、と言う意味でいのりさんに自己投影してる人は多いんじゃないかな、と思ってました。
意外とSNSを見てると違う意見
SNS見ると、むしろ司先生への言及が多く、『こんな理解のある先生が欲しかった』と。
なるほど、私の場合はその視点はなかったのですが、確かに司先生は
・子供を子供扱いしない。
一人の人間として扱う傾向が強いと感じます。
・ハンデを言い訳にしない
自身が英才教育を受けられなかった、と言うハンデを持つため、自身と同じく英才教育を受けられなかったことを言い訳にしないし、させない。
・親の実績は見ない
親がいかに優れたアスリートであったとしても、子供はきちんと切り分けて指導できるコーチ。親とスタイルが違ったとしても、それをきちんと理解できる。
何にせよ、人間が純粋で素直です。たぶん、指導者としては理想的な指導者なんじゃないかな、と。
確かに『こんな先生が欲しかった』と言う理想の先生ではあると思います。あまりに理想的すぎる、と言う思いはありますがw
こうしてアニメの感想を読むだけでも
色々な視点からの感想が集まる。だから、SNSは面白い。
特にメダリストは自己投影する人が多い作風なんじゃないかな、と思うので、余計に面白いのではないかと思います。
逆に人生順風満帆、何ひとつ挫折を知らない人がメダリストを見てもつまらないんじゃないかな(そんな完璧超人、いるかどうかは知りませんが。