バレンタインデッキ 2024版

 

始まりました、イベント終わった後でこんな記事を書くなオブ・ザ・イヤー。今回はバレンタインの記事です。

読者の方々はお目当てのチョコは買えたでしょうか?誰かにあげた方もおられるかもしれませんね。私はケチなので他人に食わせるチョコなど端からありません。全て私が食べ尽くします。

今年度のバレンタインデッキを晒し、ついでにVD2024をざっくりまとめていこうと思います。

前回、こんな気取った御高説を声高に書いたわけですが、バレンタインチョコの類も例外なくこれに当てはまっているかつ(チョコの催事なんて大体百貨店かイオンでやってるので、決済方法の心配は特段要らないのでそこはまた別ですが)ある程度「これを買っておけば間違いないだろう」が定まっているジャンルになります。

バイトを始めてある程度お金を動かせるようになり始めた7,8年前頃からコツコツと数粒ずつとかいう貧乏くさい買い方をして(合わなかった時、食べきるのがしんどいから探る時はあんま大きいのは買わないほうが吉ではある)ようやっと最近スタメンの皆様が決まりました。

なので、自分の覚書も兼ねて今回はバレンタインチョコリストについて書いていこうと思います。

 

前置きと目次みたいななにか

 

さて今回は頭痛薬の怠惰セレクションをざっくりと以下の4つに分けて話を勧めていくこととしましょう。

  • 新顔チョコ 2024: 今年はじめて買ったチョコ。ここでVD2024の振り返りは9割型終了です。

  • 殿堂入りチョコ: こちらは毎年絶対に買うチョコですね。

  • スタメンチョコ: 毎年この中から何個か選んで買うな〜っていうライン。

  • 番外編: 絶対に買うとかスタメンラインにはいかないけど良かったチョコ。あと他人にあげるのにいいよな〜というもの。

 

新顔チョコ 2024

パティスリー・ユキノシタ・鎌倉

Mariage au chocolat no.1 マリアージュ・ショコラ No.1

※文字化けしてるが多分公式サイト。

 

まずはこちら。たまたま催事見てて気になったので買いました。これがたまたま鎌倉のお店だったというわけですね。

でも、こちらのお店前から知ってて「あ〜多分あそこのお店かな〜」という見当はついてました。多分合ってると思う。シェフは板橋の名店、マテリエルでも修行された経験があるとのこと(パンフで読んだ!)言われてみれば納得ですね。というのも、HPに写ってるケーキがマテリエルのケーキのかたちに似ているのです。

見た目から艷やかで華やかな印象のあるチョコですね。5個全て味が違ってそれぞれ、バラ×フランボワーズ、キャラメル×ピスタチオ、黒いちじく×ワイン、ピーナッツ×コーヒー、オレンジ×紅茶というラインナップ。なかなかにおしゃれな組み合わせですね。ショコラティエではなくパティシエの視点を活かして作ったチョコとのこと。確かにバラ×フランボワーズなんてイスパハンを彷彿とさせられます。

因みに黒いちじく×ワインに惹かれて買いました。実食して一番好みだったのは、ピーナッツ×コーヒー。ピーナッツの甘さと香ばしさがコーヒーに本当に合っていて美味しかった。バラ×フランボワーズ、オレンジ×紅茶あたりが次に好きかな〜という感じなのですが、香りがものすごくいいんですね。バラならバラの香りが口に入れた瞬間に花開くといいますか。紅茶もコーヒーも同様。これは確かにケーキに感覚が近いな〜と納得しましたね。美味しかったです。ただちょっと値段は張ります。

 

CENTHO キャラメルコレクション4粒入

 

セントーの新作ですね(セントーについては後述します)日本上陸10周年を記念したスダチキャラメルとカカオフルーツキャラメルが新作でした。メヌエットも地味に食べたことなかったので良い機会かな〜と思って買いました。

一番最初に食べてしまったせいで記憶が曖昧。スダチキャラメルは西欧の考える日本(っぽいものを使った)フレーバーってこんな感じだよな〜という感想を抱いたのを覚えています。カカオフルーツキャラメルは美味しかったかも。結構甘め。デュエットは定番品らしい安定した味わい。ただ、やっぱ塩キャラメルに限るという結論になりました。

 

殿堂入りチョコ

CENTHO バレンタイン2024 キャラメルアソート8粒入

 

