最近どうも日記をサボりがちになっている。気が向いた時に書くのでもよいのかなぁ。書くこともないのに無理に書いても特に面白くない文になるし。今日はちょっと書くことがあるのに書くのをサボっていただけなので、書きます。
いつものごとく仕事帰りにスーパーに寄ると、珍しいものが売っていた。特に写真左の月山筍。わたしの父が山形県鶴岡市出身で、父自身はわたしが小学校に上がる前に亡くなっているのだけれど、たまに父方の親戚に会いに行ったり、母が父の好んだ料理を食卓に出すことがあったため、父のルーツである鶴岡の食文化には馴染みが多少あった。こしあぶらやたらの芽はその食文化の一部であり、この月山筍は特に、鶴岡にある月山の名を冠した筍だ。鶴岡とは遠く離れたところで見かけたことが嬉しくなり、買ってみることにした。週末に天ぷらにでもして食べよう。
夕飯はセロリとひき肉のエスニック焼きそばと、しょうがの香るトマト卵スープ。焼きそばは調布の製麺所で買ったもの。やっぱり市販のより少しもちっとしていて美味しい。
焼きそばの上にのってるパクチーは自宅のバルコニーで育ててるものだ。なんだか最近、暖かくなってぐんぐん育って来たのはいいのだけど、パクチーらしからぬ細い葉が出てくるようになってしまった。どうやら「とうがたった」状態らしく、このままだと花に栄養が行ってしまうので摘み取った方がよいと。というわけで摘み取った細い葉を有効活用させてもらった。葉は細く頼りないが、香りはしっかりとパクチーだ。
このスープは結構お気に入りで時々作っている。油でしょうがの千切りを炒めて、トマトと塩を入れてまた炒めて、崩れてきたところで水を入れて溶き卵を入れるだけ。塩以外の味付けは無いがしょうがの香りとトマトの旨みでじゅうぶん美味しい。
もうすっかり日々の楽しみとなった虎に翼を観る。別途週末に感想をまとめて投稿した方がいいだろうか。今回は特に、脚本というか、人物の解像度の高さに唸った。男性が自分の妻を不必要に下げる仕草をすることや、女が「根本的にそれは違う」と言ったことに「もちろんあなたたちは特別な、男が"認める"女性だからその対象ではない」と返される、微妙に話が噛み合わない感じなど、リアルでうわうわうわ、と声が出てしまった。また、わかりやすい嘲りや見下しではないタイプの差別意識の描写とか、男性社会での苦しさとか、そもそも人間の多面性とか…。ほんとにすごく上手く描かれていてすごい。どんどん次回が楽しみになっていくなぁ。