君はもうユニコーンオーバーロードをプレイしたか②

前回からちょうど20時間プレイしたようですな、殿下。総プレイ時間40時間になったところでプレイ日記を書くことにします。

前回の記事はこちら


現在はバストリアスを9.5割終わらせて、アルビオンを50%ほど踏破したところです。もう少しで終わってしまう! その前に親密度会話を回収したり、フィールドのお楽しみ要素を消化しなければ……と奔走しています。

そして、そう、「乙女の指輪」を渡してガレリウスに挑まなければ! 物語も中盤、ラストに向けてがんばるぞ! 以下からネタバレです。

エルヘイムでの出会い

ユニコーンオーバーロードの事前情報から、エルフの国「エルヘイム」に行くことをずっと心待ちにしていました。いつの頃からかは分からないのですがエルフ種族が好きで……。エルフも好きですが、どちらかといえば長命な存在自体が好きです。

だからアルチーナにはめちゃくちゃにされました。

アルチーナ、公式サイトでは「敵の女幹部ね」という印象だったのですが、ゲームプレイ中に「ヤーナの師匠」という情報が出てから流れが変わりました。ヤーナは高齢キャラ。その師匠ということは……なるほどね。

でもそこまでやっていいとは言ってないだろ!! アレインの祖父である王様に仕えてた宮廷魔術師ってなに!? しかもアレインに激似だからアレインに王の魂を降ろして自分も別の体に転生してまた二人で生き直したいみたいな、それ、なんですか? 私好みの設定をこれでもかと積まれてエルヘイム編はずっと気が狂うかと思いましたし、実際狂ったようにスクリーンショットを撮りました。

そもそも「宮廷魔術師」なんて設定を令和で聞くことになるなんて思いもしなかったし、本当にありがとうございました。ユニコーンオーバーロードは神ゲーです。

ジェラールが結構奔放なタイプの王で、でも旅を踏まえて成長して剣聖って呼ばれてて、アレインよりちょっとだけ自由な感じで、最後にはアルチーナを庇って死ぬのはできすぎだし、それをアルチーナがやり直すためにゼノイラに与したっていうのが……ちょっと……令和にそんな大人のお子様ランチ食べていいんでしょうか。正直ものすごく嬉しかった。私は死んだ人間に執着して後を追う(死ぬのではなく)人間が好きで、それがなんか……アルチーナって長命種でぇ……いっぱい生きててぇ……もうなにもわかんなくてぇ……ついでに言うと水属性の魔女でぇ……(水属性も好きです)あと能登麻美子でぇ……

これはルノーのおもしれー男ノルマ。

仲間になってほしかったのですが、アルチーナはそのまま死んでいってしまいました。ガチで悲しい。アレインで上書きしてやりたかったのに。

ここで顔が出てきたジェラールですが、王の墓所に出てくるけど、イレニア様が出てこないのは本当は生きてるとかなのかな? と思ってます。敵として出てくるか、誰かに降霊されてるから魂が縛られていて墓所にいないのか……。私がヴァルモア将軍だったらイレニアを敵にするか、イレニアを殺したあとその魂をなんかどっかに入れて戦わせるなぁ。

エルヘイム編、おもしろかったです。アルチーナも好きでしたが、敵将軍のゲイリーの死に様もかなり好みでした。最後は同士討ちだったけど彼なりにも信じる、というか仕えるべき記憶があったんだというのが。過去にしかなかったのが悲しいですが。

バストリアスという雪国

どんなゲームでも雪国は好きです。故郷を思い出します。生まれ育った土地だから雪国に対しては愛着も湧きやすいですし、吸ったときの空気のつめたさもわかる。

だから本当にもう、この画面の美しさに驚きました。雪国、綺麗すぎる!!

クラス図鑑でずっと雪国を眺めちゃうくらいには綺麗だと思いました。もちろんエルヘイムの木漏れ日の表現も、ドラケンガルドの太陽の表現も、コルニアの草原の表現も素敵だと思いましたが、雪国、特に夜の空気感がとてもよかった。

バストリアス編ではユニフィとライオンさんの種族クルクルがびっくりだったよね。なるほど……と思ったし、あの話をアレインが聞いていないのも良いと思いました。ユニフィたちの会話もさらっと流れていったし、ユニコーンオーバーロードはそういうさらっと重要なことを話すのが好きです。群像劇っぽい。

アルチーナの降霊術のあたりとかも「それもっと大々的に言わなくて平気?」ってなるくらいスーと流れていったよね。ヴァルモア将軍が急に人が変わったことにも説明ついちゃってるじゃん。

冒頭で「バストリアスは9.5割終わっている」と言いましたが、0.5割はあの……バストリアスの真ん中で両軍を相手取ることを想定された面倒な戦闘です。レベルを上げて物理で殴ろうと思って余しています。

こちらはぜひ見ていただきたいエルヘイムのエッチメカクレモブ女性です。

お金がない

ユニコーンオーバーロードは解放軍のおはなしです。解放軍というのは人がたくさん集まるので、食費がとてもかかります。なにを隠そう宿屋での食事は親密度がアップするので、できるだけ親密度会話を見たい私としてはいつもいつも宿屋でご飯を食べさせています。

なので

食費が

かかるんです!

