ぴゅあくるがとても楽しかったという備忘録。身も蓋も有益な記憶もない、ただの五月雨オタクの感想。双璧を見ると腹から声が出る。
テイスティング公演のときから思っていたが、なによりもそこに江が「居る」のが嬉しかった。ゲーム原作の五月雨江の言葉に惹かれて刀剣乱舞にハマったので、彼が喋って動くところをずっと見てみたかった。ずっと会いたかった、その願いをぴゅあくるが叶えてくれたように思う。
本公演は、実在性が増していた。3D技術や映像演出・ライティングなどは言わずもがな、歌って踊るだけではなく、彼らが本当にそこに居ると思えるような身近に感じられるすていじが、もう最高だった。細かなところで彼らの空気感や実在性が如実に伝わってくる。制作側の作りこみの深さ、原作準拠への意識やリスペクトを感じるので安心して楽しく観ていられた。
各感想
・篭手切はどんな場面でも輝いてくれていた。江の存在を確かなものにするため己で語る物語を、江の夢をずっと求め続けた篭手切が、こんなに笑顔で居てくれて嬉しい。例えそれが野心であったとしても、星のように眩くファンを楽しませる最高のすていじだったのは確かだから。双璧MCで走り込みの話のとき、マイクに乗るぐらい誰よりも強い拍手を贈る篭手切が、あまりにも篭手切で可愛かった。あと流れ星のような恋での「be side you」のとき、稲葉の隣のにっこにこの笑顔が一番大好き。見てるか?すてあく5の篭手切。
・豊前には言いたいことが山ほどある。アンコールの「ほら照れないで」では、松井の頬に手を添えてから人差し指でつんってして松井を照れさせた件について、ちゃんと話そう。戦略的なことは分っかんねえ男が、地でやっているのだから末恐ろしい。Shall WeMCも、豊前等身大エピソードがすごい解像度で渡された。うろ覚えだが、クールさを知るために三人で夜の新宿に繰り出したら豊前がキャッチに捕まり、なんか意気投合して着いていき、歌ってもいいと言われたけれどとりあえず立ってただけでお給金を貰い、それを奉納して帰ったらしい。ツラだけで稼ぐな。いや、Shall Weの威力を見たらテッペン目指せるのはわかるが。
・桑名と松井は曲やダンスもすごい良いんだけど、今回はMCの空気感がはちゃめちゃに好きだ。いろはにMCの「まさか自分が可愛いくまだと思っているのか……?」と会話を断ち切り、わざわざ前に出て桑名に指摘する松井がLOVEすぎる。この二人の普段の空気感がよく分かる。Shall WeMCのとき、バッティングセンターは高速ボールを叩き斬るところではなく、遠くに打ち返すところだと五月雨に指摘されて「えっ?」と驚いてた松井(と豊前)が本当に本当に可愛かった。常識人かと思いきや、確かに『わりとぼんやりさんでおっちょこちょい』なのだと、なんか耕しているひとが言っていたな。ここで伏線回収されることあるんだ。
・五月雨はずっとハイライトのない鋭い瞳が最高だが、ふと感情が滲むのも目元なので思わず声が出てしまう。今回の新曲、Roundaboutの「追い風になって飛ぶよ」のサビ前、瞳を閉じて歌ってる顔すらもビジュが強くて目が離せなかった。忍びらしい体幹というかインナーマッスルのあるダンスで、足さばきが大胆で格好いい。相変わらず口が達者で、根本的には自由。季語を見つけたと言って「うれしいな 犬かけまわる 君のまえ」と、詠んだのが個人的にたまらなかった。君が季語だったらいい、ファンの前にいるあの瞬間に心を動かされていたのなら本当に嬉しいな。
