京都市が好きだ。(以下、京都市の話だけど「京都」で文章をつづる)
この「好きだ」シリーズには、がっつり好きすぎて1記事では好きな点を書ききれない好きなもののことは書かないことにしているんだけど、なんとなく京都が好きなことをさらっと書いてみようとおもう。
私は12年、京都に住んでいた。学生時代から初めての仕事、前後2年間の無職生活、病院通い、18歳~30歳の間を京都で過ごした。20代は全部だ。
今日ふと感じたのは、私は京都で仕事してた時に「私は仕事を頑張ってお金を稼ぐぞ」というのを主軸にしていたら、今と全然違う私になっていただろうなということ。会社と上司に恵まれて、私は「仕事より創作活動がしたいから正社員にならない」と誘いを突っぱねてパートタイムのまま働いていたけど、ボーナスも2か月分ぐらい出るし、責任も権限も大きな仕事をやらせてもらってて、わたしさえ本気をだして「仕事を頑張ろう」と決意すればもっと面白いことがいろいろできただろうなということ。
でも私はそれを選ばなかったんだなー。
……で、京都だけど、私は北区上賀茂に1年、左京区一乗寺に11年住んだ。
どちらもとてもいい土地だった。私は今でもまた京都に住みたいと思っているし、だいたい年に1回以上京都に足を運んでいる。大好きな場所だ。
京都のいいところは、新しいものをどんどん取り入れるところ。意外に感じるかもしれない。でも、京都は決して保守的ではない。世間のはやりものや、「これからはこの時代」と感じたものをどんどん取り入れて、「京都のもの」にしてしまう。京都色に染めると言ったらわかりやすいかもしれない。
私は京都で「日本最古のコンピュータ専門学校」に通っていて、その設立は1963年である。2023年は60周年だったそうだ。
京都では、道を歩けば1000年前のものにも出会えるし、「これからくる」最先端のものにも出会える。
私は京都の人たちのそんな「新しもの好き」なところが大好きなのだ。