これすごいよね、メインディッシュが真ん中にあって、サイドディッシュ3品はランダムで変わる仕様です。サイドのランダム性も楽しいし、なによりメインディッシュの美味しそうな表現といったらない! こういうのを「ヴァニラ飯」というらしいです。

3回ボタンを押下すると完食するもので、押下毎にキャラクターがランダムでセリフを話すのも良い演出。こちらの想像力に風景を任せてくれるゲーム好きです。

ただ、同じキャラクターで何回も食事を行いたいときに「前回と同じメンバーで食べますか」とか、そういう選択肢が欲しかったなとは思います。私のように連続で同一メンバーに食事させる想定がされていないのかもしれません。でも5人用料理のときに5人を1人ずつピックアップするの面倒くさいよ~! みんなは面倒じゃなかった? 私はすごく面倒だし、1人選ぶごとにもう1人を忘却して別の人を選びそうになります……。

前回と同じメンバーで食べる、のフローは煩雑になりそうなので、最初に「このメンバーでn皿食べる」って料理数が選択できればよかったのかな。

でも、料理がぷるぷるしながらなくなっていく光景はとても良いよね。

親密度会話のよさ

前回でも触れたように、ユニコーンオーバーロードには「親密度会話」というキャラクター同士のミニストーリーがあります。長さはキャラによってまちまち、内容もキャラによってまちまちです。クロエやレックスなどの初期メンバーは親密度会話が用意されているラインナップが多く、その他は大体5~8個くらいになっているように見えます。この差はなんなのか。真面目に検証したことはないので、私は単にキャラの深堀り……というよりワンシーンくらいの心構えで眺めています。勲章ももらえるからね。

とはいえグッとくるシーンは多い。

ただ共に戦うだけでも性格は見えてくるものですが、親密度会話だと戦闘以外の日常が垣間見れるので楽しいです。特にイシリオンなんかは斜に構えたクール系、なのですがエルヘイム勢のなかでは年下らしく可愛がられている様子が伺えます。これで末っ子属性なんだ。かわいい。リナラゴスのことリナって呼ぶんだ。かわいい……。

その他に印象に残った親密度会話をいくつかピックアップすると、最初期に仲間になってくれる傭兵のオーバンとか。遺跡のある湖畔でふわっと夢の話をしてくれるのズルいと思いました。

親密度会話は「この人たちで会話あるんだ~」という組み合わせもあったりして、親密度会話ラインナップを見ているだけで楽しいですね。

……。

君はもう殺意マシマシ少女「タチアナ」に出会ったか

そのとき電撃が走った。あれ!? 変化球来たな!? それがタチアナだった。

出会いはコルニア地方、石板巡りをしていたときに「見つけてない石板あるな」と気付いたことがキッカケで、なぜか行き余していたジスランのいる砦を攻略。陰気なペストマスクの女の子がいる! そんな気持ちでいたらマスクを外した顔がド好みだった。しかも性格も最高にクールだった。

ユニコーンオーバーロードで仲間になる人たちはみんなとてもいい子で、ゼノイラの支配から解放されたい! みんなで頑張ろう! という意思のもと加入してくれるキャラクターが多いのですが、タチアナは違ったのです。「どこへ行くにも自由なら、とどめを刺すためについていく」。そんな毒を差し込まれたら毒されざるを得なかった。一本気で洗練されたストーリーのなかに悪意が混じったことでより彩り豊かになった解放軍。私の視界もバラ色です。

でも解放軍にはいろんな人が必要だと思うので、タチアナのような女の子も自軍に迎えるアレイン。会社ってそうだよね。いろんな人がいなきゃ回らないもんね。

でもこれは口説き文句すぎるんじゃないのか!?

初見のとき狼狽してしまって、これが親密度会話1なら3はどうなっちゃうんだよ……。と夜も眠れず悶々と過ごしたものです。地図を確認すると、親密度会話3が発生するのはどうやらアルビオン。順当に進めるなら結構先のことでした。本当にずっと見ていてくれるんだ……という気持ちでアルチーナを撃破し、バストリアスを乗り越え、

ついにタチアナの親密度会話3を見ることができる戦闘を開始。親密度会話3を見なければ乙女の指輪を渡すことができなかったのです。ここまでやけに長かった気がします。でもようやく、ようやく……

結末はユニコーンと乙女のみぞ知ることですな、殿下。