Loop 105-106
灰の双子星プロジェクトを追いかけるのに疲れてしまったので、今回は量子知識の塔を目指してみる。
塔の屋上から、偵察機ランチャーを使って内部を入念にチェックした。階層間の移動手段として設置されているのは、巨人の大海の建造ヤードでも見た重力壁だ。しかし半分以上がすでに崩れ落ちている。他に移動手段はなさそうだ。
湖底の洞窟のように、塔のかけらに乗ってみる。観測をやめるとどうなるか。暗闇にはできないし、目を閉じると瞑想・THE ENDなので壁ににじり寄って何も見てません風を装う。シュールだ。当然だが何も起こらなかった。
量子知識の塔の正規の入り口に向かった。やはりジェットパックで届く高度ではない。階上と入り口を結ぶエレベーターの経路に途中で降りられそうな地形があったが、降りても何もなかった。
酸素が残り少ない。一度地上に戻って酸素を補充し、また塔の入り口に戻ろうと思ったそのときには足場がなかった。ブラックホールに吸い込まれた。
薄々思ってはいたが、宇宙空間なら重力など気にせずに移動できる、つまり量子知識の塔も歩き放題なのではないか。見渡すと、同じくホワイトホールから飛び出してきた量子知識の塔があった。これで攻略できる。
慎重に塔に近づいた。宇宙空間では慣性が働くので、移動距離の調整が難しい。記録ではBellsが、Nomaiが量子の月に魅せられていった過程を語っていた。
宇宙の眼を信仰していたNomaiが、なぜ急に量子の月に魅せられていったのか。よくわかっていなかったので説明がありがたい。知的好奇心旺盛な種族がそれぞれ離れたところに不時着し、「同じ月を見ている」状態になったことで、いっそう何かを掻き立てられたのだろう。
月へ行った後の豆知識は教えてもらえたが、肝心な量子の月への行き方はわからずじまいだった。二箇所、プロジェクションストーンがないと情報が見られないところがあった。そこには量子の月への行き方が記録されているだろうか。次回はプロジェクションストーンを持参してこよう。
ところで、Bellsの記録には明確に「先祖は脆い空洞と燃え盛る双子星に不時着した」と書いてあった。脱出ポッドは全部で3つあったはずだが、残りのひとつはどこへ行ったのか?闇のイバラ天体から発せられていた遭難ビーコンは、船のものではないのだろうか。
タイムアップとなった。
INFO: END - Loop 106 of Outer Wilds Ventures
Loop 107
プロジェクションストーンを持って量子知識の塔に行く。今回はホワイトホールステーションにあるプロジェクションストーンを持っていくことにした。
ホワイトホールステーションには、燃え盛る双子星プロジェクションストーンがあった。脆い空洞プロジェクションストーンがあると思っていたが勘違いだったようだ。
前回と同じように脆い空洞が崩れ落ちるのを待って、塔と一緒にホワイトホールから宇宙空間へ投げ出された。想定通りとしたり顔で塔に入ったが、燃え盛る双子星プロジェクションストーンでは塔にある記録の壁が反応しない。これはしまった。他のプロジェクションストーンでないとダメなのだ。このループでは調査を完遂できない。
諦めたところで太陽が収縮を始めた。
INFO: END - Loop 107 of Outer Wilds Ventures
Loop 108
灰の双子星プロジェクションストーンなら記録壁は反応するだろうか。前回ブラックホールの鍛冶場に行った時と同様、採掘場2bにあるプロジェクションストーンを持ち出して脆い空洞に向かった。
結論、灰の双子星プロジェクションストーンにも反応しなかった。プロジェクションプールで7個の仮面が見えただけ。
あとは巨人の大海にあるプロジェクションストーンしか把握していないのだが……巨人の大海にはプロジェクションストーンがふたつあるのだ。脆い空洞プロジェクションストーンと、コントロールモジュールプロジェクションストーン。どちらなら反応するだろう。
先にブラックホールの鍛冶場に行った方が良いかもしれない。考えるために目を閉じた。
INFO: END - Loop 108 of Outer Wilds Ventures.