はい来ました、上で書いたセントーですね。これは誇張抜きで毎年買う、まごうことなき殿堂入りです。

私、実はそこまでこの時期に来る海外の高名なショコラティエのチョコがものすごく好きかと言われるとそういうわけではなくて、行列を作る名店のチョコの美味しさがあんまりわからん時もあるし、なにより海外のチョコにありがちな独特の脂っぽい匂いがするものが結構苦手なんですね。(割と日本のコンビニで買えるチョコって滅茶苦茶美味しいんじゃない?って思ってるまであるかもしれない)と、やっていくと割と食べられるものが限られてくるんですよね。その中でこちらはあの脂っぽい匂いも感じず、ストレートに「美味しい」と思えるような仕上がりになっています。

中身の構成は至ってシンプルで「塩キャラメル」と「スモーキーキャラメル」の2種類が4つずつの計8粒で2500円ほど。見た目の華やかさに欠けるのは否めませんが、昨今のバレンタインチョコの中ではお手頃でなおかつコスパがいいチョコだと言えるでしょう。なにより本当に美味しいんですよ……。

 

塩キャラメルはキャラメルチョコをミルクチョコレートでコーティングした甘く仕上がりになっています。中のキャラメルチョコもねっとりと柔らかく舌触りが良く、まるでキャラメルそのものを食べているかのような味わいです。

キャラメルそのものって言うならば、カカオの風味はそんなにないんじゃない?と思うかもしれませんが、甘いキャラメルチョコの奥から「あ〜これがカカオの香りなんだろうな〜」というトロピカルフルーツにも似たフルーティーな香りも十分に楽しめます。

塩キャラメルはチョコの中でも結構甘い部類に入ると思うのですが、海外のチョコに多い口の中でいつまでも残るようなやな甘さは全くなく歯切れのよい甘さです。

そして「塩キャラメル」を謳ってるだけあって、かなり塩が効いてる。しかし、塩自体は実にまろやかで決して邪魔することない絶妙なバランスですね。主張しつつも上手く調和していると言ったところでしょうか。

前述の通り、私は所謂塩スイーツが好きなのですが、何を怖気づいているのか「あ、今のが塩……?」という具合に塩を全く感じないものも割と多い中で、しっかり塩を感じられるのは嬉しいことですね。

 

次にスモーキーキャラメルはダークチョコレートでコーティングされてるビターでちょっと大人な味わい。塩キャラメル同様、ピリッと塩が効いてます。

こちらはスモーキーの名の通り、塩が燻してあって一口、口の中に放り込んだ瞬間に香る燻されたキャラメルの味と香りがたまらなくいいんですよね……。

こちらは塩キャラメルよりもチョコらしい仕上がりになっていて、カカオの風味がより味わえると思います。ダークチョコレートはどっしりと構えるような深みのある味でカカオの良い渋みが感じられます。それでいて後味はきりっとシャープな感じ。

カカオの香りとしては塩キャラメルが南国系の果物の香りならこちらは柑橘とかそういう方向の爽やかな香りがします。こちらもタイプは違えどフルーティーさを感じることができると思います。

こっちは逆にチョコの話しかしてないけど勿論キャラメルの味もします。ほろ苦い焦がしキャラメルに柑橘の皮を入れたような大人のキャラメルって感じの味がしますね!

スモーキーキャラメルは何回食べても唸ってしまうような完成度の高い味がします。私はどっちも好きなんだけど、すげえなぁ……ってなるのはスモーキーキャラメルですね。本当にいい味がする。

 

スタメンチョコ

シルスマリア オランジェ

 

シルスマリア、生チョコで有名ですね。買ったことある方も多いのではないでしょうか。金無し学生時代に買って最高だなと思ったチョコ。生チョコってやっぱり美味しいんですよ。

一時期催事では消えてて「もうアレが食えないってことですか……」と絶望したもんですが、最近また見かけるようになりましたね。でもシルスマリアは桜木町の駅前に実店舗があります。そこに行けば解決なんだけどね。

シルスマリアって竹鶴とか使ってるお酒のチョコが結構人気というか印象深いイメージが有るのですが私は圧倒的にオランジェです。シルスマリアのオランジェはオレンジの香りがいい。オレンジってそもそもチョコと滅茶苦茶相性いいし間違いないんですよ。

初めて買った時は未成年だったので飲めなかったんですけど、今ならウイスキーとか飲みながらつまみにするのもいいな〜と思うようなチョコですね。

 

イル・ド・レ フルール・ド・セルショコラ

 

