今日はトマトパスタとサラダを作った。
本当は別に作ろうと思ってたものがあったのだが、家にお米が無いので急遽当初の予定から変更したのだ。
こういうときパスタとか麺ものって助かる。お米と違って茹で上がりも早いし。
とりあえずパスタにするとして、何のパスタにするかはその日の冷蔵庫と相談だ。
目についたのは配偶者が先日買ってきたバジル。
「この前タコスやった時に余ったトルティーヤで作ってくれた即席ピザが美味しくて、あれにバジル乗ってたら最高だったなと思って…」と買ってきたものだが、しばらくトルティーヤでピザを作る予定はないし、なんか傷みやすそう。実際ちょっと葉に黒い部分が出て来てる。
よし、これを使おう。でもジェノバソースにするほどの量はないし、そもそもジェノバソースの作り方を知らない。わざわざ調べながら作るのも億劫だし、安直に"バジルといえばトマトだろ"と、トマトソースパスタにバジルを添えることにした。
トマトソースを作るにあたって、トマト缶を使う方法もあるが、ちょうど熟しすぎた生のトマトがあるのでそっちを使おう。あともうカサが開いて生では食べられなさそうなマッシュルームも入れちゃお。
にんにくを包丁の腹で潰し、荒みじん切りにしてオリーブオイルと一緒にフライパンに入れた。弱火でちりちりと揚げ焼きのようにして香りを出していく。トマトもざく切りにして入れて、塩を多めに入れて強火で煮立てる。
その間に鍋でお湯を沸かして、パスタを茹で始めた。
トマトが崩れて液状になってきたら、マッシュルームを入れる。何かお肉の要素が欲しいなと、ベーコンがあった筈だと思って冷蔵庫を見たら無かったので、ウインナーを薄切りにして入れることにした。なんか方向性変わって来たな。
一旦鍋もフライパンもほっといて、冷蔵庫からそろそろ食べ切りたいレタスときゅうりを取り出す。うちの冷蔵庫には「そろそろ食べなきゃいけないもの」が多い。すぐ「安い!」と飛びついて買うからこういうことになる。でも多分一生やるだろう。
レタスをざく切りにして、きゅうりをスライスする。きゅうり一本スライスするくらいの時って、スライサー使うか一瞬考えて結局面倒くさくて包丁で薄切りにすることが多い。今日もそうだった。
レタスを洗ってサラダスピナーで水切りしながら、もう少しサラダに食べ応えが欲しいと思った。また冷蔵庫を見る。そろそろ食べ切りたいセロリがあった。
セロリが入ったサラダはわたしの母の作るサラダの定番だ。よし、わたしの実家風サラダにしよう。でも実家のサラダならあと玉ねぎのスライスも入っていた筈。そういえばこの前買ってまだ使ってないアーリーレッドがあったじゃないか。
という思考を経て、またセロリと赤玉ねぎを包丁で薄切りにした。こんなに薄切りするならスライサー出せばよかったじゃんね。
私は市販のドレッシングを使う習慣があまり無い。実家もそうだった。ボウルに野菜を入れて、オリーブオイル、ハーブソルト、白ワインビネガー、砂糖ちょっぴり、レモン果汁を入れて底から返すように混ぜた。実家風サラダの出来上がり。
ちょうどよくコンロのタイマーが鳴る。茹で上がったパスタをフライパンに移し、トマトソースを絡めた。肝心のバジルを忘れていたことに気付き、慌ててバジルの葉を茎から千切って洗って、火を止めたフライパンに入れてざっとあえる。
パスタを皿に盛って、パルミジャーノレジャーノをゼスターで削りかける。コストコの一口サイズに小分けされたパルミジャーノレジャーノにハマって最近よく使っている。コストコ商品の転売店みたいなところでも買えるし、おすすめです。
これです。
そして出来上がったパスタは、なんだかまとまりのない味だった。不味くはないけど、トマトとバジル、マッシュルームとウインナーがそれぞれ個で成立しちゃってて繋ぎになるものがないような感じ。サラダは玉ねぎやセロリが食べ応えがあり美味しい。香りの強い野菜って良いからね。
まぁ毎日のご飯だから、そんな毎回めちゃ美味しい!って感じじゃなくても良いし、と自分を納得させつつ、配偶者も私もしっかり完食した。ごちそうさまでした。