ぴゅあくるの五月雨江は、想いは言葉にしてこそ美しいと思うひとなのだろうと思った。じゃなきゃ、あんなに言葉巧みに人を落として、ズルさメロさの確信犯な説明がつかない。台詞は完全うろ覚えなのだが、アンコールMCで写真撮影『バーン』の後「皆さんの心を撃ち抜かせていただきました」とか、最期まで追い討ちをかける余念のなさは、ほんと何なんだ。ちゃんと死んだぞ。
・村雲はRoundaboutの最後にペアでポーズとるとき、後ろの方で瞳を閉じて身構えるタイミングがあるのすごく良くて。観客に見せることへの真剣さや健気さが伝わってくると言うか。しかも五月雨とポーズを取った後に緊張がとけて綻ぶように笑うのもたまらないよ。わんちゃんたち、ずっと隣に居てくれ。いつも観客側を見てくれる村雲が、五月雨のMCだけは完全に身体を向けて全身で雨さんの話を聞いてる姿も好き。いろはにで耳が七個になる瞬間、可愛すぎて配信を毎回止めてる。
・双璧はダンスがどこか対極なのも好きだ。富田は上半身の動きでコントロールしてる感じ、高く跳ねるのではなく、ステップなどでしなやかに大きく見せる表現が上手くて最高。逆に、稲葉は下半身のキレが良すぎる。ボックスステップで足の踏み込みが特に大胆で、オラついてでも重心が全くブレない。ジャンプの滞空時間が長く可動域が広くて、とてもいい動きをしているよ(cv.富田江)個人的には、富田のスマートなファンサと対照に、稲葉がしばらく指ハートを保った後自らのハートを割る瞬間が味わい深い。仁王立ちの稲葉も解釈の一致、身振りでは感情を伺えない代わりに真摯にこちらを見てくれるからせめて瞬きの回数を数えたもんな。ちなみに何も察せなかったが、すかさず富田が勝手に稲葉のことをバラしてくれる。双璧のことは双璧にしか分からないのだろうか。でもすれ違っていると思うのだろな……。
特に助からなかった曲
Precious→ 涙乾涸→ Shall We…?が、五月雨、双璧に沸いている者にとってあまりにもスパルタ耐久セトリで、ちゃんと死んで置いていかれた記憶しかない。
Preciousの導入は承知しました。メロすぎるため割愛。言葉繋ぎで始まる演出に感動すると同時に、五月雨の呼吸音で私の息は止まるから。ただひとつ言いたいのは、テイスティングのときは「かけがえない笑顔」のところ、相手を思い浮かべ慈しむように眉を下げる五月雨と、嬉しそうに顔を綻ばせる村雲の対照的な表情をしていたはずだ。しかし本公演では、五月雨が顔を一瞬背けたあと柔らかい表情を見せているし、村雲はやや強ばったようにも見える表情で観客に目線を向けていた。おや、心境の変化が……?一生噛んで味わうかもしれん、この差。
涙乾涸と、光と_は本当に観れて良かった。最高のものには最高しか言えないんだ。光と_は歌詞や動きに合わせたライティングが好きだ。真っ暗な背景モニターの中、サスライトに照らされた歌唱には息をのんだ。涙乾涸のマイクパフォーマンスで好きなところ、勿論富田が両手でなぞりあげるのもセクシーで良いのだが、一方そのころ稲葉は片手で静かにスタンドを撫で降ろすような、真逆の素振りをしているところも、大好き。人間には目がふたつ付いているが、左右いっぺんに見れないのだと知らないのか?そのまま続けてほしい。
Shall We…?は豊前・松井・五月雨の回替わり台詞を全部聞くことができて良かった。
「俺に溺れろ」「僕に溺れて」「私と溺れましょう」
あなたのshall we loveはどちらから?私は五月雨江の「私に」ではなく「私と」共に相手をするかのような、言葉巧みな策士から。この男はウインクや投げキスだとかの所謂メロいファンサは一切見せないのに、言葉で的確に相手を落とす術を知っている。狡い。神業みせられたらひとたまりもないので、平静をを保つために、五月雨の下手くそな靴紐をみていることをオススメする。左足の縦になりかけの短い紐は可動域が狭くてぴこぴこ跳ねるのが良いんだ。いや、そんなことはどうでいいから目を背けず、ド強いビジュとアダルトで趣のあるダンスを見た方が絶対いいよ。感情がふたつある。もう、何度観ても冷静に情緒がどうにかなる曲だったことだけ残せればいいわ。
