最近かなりのペースで本を読んでいる。読む量が増えてきたからこそ、改めて自分の読書について見直すきっかけになればと思い、山口周さんの『読書を仕事につなげる技術』を読むことにした。

自分流の読書術は、過去に読んだ読書脳という本をベースにしている。
まず目次を読んで、どこに時間をかけて注力して読むかをあらかじめあたりをつける。そのうえで、ながら見と深読に緩急をつけて、効率よく自分の血肉にする読み方をしている。そして、読んだ直後の理解をこうやって自分の言葉でつらつらと吐き出し、感想文としてアウトプットするようにしている。(最近は、雑に文体も整えず、思いのままを吐き出して、きれいな文章にするのをAIにやってもらっている)
この本を読んで思ったのは、意外と自分の読書術と本書で書かれていることの方向性は合ってるな、ということだった。特に、目次から読むべき部分のあたりをつけて読む方法だ。これは、本の中で語られているパレートの法則に従っている。すべてを最初から最後まで同じ熱量で読むのではなく、自分にとって価値がありそうな部分を見極め、そこに時間をかける。限られた時間のなかで本から得られるものを増やすには、こういう読み方のほうが自分には合っていると思う。
さらに、これは全然意図していなかったが、本を文字通り積み上げ、同時に何冊も読むのは、はからずもやっていた。気分によって読みたい本が違うので、そのときに読みたい本にすぐアクセスできるよう、机の上には5冊くらい積み上げている。仕事で疲れているときに重たい本を開く気にはなれないし、逆に何かを深く考えたいときには軽い本だけでは物足りない。本書の著者は、それを最低でも10冊はやるべきだと語っていた。自分の家は狭いからできないけど、広い家に住んだら、積読用の置き場がほしいな。
あとは、教養本に関しては、本当に読みたい本を読むことが重要であると主張していた。ベストセラー本や有名な本は誰もが読んでいるので、それだけでは差別化にならない。ほかの人に出せない価値を出すためには、好きなニッチな分野を追求することが差別化につながる。さらに、一つの分野だけでなく、複数の分野を複合的に組み合わせるとよい。リベラルアーツという言葉があるように、柔軟な思考力や総合的な判断を身につけることができるようになる。
本書を読んで、自分の読書のやり方はそこまで間違っていなかったのだと思えた。一方で、読んだ本の内容を、仕事や日々の生活にどうつなげるかは、もっと意識していきたい。読むこと自体を目的にせず、自分が本当に興味を持てるものを読み、そこから得た考えを自分の言葉で吐き出し、必要なときに使えるようにする。これからも、そんな読書を続けていきたい。