AIボイチェンの「ボイミー」をリリースした。
何ができるかというと、声を変換してくれるのだ!(そのまま)
正直、ボイチェンって、ロボットみたいな声とか、ヘリウムガスを吸った声みたいなイメージで止まっていた。
数ヶ月前、音声AIエンジニアとっきー(この間正社員で入ってくれた)に、「試してみてください」と言われて変換された声を聞いて、鳥肌が立った。
めちゃくちゃ可愛い!!!!!
「萌え声」になってる!!!AIでボイチェンすると、こんなに違うんだ....!!!
正確に言うと、変換した声でしょせまる(一緒に新規事業やっている)さんと電話した時に実感が湧いてきた。
めちゃくちゃ喜んでいる。後ろでキャッキャ言ってる。
AIボイチェンは、ただ声の高さを変えるだけではなくて、勝手に語尾が上がったり、甘えたような話し方にもなる。
私が「今日は何してたの?」と言うだけで、「今日は〜、なにしてたのっ?♡」と相手からは聞こえているのだ!!!
「えー嫌だ」と言っても、「えーいやだぁ///♡♡」になる。
...この素晴らしさがお分かりいただけるだろうか。
共感していただけるか分かりませんが、「可愛いこぶる」というのはかなりリスキーな行為だと思っている。小学校になると「可愛こぶってるから」いじめられる。男女関わらず「モテようとしている人」は、冷たい目で見られがちだ。
でも、正直内心は、、モテたい。ですよね。
つまり、モテようとしてはいけないけど、自然とモテたい。なんでか分からないけど、なぜかすごくモテちゃう!を目指したい!!!
...ハッ!

可愛いこぶるのは、AIにさせればいいんだ...!!
このアプリは、AIのせいでしょうがなく可愛くなっちゃうアプリなのだ。
今回はまずver.1でボイスチェンジャーだけでリリースしたけど、それを踏まえると、配信やマッチングアプリなどかなりポテンシャルを秘めた技術だと思う。
ここまで書いてて一つ思った。
ボイチェンを使っている時点で、モテようとしてない?となる気がする。
この構図と似ているなと密かに思っているのが、「お酒」だ。
お酒を飲むと、お酒を飲んでるからという理由にして人に甘えられて、素を出していいことになっている。
お酒を飲んでる時は、可愛こぶっても許されるのだ。
でも、お酒なんて、飲まない方がいいに決まっている。健康に悪いし、可愛こぶっちゃダメなんだから、可愛こぶる理由を自分で作ったらダメだよ、と普通はなるはずだと思う。
じゃあどうしているかというと、自分「1人だけ勝手に飲んでる」じゃなくて、「みんなが飲んでるからしょうがなく」とか言い訳を作って飲む。ゲームをやったり、飲み放題にしたり。
お酒はそうやって折り合いをつけて、グレーゾーンの中で世の中に求められている面白いベンチマークになると思う。
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「#整形は努力」というハッシュタグがトレンド入りしていた。社会全体の美意識はどんどん厳しくなっていて、美的基準の上昇は際限のないように思える。
お酒の例を踏まえると、もしかしたら、「みんながやってるからしょうがなく」声を変える時代は、すぐそこなのかもしれない。今はすっぴんで喋っているようなものだから。
AIボイチェンでは、可愛い声だけじゃなくて、イケボのお兄さんとか、毒舌お姉さんにもなれる。
面白いのが、声が変わると、振る舞いが変わる。声が変わると、自分がどれだけ声に縛られていたかが分かる。
モテたいと表現すると利己的な何かに聞こえるけど、「なりたい自分は自分で選べるんだ」ということが、「声」というものすごく身近なものだからこそ、実感できるきっかけになるのではないかと思う。
(実際に、声を変えると英語がめちゃくちゃ喋りやすくなる。多分日本人というラベルを剥がして外国人になりきれるから?かな)
このクオリティのボイチェンをスマホでできるのは恐らく世界初(?!)なので、正月休みなどでわいわい使ってみてもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです。
AppStoreでボイミーで出てきます。
終わり。
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