私はストリートビューを見るのが好きだ。
きっと、世界一ストリートビューを見ているひとにも日本一見ているひとにも全然かなわないとは思うのだけれど、それでもたぶん、他の人に比べると私は結構見ているほうだと思うのだ。
どんな場所をどんなふうに見ているかについては、私のwebサイトのほうににぎやかに100以上の記事を書いているからぜひ見て欲しい。
この記事では、そのきっかけになった「ウガンダのストリートビュー」について書こうと思う。
初めて見たストリートビューは、別にウガンダのストリートビューではない。普通に日本のストリートビューで、家の近所を見たり実家の周辺を見たりしていたのが2007年か2008年ごろだ。
アフリカでも、最初に見たのは多分南アフリカだったと思う。
その後何年か経って、思い立って「ヴィクトリア湖という湖の周辺はどんな場所なのだろうか」と地図を見ていた。そのときヴィクトリア湖沿岸にある、ウガンダの首都「カンパラ」にもストリートビューがあることに気づいた。
カンパラの大きな道路のストリートビューを何気なく見始めると、これがとても面白いのだ。
まず、見慣れない赤茶けた土や植物があり、たくさんの人々が歩いており、無造作に屋外に並べられたベッドやソファ、野菜やドアを売っている露店。干した洗濯物。動物。日本とは全く違う生活感のある風景にまぎれて携帯電話の会社もあちこちにあり、行きかうトラックやワゴンバスにはなんと日本語が書かれている。
ウガンダの街はとにかく活気にあふれていて、人々が確かにそこで暮らしている。私にとっては初めて見るものばかりだった。
何よりも、車の横っ腹に日本の企業の名前が書かれたままアフリカで利用されているのが面白いと感じた。「遠い場所」のつもりで見始めたアフリカで、一瞬にして親しみを感じるものに出会うなんて。
アフリカはどの国でもこういうかんじなのかな。街が変わるとどう変わるのだろう。どんな違いがあるのかな。興味は尽きず、次々いろんな国を見ていくきっかけになったのだ。
だから私にとってウガンダは特別な国である。初めてウガンダのストリートビューを見たときは、まだケニアもナイジェリアもストリートビューを見ることはできなかった。いつかアフリカのほかの国の景色も見たいと思いながら、むさぼるように眺めた「アフリカのストリートビュー」がウガンダだったのである。
※ちなみに、日本語が書いてある車にそのまま乗ってるのは他の国ではそんなに見かけず、たくさん見られるのはウガンダぐらいである。2015年のストリートビューしかないという微妙な古さも関係しているかもしれない。