スピリチュアリティの4つの位相

Juri
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スピリチュアルという言葉を聞いた時にイメージすることって、人によってかなり違う。あやしい、うさんくさいと思う人もいれば、私のように、自我を超えた霊性として捉えている人もいて、スピリチュアルという概念そのものに多様な意味が含まれているんだと思う。そんでやっぱりスピリチュアルとは?という話になると、ああだこうだと議論が巻き起こるらしいんですね。

そこで、この多義性について、優劣ではなく重点の置き所が違うだけなのよってことを解説するために、わかりやすく整理してくれたN平先生のスピリチュアリティマッピングが納得感あったので共有。

  1. 宗教性:身体的、心理的、社会的にはおさまりきらないある独立した領域として、本来であれば宗教が担ってきたような領域をスピリチュアリティと理解するもの(WHOが健康の定義として設定しているスピリチュアリティはここ)

↑2は1を否定

  1. 全体性:ある独立した領域として区別するのではなく、それらを含んで統合するのがスピリチュアリティであると理解するもの

  2. 実存性:死に直面し切実に体験される個人の内面の最も深い領域としてスピリチュアリティを理解するもの。受け取る側のスピリチュアリティが開かれて初めて伝達される。受け取る側が変わらなければスピリチュアリティは本来の意味を開示しないのだという視点

↑4からしたら3は甘っちょろい

  1. 絶対受動性:生かされているという実感や、すべては繋がっているという実感のような「受動性」として理解するもの。聖なるものにふれ、我を放棄し受け容れる委ねるといった方向転換(内→外から外→内)がなければスピリチュアルとはいえないという視点

ね、おもしろいでしょう。そしてこの後、「我を明け渡すことがスピリチュアリティだ」で終わるのは満足できない私の個人的なこだわり…として先生が語ってくれた5番目が、ほぼ悟りの境地で興味深かった。

  1. 絶対の我:主体性が否定された後に改めて新しい我が立ち上がる。それはその都度おきる。空っぽなところから新しい我が生じる。ここまでくると自分の望んでいることと自然の摂理とのずれがなくなってくる。自在の領域。

先生はこの話は人気がない、ここにくると急にわからなくなるって人が多いんだと笑ってたけど、めっちゃわかるよね。「その都度」ってところがまた…これ聞いてN平先生のファンになった私です。ちょっと雑にまとめちゃったけど、このおもしろさ、あなたならきっとわかってくれるでしょう。

@zuri_chan
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