イル・ド・レは昨年日本上陸したフランス西部のレ島のショコラブランドですね。

ここの何がいいって、レ島で塩フルール・ド・セル(塩の花)を使った「塩チョコ」を売りにしてるところですよ。上でセントーのキャラメルアソートを挙げた通り、私「塩」好きなんですよ……。

5種類あるけど何食べても美味しい!そして5粒で1000円、つまり200円/個とこの手のチョコにしてはかなりお手頃!いや、破格と言ってもいいかもしれません。(ユキノシタのチョコは大体1粒600円弱ですからね)それで美味しいんだからもう言う事ないでしょう。

義理チョコ自体は廃れつつありますが、ちょっといい感じの義理チョコにも使えそうだと思います。

 

VANILLABEANS ショコーラ

 

これは職場のバレンタインバラマキでおこぼれに預かったら思いがけず美味しかったやつ。あと確か、VANILLABEANSも横浜のお店だった気がする。

これはチョコサンドですね。因みにセントーもチョコサンド出しているのですが(昨年食べた)チョコサンドはこっちのほうが好きかな〜。ガトーショコラのパリトロもあるんですが、私はショコーラ派。

1個でかなり満足できる。チョコ4粒くらい食べたのと同等の満足感。クッキーも美味しいし、中の生チョコのとろけ具合が何と言っても最高。

チョコが好き!っていう人ならこれ嫌いな人あまりいないんじゃないかな〜。これと次の円はこども人気もかなり高そう。私がこどもだったらお中元の文明堂カステラ並に嬉しかったと思う。 

 

es koyama 円

 

神戸の方にあるエスコヤマが出してる円。これはサブレの上にチョコレートコーティングが施されてるサブレ。

昨今色々ありましたけど、不買運動などについては基本懐疑的な立場だし(そういう活動に)興味はないので普通に買います。

これ本当に美味しい。油断したら一気に全部食べちゃいそう。まず土台のサブレの口当たりの軽さがいい。そこにかかってるミルクチョコレートがまた「昔食べたミルクチョコレート Lv.100」って感じのストレートな美味しさと上質さがあってたまらない。

サブレが主体なので、チョコ食べるけどバレンタインに狂うほど好きってわけじゃないよ〜って人にも向いてると思います。兄弟とかにあげるならこれかも。

 

番外編

es koyama SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY

こちらもエスコヤマ。これはコレクションですよね。ランウェイ歩いてるチョコ。

今年は買ってないのでレビューできないですが、自分で贅沢に食べる向け。あと相手が結構舌肥えてる相手ならこれ渡しておけばいいと思う。

 

VANILLABEANS タブレットショコラ

 

これはショコーラと同じところが出してる板チョコですね。

たまたまリンク先はルビーなんですけど、カカオに凝ったやつとかピスタチオとかいろんな味があります。1枚648円で見た目も可愛いので、友達とかにわ〜っとあげるのにはもってこいだと思います。味も美味しいし。

 

ルタオ ロイヤルモンターニュ

 

ルタオですね〜。知ってる人も多いと思うんですが、紅茶味の生チョコです。

金欠学生時代のVDの思い出はロイヤルモンターニュと共にあるかもしれない。というのも9粒918円(昔はもうちょい安かった気がする)という手頃さ。

安いからと言って侮ることなかれ。生チョコは口溶けがよく、紅茶の香りをふんだんに楽しめます。紅茶系チョコの中でも

 

ロイズ 生チョコレート

 

言われずともみんな知っとるがなって感じだけどロイズの生チョコ。ビターが好きです。

いや、ロイズってなんだかんだ美味しいし量多くてコスパいいんですよね。これも金欠学生時代御用達チョコだった。酒飲むようになってからはこっちのほうが好き。

 

終わりに

 

また超大作になりました。中身ほぼNAVERまとめなのにな。

今のところこんな感じのデッキですね。本当にセントーのチョコで何文字書いたんだって感じなんだけど、アレだけは本当に一回食べてほしい。それくらいおすすめです。

催事場についても少し触れておくとしましょう。催事場はまあ割と毎年バラバラです。新宿伊勢丹のサロショは混みまくってて痛い目見まくったので基本行きません。あそこはトップ・オブ・ガチ勢向け。整理券制とか言われるとやる気を無くすタイプです。そこまで気力のない私はふらっと適当な催事に潜り込んで買います。

他に気になってるのはメゾンカカオの生チョコクッキー。エスコヤマにも生チョコクッキーあるらしいのでそっちも気になる。あとこれ美味しかったですというものを教えてくれたら来年食べようと思います。では、おしまい。