文劇8感想(感謝感謝大感謝エディション)

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公開:2025/5/22

考察や勘繰り等はなく、脳みそ直結の「あ~!楽しかったな~~!」パートのため、感謝感謝大感謝エディションとしています 小難しいバージョンはまた別の機会に

【全体の感想】

・テーマの刺さり度💮

・白さんもとい詩人を主人公にするのであれば翼賛詩歌の話は絶対に見たいテーマだと思っているので、文劇の年々尖りゆく表現で見ることが出来て良かったです

・好きな演出ランキングベスト3、①歯車のように回るセット ②旭日旗風の照明 ③大本営発表ラジオ

・大本営発表ラジオ、戦局が極まるにつれて詩人達(白さん、青年)の言葉が無機質な言葉に上塗りされている感じがあって個人的に好きでした

・前回が刃多め+切った張ったの大立ち回りだった分、今回は演劇要素多め+青年とファ博士のオリジナルエピソードによって違う味わいがあり、良い

・そして今回はブルズさんのお召し換えが多くて眼が嬉し……忙し……嬉しかったです あれで8人しか居ないのは、すごいを超えて最早恐ろしいまである

・カーテンコール撮影会は観るサウナだったので次の文劇でもやってくださいお願いします

【世界観系の感想】

・正直どこからどこまでが入れ子なのかが未だによく分かっていません ファ博士は実在の𝐠𝐨𝐨𝐝 𝐀𝐥𝐜𝐡𝐞𝐦𝐢𝐬𝐭かつ物語の登場人物ということで良い……?時の歯車のところでめちゃくちゃ斬られてましたがご無事ですか?

・メフィストフェレスが信用できない語り手すぎて、今回開示された事柄のどこまでを信じるかも疑わしい

・そして何より、ファ博士の錬金術(武器種・本)が便利すぎてそちらに興味を持っていかれており……術による拘束って概念体以外にも作用するの!?

・文アルの錬金術は0→1ではなく1→1'の等価交換方式だと思っているので、全ては虚無!の考えだと研究はとても難航していたのではないでしょうか 前向きになって良かったですね……

・それはそれとして、ファ先生の希望虚無絶望理論に則ると、メフィストフェレスも「希望(1)と絶望(-1)の相転移、その感情から変換されるエネルギーの総量は予想以上のものだったよ」とか言い出しそうで怖いですね、あれなんか既に似たようなこと言ってませんでした?

・錬金術と文学を組み合わせることで概念(原作ゲーム的に言えば「正の感情エネルギー」?)を増幅することができるみたいな話、一歩間違えば「虐〇器官」みたいなこともできるんですかね それは……それで……⤴︎︎︎

・上記を楽しめる方は、詳細は伏せますが「ank : a mirr〇ring ape」も読んでほしいです(ゴア表現が大丈夫であれば)

【登場人物の感想】

<白さん>

・「人々を地獄へ導いてしまった」という罪の意識、そしてその罪を贖うために、自分や自分の言葉を信じた全ての人々を背負って戦う覚悟、全てが国民詩人の器すぎる 白さんの強さはいくらでも盛っていい

・繊細+優美な文劇白さんについて、役者さんは折に触れて「自分とは違って優しい」と言ってましたが、ご本人の面白暗黒面は原作白さんに近いのでは?

・好きなシーンは夢の中で人々を避難させようとするシーンです ブルズさんを敢えて使わずに暗闇の中でもがくさま、盲目要素が入っているのか……?

<tkmrさん、iskwくん>

・文劇7から男前が留まることを知らないtkmrさん、今回は個人にフォーカスされた深堀りが本当に良かった 正気故に仲間に銃を向けるシーンが本当に好き そこで“狂えなかった“からこそ彼は晩年苦しんだわけで……

・動きで言うと、メフィストフェレス(悪魔)に銃ごと腕を持ち上げられているシーンが好きです あれはさぁ……良くないよ……👏

・そして輝くiskwくん、当時を知らないからこそ友人への慕わしさのみで終始寄り添える温かさ!そして文劇7に引き続き、仲間を物理的に励ますバフが強すぎる

・公演を追うごとに声にドスが効いていて役者さんのすごさを実感しました

・文劇🌙トリオの“サークルのダチ“感、対弟子や対後輩相手では見れない一面でとっても良かった

<ヘルン先生、博士、青年>

・初登場のヘルン先生、無くてはならない人材すぎて良かった……文劇出演3作目くらいの風格があったので今後も是非出ていただきたい 個人的に自作の登場人物に対してまさにイメージ通り……!ってしているのが新しいパターンでかわいい

・ファ博士はスポットライトの下の姿があまりに美しすぎて感激してしまった そもそもあの髪型が似合う時点でまず只者ではない あの耽美なルックスで錬金術を使う時の声が結構体育会系なのも好き

・青年は“怪演“という言葉がぴったりの演技で慄きました、役者さんって本当にすごい……鞘を持ちながら戦う武士スタイル、居合い風の殺陣が唯一無二すぎてとにかくかっこ良い!あと喉がパワフルすぎる

<クメチャン、㉟>※贔屓目込

・クメチャン、文劇5の純文学バーサーカーに比べ、大衆小説作家としての一面がクローズアップされている印象が強く、器用貧乏っぷりを遺憾なく発揮しておりとても良い

・純文学モード、大衆小説モードを経てきているので、次こそは通俗小説モードとして悪友とグラスジョッキで乾杯キめよう🍻

・文劇5は「aktgwにとっての罪の擬人化」「aktgw視点・完璧で究極な偶像(アイドル)」みたいなところがあったので、恐らく文豪クメマサオとしての本来の姿はこっちなんだろうなと

・そして文アニに続きステゴロ◎としての実績を着々と積み上げているのは流石としか言いようがない 刃を持った方の手で侵蝕者を殴り、国民詩人をグーで殴り、隙あらば裏拳をかまし、tkmrさんに止められる男

・「神の如く弱し」が過ぎて、感傷モードからいきなりスンッとするクメチャンが大好きなので(……)、カンニキのことを「余計な事をする人だよね……」などと宣った時に笑った その場に当人が居たら肩パンで済まされるか危ういライン

・手記(偽)のシーン、「君には才能がない」や「実は君を見下していた」の方が効きそうなのに、シンプルに「君を恨んでいた」は大分手心ない?と思ったら普通に激凹みしていたの、正直かわいい奴め……と思いました

・未完作品くん(仮)を㉟と双筆介錯するシーンは覚醒の姿っぽくて良かったです(役者さんが低音ボイスなのでそう感じたのかも)

・文劇の㉟、人格者かつ天真爛漫、さらに役者さん効果なのか気品や儚さもあるという天下無双っぷり 野良猫と家猫の良さを併せ持つ最強の存在

・文劇5のポ様に次ぎ、大衆小説の魅力について語ってくれるポジションなのが“大衆王“を感じて良かった ここで指環(刃)テキストをひとつまみしましょう オタクは泣いた

・中身が猫の犬(クメチャン)と中身が犬の猫(㉟)の陰陽コンビ、舞台両袖コンビとしてかなり好きだったな……オタクは早く「ク↓〜メェ↑〜〜〜」をおかわりしたいです 何とかなりませんか そこを何とか

【その他】

・たわ(声のご出演)の言動については(良い意味で)引っ掛かりを覚えたところがあり、世界線の差異やら考察やらが絡まってくると本頁ではまとめきれないので、また改めて書きたいです

アーカイブが生きているうちに、必ず……!(舞台袖へフェードアウト)

(5/25追記)書きました→https://sizu.me/chill_be/posts/twtms28wor6r