Loop 109
量子知識の塔の壁から記録をサルベージするのは時間がかかりそうだ。ごく近くにある情報を見落としているだけである可能性が高いが、こういうときは無理せず違うことをした方が良い。先にブラックホールの鍛冶場を調査することにした。
以前に考えたとおり、空中都市でブラックホールの鍛冶場を動かすスイッチを入れたあと、ホワイトホールステーション経由で灰の双子星からワープしてくる作戦をとる。奇跡的にうまくいった。
後から冷静に考えてみると、別にホワイトホールステーションを経由せずとも空中都市からそのまま地上に戻ってもよかった。まあ時短にはなったと思うし、結果オーライだ。
ブラックホールの鍛冶場の中は天井が低く広い部屋だった。窓の向こう側にある施設でワープコアを錬成(?)していたのだろうか。部屋の一番奥にNomaiの記録の像がある。この像はまだ目が開いていない。誰とペアリングする予定だったのかはわからない。
ここでの記録から得られた情報は下記の通り:
灰の双子星の塔にあるワーププラットフォームは、塔が対象天体の中心と直列になったときに起動する
ただし、砂時計の双子星の「天体の中心」は、ふたつの星の中間地点にある
ワープ起動にかかる「直列」要件は、厳密に直列でなくとも良い。天体(壁画を見る限り、おそらくワープ発信側の塔を指す)の中心から5度の範囲内に収まっていれば、ワーププラットフォームは起動する
灰の双子星の塔(灰の双子星にある灰の双子星の塔。ややこしい)にあるワーププラットフォームは、何らかの理由で起動していないと思っていたがそうでもないらしい。おそらくその場所から灰の双子星の中心部(灰の双子星プロジェクト?)に行けるのだろう。この塔だけ天井が崩れているので、これまで何度も砂の滝に飲まれて失敗していた。しかし、ここでの記録を見る限り、何かコツがあるようだ。
灰の双子星の「中心」にあたるのは燃え盛る双子星との中間地点だという。つまり砂の滝の中だ。砂の滝が灰の双子星の塔の上を過ぎる時、なんとかしてワーププラットフォームの上に立っていれば、灰の双子星プロジェクトの場所に行けそうだ。ジェットパック逆噴射などで踏ん張れば解決するだろうか。
ブラックホールの鍛冶場の中には、以前から気になっていた掃除用具(?)を握ったままのNomaiの遺体があった。窓拭きか、見た目通りクイックルワイパーだろうか。
それと、灰の双子星プロジェクションストーンを見つけた。以前に採掘場2bからプロジェクションストーンを持ち出してきて記録を見たが、そんな手間をかける必要は無かったわけだ。それが必要な記録の近くにはプロジェクションストーンが落ちているものだと覚えておく。
時間が余ったので、ワープ経由でChartのところに向かった。
Chartはまだやさぐれていた。まあ気持ちはわかる。Solanumも同じように悩んでいた。しかしタイムアップだ。
INFO: END - Loop 109 of Outer Wilds Ventures
Loop 110
ブラックホールの鍛冶場が調査できたので、量子知識の塔の調査に戻る。回り道にはなるが、巨人の大海にあるプロジェクションストーンで反応があるかを確かめてみよう。巨人の大海で脆い空洞プロジェクションストーンを手に取った。
あの手の記録壁は、他の惑星との通信内容を記録しているケースが多いと感じている。嵌め込む先も脆い空洞にある施設なので、同じ絵柄で反応するだろうか……懸念はあるがとりあえず総当たりでやってみるしかない。
巨人の大海でプロジェクションストーンを手に入れるのに時間がかかった。建造ヤードはとにかく着地しにくい。脆い空洞に着く頃には、脆い空洞は地上の大半が崩れ落ちていたため、探査艇ごと脆い空洞のブラックホールに突っ込んだ。ブラックホールに落ちるタイミングが良くなかったのか、量子知識の塔が見つけられずタイムアップとなった。横着は敵!推しの口癖が脳内で再生された。
INFO: END - Loop 110 of Outer Wilds Ventures
Loop 111
ブラックホールの鍛冶場での発見から思いついたことを実践したくなり、灰の双子星に向かった。灰の双子星の塔で、砂の滝に巻き上げられないようジェットパックで踏ん張ってみる。
ダメだった。
