住まう場所に求めるもの、安住の地と終の住処を探し始めている

ficas
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引っ越しを考えている。次に住む場所は関西方面ということだけは決めている。それ以外は白紙である。

今の職場はありがたいことに、在宅勤務ができる環境だ。出社も月に1回あるかないか。関西方面にも支社があるので、気持ち安心感もある。生まれ育った地域に戻りたい気持ちにはふたができなかった。数年がかりで思い続けていたことを、2024年に実現したい。

もともと住む場所に強いこだわりはない。住めば都精神で、それなりに毎日楽しく暮らせていた。その中で、こういう場所に住めるといいかもという要素が見えてきた。住む中での経験を通じて見つかったものだ。

静かで民度が高く、住まう上でストレスのない環境がいい。2つ前に住んでいた場所で、1度だけコンビニの列を並んでいるときに絡まれたことがあった。おそらく相手は酔っぱらっていたのだろう。難癖をつけられて、列に割り込まれてしまった。こういう人がたくさんいる場所は嫌だ。

自転車や徒歩で中心地に行きやすい環境もいい。過去に住んだ住居は、各駅停車のみ泊まる駅だった。にもかかわらず、最寄りの栄えた駅に自転車や徒歩で10分くらいでいける。そこにはユニクロ、ニトリ、無印良品、DAISO、飲食店など、生活に必要な店が一通りそろっていた。そこからたった一駅離れるだけで、平穏な環境に戻ることができた。

マンションなら、ごみ捨て場所がきれいで管理されていることを望む。ものを溜め込みたくない性格で、ゴミはすぐに捨てたい。ゴミ捨て場は民度がもろに出る場所だ。分別されていないゴミがあると、他人に対する配慮がないと感じてしまう。そういった小さな違和感を持ち続けることが精神的によくない。ごみ捨ての管理がしっかりしている環境を求めてしまう。

静かに、平穏に、淡々と暮らしたい。ただし、都市の恩恵もそれなりに受けたい。これらを両立する住まいの環境を探している。この引っ越しを済ませて戻りたかった関西に戻った後は、そこで暮らしを続けて、ずっと暮らし続けられる環境と住居を見定めたい。

まだまだ人生長いが、折り返し地点の前後に来てしまったような感覚はある。その感覚が、終の住処と安住の地を探し始めるという次の行動を誘っていることは間違いない。