何が大事なことで優先しなくてはいけないのかはそれぞれ違う。
ときどき、もっと大事なことがあるのでは。こちらのほうこそ大事なのでは。と自分でも立ち止まることがあるし、判断できなくて考え込んでしまうこともある。やらなきゃいけないことを全部できない・知っているのに何もできない自分に焦ったり怒りを覚えることもある。
勇気をもって、できることだけやるのを選択するのはすごいことだ。
自分以外の誰かが、その優先した選択について「間違っている」ということもある。「もっと、大事なことがあるのにそれをやらないのはなぜか。あなたは間違っている」と厳しいことばを浴びせてくることがある。
わたしは、みんながそれぞれ違うものを選んで大事にするからこそいろんなものがいいほうに行くと考えたい。誰かがわたしと違うものを大事にしている。わたしの大事なものはそっちのけかもしれない、「みんな」と違うものを大事にしているかもしれない。でも「小さなもの」や「とるに足らないもの」を大事にしていると責めたくないし、責められるいわれはない。たくさん集まってちからを合わせなくちゃいけない時でも、自分の大事なものを手放さなくていいのだ。後回しにしなくていいのだ。
全部を気にかけて大事にできない自分を責めることもやめたい。手分けしよう。あなたはあなたで、わたしはわたしで何かを大事にしていこう。