太陽の塔に入れないか試してみた。壁の向こう側に、明らかに上のフロアに続く通路がある。サボテンだらけで通れない。強行突破で踏み出してみたところ、宇宙服の穴から空気が全部出て死亡した。もしかすると、砂が引く前に歩くべき場所なのかもしれない。燃え盛る双子星の逆である。この手の1ループ1チャンスみたいな仕組みは苦手だ。
INFO: END - Loop 111 of Outer Wilds Ventures
Loop 112−113
再度巨人の大海に行き、脆い空洞プロジェクションストーンを手に量子知識の塔に向かった。しかし記録壁は反応しなかった。
プロジェクションプールに脆い空洞プロジェクションストーンをはめたところ、南部観測所の様子を見ることができた。
とても小さいが、プロジェクションストーンが落ちているのがわかる。南部観測所にもプロジェクションストーンが落ちていたことの記録が漏れていたようだ。おそらく巨人の大海プロジェクションストーンだろう。巨人の大海と南部観測所で通信している記録があったはずだ。
南部観測所に、量子知識の塔との通信記録は無かった。プロジェクションストーンで起動するタイプの記録壁が通信を前提としていると仮定すると、ほかの惑星を示すプロジェクションストーンでは反応しなかったのもうなずける。他の惑星には、量子知識の塔との通信記録は残っていなかったはずだ。巨人の大海にあるコントロールモジュールプロジェクションストーンの方なら、記録壁が反応する可能性がある。
ついでなので量子知識の塔の中を再度観察した。
宇宙の眼のところに量子の月が止まっている。量子の月が周回する第6の場所は宇宙の眼か?Nomaiは最終的に宇宙の眼に到達出来なかった認識だ。そのために軌道探査砲を開発していたのだから。しかし、宇宙の眼に留まる量子の月に行けるならば、間接的に宇宙の眼にも到達したことになる。
タイムアップとなった。
INFO: END - Loop 113 of Outer Wilds Ventures
Loop 114
わずかな望みを抱いて、巨人の大海からコントロールモジュールプロジェクションストーン(名前が長い)を持ち出して量子知識の塔に向かった。量子知識の塔が崩れるまで暇だったので、Chartの言葉を思い出してシグナルスコープで空を見ていた。たしかに、たくさんの星が爆発しては消えていった。
この爆発の光がこの太陽系に届くまでには天文学的な時間が経っているだろうから、数万年前の爆発の様子かもしれない。
予定通り脆い空洞の崩壊が始まったが、コントロールモジュールプロジェクションストーンでも、量子知識の塔の記録壁を起動させることはできなかった。そんなに凝った隠し場所などは無いと思うのだが、一体何なら起動できるのだろう。
プロジェクションプールで軌道探査砲の景色をみたところ、手持ちのものとは異なる記号のプロジェクションストーンがあることを発見した。
巨人の大海に落ちていたプロジェクションストーンのアイコンは枝が1本だったが、プロジェクションプールで見た軌道探査砲には枝が2本あるアイコンのプロジェクションストーンが落ちていた。
プロジェクションプールが見せてくれる景色は、どの時点のものなのかわからない。しかし、プロジェクションストーンがあるということは私もその場所に行って調査できる場所なのだろう。え、軌道探査砲って着陸(?)できるの?あんなに速く動いているのに?
それから記録を遡ったところ、脆い空洞の重力砲の近くでBellsがSolanumを呼び出している会話の記録があった。そこには量子知識の塔に関連するプロジェクションストーンがあった可能性がある。記録が甘くて覚えていないのだが……何にせよ、新しい情報、特に量子の月への行き方に繋がる情報ではなさそうだ。
あとは、灰の双子星の塔からのワープについても試してみたいことがある。ジェットパックで踏ん張ってもダメだった。きっとワーププラットフォームの真ん中に立っているからいけないのだ。ワーププラットフォームの端に立って、砂の滝に吸い込まれないぎりぎりのラインならワープできるかもしれない。
試したいことを頭の中でリスト化しながら目を閉じた。
INFO: END - Loop 114 of Outer Wilds Ventures.