やばくないよ

zuckey
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ソフトウェアエンジニアになりたての頃、Slackのエラー通知チャンネルが光って、ちょっとでもまずそうな状況だとわかったら、焦って「やばいかも!」みたいなことを言って、テンパりながら周りを巻き込んで対応していた。

そういうことが続いたとき、当時のマネージャーは何度か「やばくないよ」と声をかけてくれた。

そう。エラーが発生したら、落ち着いて、ログを見て、影響範囲を把握し、対応すればよい。すぐに対応する必要すらないかもしれない。「やばい」ことなんてそうそうないんだ。

通常の開発業務で周りの先輩方と同じように、難しいことができなかったり、スピード感も出なかったりで無力感を感じる中、そういう緊急時にパッと手を上げて行動することでバリューを発揮できると思い込んでいた。

バタバタと周りを巻き込みながら対応するのは「なんかやってる感」は出るけどうまいやり方ではなかった。

今でもプロジェクトでパツパツになって、なにから手をつけようかと頭の中でぐるぐる考えているとき、「やばくないよ」と落ち着いて、タスクを書き出して1つ1つやっていくことにしている。

@zuckey
Engineering Manager at Studist / Minecraft / Ruby / X: @zuckey_17 / blog: blog.zuckey17.org