花粉やばすぎる。職場でも、いつもはスン…とした人も今日はズビズビしていた。風が強いから花粉も飛散しやすいのだろうな。
わたしは最近頭皮がかゆくて気が変になりそうなのだが、それもどうやら花粉症らしい。勿論毎日お風呂に入って頭も念入りに洗っているが、頭の上半分だけがかゆい。つまり日々わたしのあたまにしんしんと花粉が降り積もっているのだろう。嫌すぎる。
去年の今くらいの時期、東北へ旅行に行ったら全然花粉が飛んでなくて、目の痒みが旅行中だけ一切なくなったのを思い出す。あぁ、今だけ、出来る限り北に行きたい。寒くてもいいから。
心を東北へ飛ばしながら今日の仕事を終え、退勤。帰りに近所のスーパーに寄った。昨日母に貰ったまぐろのお刺身が家にあるので、配偶者から「まぐろたたきがあれば買ってきてほしい。まぐろ丼にする」とlineが来ていたのだ。まぐろたたきを求めて海産物コーナーを眺める。
と、そこでふと目についたものがあった。ぱっと見は生わかめのパックに見えて素通りしかけたが、よく見てみると「生あおさのり」とある。
以前、地方出身の方が「地元のスーパーではこの時期生のあおさがよく売ってたのに、関東に越してきたら全然売ってなかった」と言っていたのを見て、確かに周りで見たことないなと思っていたのだが…まさかこんな突然出会える日が来るとは。これはレアだぞ。生あおさ、食べてみたい。躊躇なくカゴに投入した。
なお、まぐろたたきは完売していた。すぐ近くにある同系列のスーパーにも足を運んでみよう。と思いつつレジに並び会計を済ませようとしたところ…なんと財布が無い。日曜に外出するときに別の鞄に入れて、通勤用カバンに戻し忘れたのだ。
やっちまった〜と思うが、こういうやらかしの経験がありすぎるのでそれほど慌てはしなかった。心の底から申し訳ないと思っていることを全力で表現しつつ、迷惑を承知で「すぐ財布取ってきますのでなんとか…」とレジの店員さんに商品を保管してもらうようお願いして、全速力で自転車を漕ぎスーパーと家を往復。無事支払いを済ませた。本当に、文明と人の優しさのおかげでギリギリなんとか生きているな、わたしって。
もう一つの近くのスーパーに行って、無事まぐろたたきも購入した。さぁ帰ってまぐろ丼とあおさのお味噌を作るぞ。
帰ってすぐ、あおさの下処理から始めることにした。まぐろ丼はすぐ出来るからね。初めて扱う食材なので、ネットで下処理の方法を調べた。まずは塩水で洗うのだな。ボウルに塩水を用意して、あおさのパックのラップを剥がす。この時点で磯の香りがぶわっと広がる。"鼻腔をくすぐる"とかでは足りない、抑えていたものが溢れ出るみたいに強い香りがした。生あおさってこんな…こんなに香るの?!と驚きつつ作業を進める。
塩水の中でわさわさと揺すって、砂などを落とし、ざるにあげて水気を絞って、適当な大きさに切っておく。沸かしておいた出汁にお味噌を溶かし、とりあえず好きなだけあおさを入れてみた。ネットの情報を見る限り、あまり煮立て無い方がいいようなので、とろ火で加熱する。
まぐろ丼は丼にご飯を盛り、お刺身を切ってまぐろたたきと大葉と一緒に乗せた。
あと大根の梅にんにく和え?も合間に作った。どの合間だか忘れたが…。レシピはこちら。
これ、本当に大根1本これで食べられるんじゃないかと思うくらいやみつきになる。みんな作ってほしい。
脱線したが、そういうわけで大根は確実に美味しく出来ているとして、問題は生あおさのお味噌汁だ。パックを開けただけでものすごい磯の香りがしていたが、果たして…
期待をこめて、あおさを口に含み、味噌汁を啜る。
…うーん。結論から言うと、おそらくわたしの作り方の問題でちゃんと美味しく作れなかった。あおさの量が多すぎたせいか、ちょっと磯の香りが強すぎてくどく感じてしまう。あと、とろ火とはいえ少し長く煮てしまったから食感がいまいち…シャキシャキはしてるのだけど何だが半端な食感なのだ。配偶者も同じ感想で、ご飯のおかわりはモリモリしていたのに、味噌汁のおかわりはいいや、と言われてしまう。くそぅ。
ただ、まだまだあおさはある。少しずつ分けてラップにくるみ冷凍した。明日以降リベンジするぞ。なおまぐろ丼については、美味しくないわけがないので割愛する。