気持ちのいい朝、気持ちのいい天気です。
近所に住む子が、今日大学入学のためのお引越しに旅立ちました。ここからはそう遠くないらしいので大きなバンを借りて車で行ったようですが、新生活が楽しみだろうなあ。彼の新しい日々がしあわせでありますように、と朝散歩のついでに願掛けしてきました。
自分の大学進学については本当に後悔ばかりで、行きたかった大学にも学科にも行けなかったし、入学式まであと1週間!というときに引っ越し先を決めたのでろくろくな物件もなくお金もなかったため、1年だけとりあえずと説得されて下宿することに決めて……でもエアコン無し、お風呂は共同、はまだしも、お便所はボットン(!)で洗濯機はなんと大昔の二槽式。これわかる世代いるの???っていうくらいそりゃもうなんというか昭和初期のおうち。一軒の普通の民家を無理やり改装しているので、壁は薄くて音は筒抜け、下宿外の人間は全面立入禁止でしたし、家賃は同居(もはや同住)のお婆さまにお渡しするシステムだったので、あこがれのひとり暮らしとはあまりにも程遠く、今考えればだいぶ失礼だったんですが内見で嫌だと言ってわんわん泣きましたよね……。まあ、結局大学時代の4年間は住めばミヤコとばかりにそこで過ごしましたがよく生きてたよな(特にエアコンなしの環境下で)。
つらかったのは友人知人連れ込み禁止だったため、交友関係が限定されたことですが(一度は一緒に勉強するべく連れ込んだことがありますが、お馬鹿だったので玄関に靴を置きっぱなしにして見つかりました、てへ☆)、基本的にひとりで過ごすほうが気楽な性分だったせいで、こちらから行きたい時に友人宅へ乗り込めばそれでよかったし、大学がいくつもある地区だったので図書館は好きなところが使い放題、勉強したければそこに行けばいいし……。
でもあの時に、4年間ずっと下宿ではなく1年でもいいからアパートを借りてひとり暮らしをしていれば、自分でスケジュールを管理したり、金銭面も水道代や光熱費などを考えて工夫したり(家賃に水道代・光熱費等含んでいたのです)、自分で自分の生活に責任を持つことの大切さを学べたのかなと思ったりもします。今からでも遅くはないし、そのためにも2024年度中には”ひとり暮らしプロジェクト”を完了させたいと思っています。
学び直し、についても考えることがあります。本来やりたかったことがやれなかったとか、進学して院に行きたかったのを無理やり連れ戻されたので、それに対する後悔もかなりあって……大学で選択した素粒子物理もかなりおもしろい分野ではあったのですが、やっぱり天文物理に進みたかったな、とか。この先生に教わりたい!という教授がいらっしゃったのですが、東大に行ってしまわれたので、うん、わたしの学力じゃ無理ダナ!と諦めもしています笑。
今学び直す、大学に入り直すとしたら心理学も楽しそうですが「哲学」がやりたいかも。認識が間違っているかもしれませんが心理学はコミュニケーションという大きな枠の中で、自分自身もしくは他者に対して心の状態を知るイメージがあり、自分を知るための心理学と言ってもそれは人と人とのつながりが前提にある、という感じがするのですが、哲学はもっと自分の内側に向いているというか、自分の思考の中に潜り込んでいくイメージがあって。自分自身との対話というか、自分と世界を完全に切り分けたうえで自分と世界(他者)のあり方や存在意義を考える感覚があるのです。
わたしはどちらかといえばコミュニケーションを取ることが難しく感じてしまうので、自己対話をすることで思考を深めてみたいな、と。この辺りはまだまだ知識不足なので、いろいろ認識が間違っているし、イメージというぼんやりした捉え方しかしてないので、ちゃんと調べれば心理学やりたい!になるかもしれません笑
いずれにしても、よく言う「人生やりなおすとしたら?」は大学受験から、が第1候補かな、と思う次第です。大学が来い。