アンコールはず〜っと大変目が足りない♡でもアンコール大好き♡ 五月雨は本当に楽しいのだろうなと思うくらい高くジャンプしては、毎回ドロンする。わん🐾ポーズも沢山してくれて、本当にご機嫌な様子で嬉しかったよ。
アフタートークの覚書
・富田のアフトは初日とは思えない手慣れようで、帰る人は気をつけてね、と遠くを見ながら手を振ってくれる。マジでそこに“居る”のかと思った。回替わりの写真はたしか行きつけの喫茶店に居る一枚。色んな写真を撮ってきた富田だが、これは稲葉が撮った写真らしい。チョイスは篭手切だったか?突然の双璧を咀嚼してる間にも、話は進められる。稲葉は甘いものは好きではない(富田談)のに、チーズケーキのレシピを聞いて作ってくれる(富田談)し、料理を作るのは造作もないけれど料理では天下は獲れん……と言う稲葉。さらっと聞いて処理できる情報量ではなかった。
・桑名のアフタートークはね、本当に笑った。一言一句絶対覚えられないキャッサバの専門的な話だった。面白かったけれど、やはり桑名は自分自身の感想を自ら伝えようとしないのだね。MCとか挨拶でもそう思うことが多くて桑名……となるのだが、ただそこでラフにズバッと問いただしてくれる松井𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼𝓕𝓸𝓻𝓮𝓿𝓮𝓻江
・村雲のアフトは冷静ではなかった。村雲の心情や大切な想いをひたむきに話していた衝撃で覚えていない。村雲推したちが息を引きとる音はしてた。せめて覚えているとしたら、村雲の問い「雨さんは怖くないの?」と「怖いですよ」と、直ぐに返した五月雨が印象に残っている。村雲はその怖さを抱えながら、れっすん中でもめんばーに吐露しないようにしていたのだろうかと。ファンが待ってるのを知っているから「応えたい」「楽しませたい」と思って卑屈にならずに、ずっと努力をしていたんじゃないかと思ったシーンだった。素直な言葉を聞かせてくれて嬉しかった素敵なアフト回だった。村雲に対する五月雨の声もいつものスタンスというか、過保護になったり不安に思うんじゃなくて、村雲の気持ちをただ静かに聞いて支えるような声で良かった。わんちゃんたち、ずっと隣に居てくれ(二回目)
・五月雨のアフトの冷静ではない覚書はこれ。改めて書こうかと思ったが、ここに大体書いてた。
大本命回だったが、Shall We回替わり&MCで五月雨に溺れさせられ、バーンの写真撮影では言葉でも撃ち抜かれ、アフトの最後に心躍らされ、感情が忙しない。
公演後のポストでも頭を揺さぶるのを忘れない。抜け出す…!?え…!!?と迂闊についていけば、朝まで連歌に付き合う羽目になるのだろうか。どういうことですか。テイスティングの影ナレ担当でも「お帰りの際は足元のみならず、背後にもお気をつけください」なんて、心を掴む余韻を残すことがお得意なのを思い出した。あと、なんで大音量スピーカーなのに耳元で喋ってる感じがするんだこの忍びは。床下から天井のみならず居るのか客席に。2ndでは来てくれ客席に。
本公演、奇跡の一週間だったなあ。制作陣がめちゃくちゃ愛情持ってコンテンツを育てて、発信してリサーチして手を尽くしてくれて掴んだ奇跡だったんだよな。本当に感謝したいことばかりだ。江が、皆が、星に手を伸ばしたから掴んだ最高のすていじを一緒に楽しむことができて、私の一生の宝物になりました。絶対に絶対にまた、会おうね。