以前「シールハムスター」をやっている、という旨の投稿をした。
ハムスター活動は今もなお順調で、我が家には信じられない量のシールがある。
各企業の企画担当の熱心な仕事のおかげでこの世界には素敵なシールが次々生み出され、我が家の収納スペースを圧迫している。
……「シール帳」が欲しいな。
仕舞い込むだけじゃなく、シールを持ち歩きたい。手帳のポケットとか、ポーチに入るような生ぬるい量じゃなく、常人離れした量を持ち歩きたい。
「シール帳」がほしい。
ところがロフトに行っても100均に行ってシールコーナーの隅にはノートタイプのものばかり売られている。
それはシールが貼って剥がせるノートであって私の求める「シール帳」ではない。
「シール帳」というのはだな……(懐古厨) 頭に「平成の」とつけた方がわかりやすいだろうか。
ビニールの表紙で、中身はバインダー式で、金具を閉じる時バチンってなるのがちょっと怖いんだ。そのうえで表紙にファンシーなキャラクターが描かれていたら百点満点。あの「シール帳」は今どこにあるんだ。あんなにたくさんあったのに、たった20年でもう影も形もないではないか……
ので、
作った。

材料は以下の4つ。全てセリアで手に入る。
硬質カードケース(A4)
硬質カードケース(B6)※代用可
6穴バインダーケース(A5)
メタルホック(ボタン)
作り方は至ってシンプルで、A4の硬質カードケースを2つ折りにし、真ん中にバインダーケースから剥ぎ取った金具を無理やり装着する。(参考にした動画はこのページの末尾に)
B6のケースを細くカットした両端及び表紙・裏表紙のよき場所にメタルホックを装着する。これだけだ。
あとはサイズの合う6穴のリフィルを買うなり、自分でカットするなりしてシステム手帳のように中身を構築していく。もともと紙を挟むための硬質カードケースなので薄手のものを挟み込んで表紙を作ると良いだろう。
で、できたものがこちら。

好きなポストカードやキャラクター、アイドルの写真でも良いだろう。私は雰囲気を演出するためだけに存在する記憶にない写真こと「アートカードセット(セリア)」を使用している。そのうち足したり入れ替えたりする予定だ。
剥離紙はなぜか入手困難なので100均シールの台紙に穴を空けてセットしている。
メーカーから11月下旬に再販するとのアナウンスがあったので首を長くして待とう。


スナップボタン付きのポケットリフィルでKITTAも持ち運べる。
あの頃の「シール帳」をそのままとはいかないが、平成のレガシーを引き継いで今の自分用にカスタマイズできたという手応えがある。宝箱みたいで良い感じだ。
近頃ではオシャレな感じのビニールのバインダーが3000円くらいで売っているのだが、私はまだバインダーに3000円払える境地に至っていないのでこんなところでいいだろう。というか、当該商品のサイズが個人的には物足りなく感じるのに、同シリーズのリフィルはそのバインダーよりさらに小さくて、機能性とトレードオフのオシャレさはいらないんだよな〜とさえ思う。
だからパッと見では手製には見えない可愛さに仕上がってくれてとても満足している。あとはこれを好きなだけシールで満たしてパンパンにして行くだけだ。
企業の提案に叛逆するハムスターの揺るがない意志を示していこう。
参考にした動画: