モーニング娘。'25を見た!

chinu
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公開:2025/11/5

行きました!

信じがたいことに昼夜2公演ある。私が行ったのは昼公演

完全に異文化交流でおもしろかった。参戦が決まったときから予習に勤しみ、緊張の面持ちでこの日を待っていたのだ。勤しむ様子は記事にもした。

↑戦争に勝ててよかった! チケットは完売だったそうです

本当にみんなペンライトを持っていた。9割以上持っていたと思う。何本も持ってる人も多い。私も何食わぬ顔をして持ったが、振り慣れないからキョロキョロしながらのスイングだった。

意外だったのは女性客が多かったこと。周りがほとんど女性だった。あとで彼女に聞いたところ、1階(主にFC会員)は男性が多く、私がいた3階(主に一般)は女性が多いようだ。全体としては男性が多いと思う。コールの声が野太かった。

とにかくパフォーマンスがすごい! 現地で見ると迫力が桁違い。みんなダンスが上手い。みんな歌が上手い。高低差のあるステージを難なく駆け回り、複雑なフォーメーションをしっかり決める動きはもはや芸術。プロの職人の技。

ファンサもすごい! ソロパートの最後、ファンをバチっと見て笑顔を決める。あんなのされたら好きになっちゃうだろ。ずっと二次元の女を見て生きてきたから、この強烈な実在性みたいなものにかなりショックを受けた。生身の人間ってすごい。あまりにもリアルだ。

推しをどうしたのかの話をする。もう本当に散々迷った。もはや外見では決められないから性格が出やすい企画動画とかも見た。直前まで悩んでいたんだが、最終的に牧野真莉愛さんに決めた。メンバーカラーはピンク。

公式サイトより。抜群のスタイルと美貌で目を引く

背が高い女が好きなので外見で気になってはいたんですが、決め手はとある企画の動画で圧倒的なコメント力を発揮していたこと。言葉の選び方が綺麗かつユニークで感心した。言語化が上手い女はいい女だ。野球が好きで、野球雑誌のインタビューを受けたりもしているらしいから、そのへんで培ったスキルなのかもしれない。

とはいえいったんはペンライトを振るために決めた、推しとはまだ呼べない存在だ……と思っていたんだが……。

ピンクを振っていると、自然と牧野さんがどこにいるか探すようになる。前面の大きなディスプレイに抜かれると、その動きから位置がわかる。目で追っているとだんだんほだされていく自分を感じた。これは完全に、単純接触効果だ。脳のバグだ! あぶないあぶない。

コンサートが終わってメンバーたちが「ありがとう!」と会場の四方八方に向けて丁寧に手を振る。こちらもペンライトを振り返して応える。すると突然、牧野さんが明らかに3階を見上げて大きく両手を上げ、手を振った! 反射的にペンライトを持つ腕が上がった。今日イチのテンションでワーと振った。大量のうれしさと満足感が押し寄せてきた。

ああ! これか! この魔力に魅了されてみんなハマっていくのだ。「とりあえず」のファンをも絡め取っていくのがプロのアイドル。さすがです。私がちょろいだけの可能性も全然ありますが。

結論、思ったよりものすごく楽しめた。正直なところリアルなアイドルの現場を楽しめるか不安があった。少しでも楽しめるよう努力してきたつもりだが、これまで三次元の存在にどうも思い入れを持つことができなかった私、どうだろうなと思っていた。めちゃくちゃ楽しかったです。曲も全部よかった。MCもコンパクトながら面白くて可愛かった。牧野さんがラスト曲直前で謎のショートコントをしだして情緒が不安定になった。でも歌い出すと美女なんですよ。卑怯だな……。

個別グッズを買おうか迷ったんですが、まだそのときではない……と見送った。この決断には賛否両論あるでしょうがいったん許していただきたい。次行ったら買うことでしょう。

ところで、一緒に行った彼女と共通の友人は別の席(ファミリー席を当てたのだ)で見ていた。布教が刺さり倒したこの友人、弓桁 朱琴(ゆみげた あこ)さんというメンバーにハマってTシャツとタオル2種、アクスタまで買っていて強かった。勢いよく沼にスピンダイブしていくオタクの美しさを見た。

公式サイトより、弓桁さん。ダンスがキレッキレ。常にハイテンションでよく喋る変な女でもある

せっかくなので居酒屋で感想戦、のちに帰宅してさらに感想戦。これがいま思いかえすとかなり空中戦の様相を呈しており、

友人:とにかく弓桁さんの沼に落ちている。しばらく上がってこないであろう。喋る内容が弓桁さんの素晴らしさ95%、初めてのコンサート体験の興奮5%という感じ。

彼女:初体験の人間ふたりが充分楽しんだことに満足している。特に友人が沼に垂直落下したことが面白くて仕方なく、弓桁さんの映像を見せまくってオーバーキルしつつ、手持ちの映像ソフトを貸しまくって布教も欠かさない。

私:異文化に触れられた興奮と新しい沼への恐怖で身動きが取れなくなっている。下手なことを言うと矛先が変わって殺されるため「すごかった。楽しかった」を連呼するbotになりつつ沈みゆく友人を尊敬と畏怖を込めて見つめる。

という感じで、みんな自分の欲望だけで喋っていた気がする。私は保身に走っている。強すぎる光で目が眩んだ人間たちの会話。アイドルって人を狂わせるんだな……。

ぜひまた行きたいです。いい経験だった!!

感想戦のようす

@chinu
のんびり日記を書くよ