Outer Wilds プレイ日記_11

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Loop 20

今回はGabbroを探しに巨人の大海に向かう。

その惑星は、遠くからは大きくて穏やかな星に見えていた。しかしその実、とても雲が厚く、ほぼ全体が海に覆われ竜巻で荒れ狂う星だった。「大海」という名前は文字通りであった。

雲の層を抜けると小さな島が見えた。砂浜にはヘリポートのようなものがあり、探査艇のハッチや脆い空洞のエレベーターと同じ技術で探査艇を留め置く仕組みになっていた。導かれるように着陸した。

これまで、いつも探査艇の着陸に失敗していた。毎回勢いで地面に激突し、損傷した探査艇を打ち捨てている。今回もやはり右舷を損傷した。しかしこの惑星ならひとまず海に突っ込むことができるので、次からは一度海に着水することにしよう。

彫像工房を見つけたのだが、扉が閉まっていて中に入れない。崖を登った先の遺跡では、若いNomaiたち(おそらくこども)が「記憶の像のテスト」をどうやったら覗けるかおしゃべりする様子が記録に残っていた。別のところから工房に忍び込むルートがあるらしい。道中に洞窟のようなものがあったが、幽霊物質が出ているとアラートが上がったので避けてきた。あの洞窟経由で工房に入れるかもしれないが、怖いのでやめておく。

島が竜巻の中に入ったと思った瞬間、遺跡ごと宇宙空間に放り出された。遺跡内に竜巻避難ブースのような設備があり、その中に入ってやり過ごした。竜巻の支配から抜けると、島は重力に従って海に落ちた。

遠くの方で、別の島がすごいスピードで流れていくのが見えた。この星の島は浮島で、自由に流れ、打ち上げられては落ちることを繰り返しているらしい。

島を一周したので、他の島に向かうことにした。目の前には一等おおきな竜巻がある。ラピュタに出てくる龍の巣と同じで、この中に重要な設備や情報が眠っていたりしないだろうかと期待した。

海上から竜巻の中に直接突っ込んでいくことはできなかったので、海中からの侵入を試みた。星の核のようなものの近くに、何か赤いものが浮かんでいる。動いている様子はない。

竜巻の勢いは海中でも凄まじく、その中に入ることはできなかった。海上に出ると、焚き火の煙が見える島を見つけた。肩透かしにならずにGabbroに会えることを祈った。

上陸した新しい島では、Gabbroがハンモックでくつろいでいた。会えて良かった。久しぶりのHearthianの姿に、安堵で力が抜けたようになった。

音……ほとんど出てませんよね?

Gabbroは、カスカスの音でフルート(?)を吹いていた。自由だ。私もやっぱりピアニカかトロンボーンかフィドルをやりたい。

さておき、Gabbroとの会話はとても有意義なものだった。

ヤダ奇遇〜〜〜!!と言おうかと思った。ループをしているHearthianが他にもいるとは思わなかった。とても驚いた。

確かに、目覚めるたびに毎回キラキラしたものが空を通るなと思っていた。彗星か何かかと思っていた。

これも先ほど同じ経験をした。Gabbroもダメだったのなら、これ以上は無駄に頑張る必要もないだろう。

さてこれからどうしよう。目標であったGabbroに会うことは達成した。タイムループの情報も共有し、孤独感は解消された。Riebeckにはしばらく会えないと思っておいても良いだろう。直近のマイルストン(他のHearthianに会う)はクリアしたことにする。

Gabbroは、新情報や珍しいものを持ってきて欲しいようだった。巨人の大海にはぜんぶで四つの島があるとのこと、次回は残りふたつの島へ、新情報を探しに行くことにした。

機嫌が良くなったので島の頂上でマシュマロを焼いていたところ、タイムアップになった。こんなに雲で覆われた島にも爆発の青い光が届くのか、と少し意外な気持ちになった。

INFO: END - Loop 20 of Outer Wilds Ventures

Loop 21

目覚めたとき、巨人の大海が自分の真上に浮かんでいた。光がきらめいて、何かが飛び去ったように見えた。

今回も巨人の大海に向かう。道中、惑星の周りに妙な物体が公転しているのを見つけた。

以前に飛ばされたワープの塔と似ているが、周りにカイロウドウケツ(仮)施設と似たものも浮いている。

今回はこれらのものは避けて、素直に巨人の大海に着水した。やはり海に突っ込めば良いのは楽でありがたい。波間に未知の島を探していると、宇宙船が流れてきた。そういえばGabbroが探査艇を失くしたと言っていた。先輩、これじゃないですか?

しばらく海上を漂ったところで、闇のイバラの根の塊のような島を見つけた。上陸すると幽霊物質ありのアラートが上がった。ペンライトのようなものがたくさん刺さった洞窟内に幽霊物質があるようだ。洞窟内に偵察機ランチャーを飛ばしたが目新しいものは無さそうだったので、洞窟の外に目を向けた。闇のイバラの根が赤く光るものを抱えている。

きもちわるう……

奥にあるのはクラゲのようだ。前回のループで海中に浮かんでいたものに似ている。手前のものが異様だ。甲殻類の殻を纏った二足歩行の動物か、とても大きな虫のように見える。

何あれ……と思いながら次の島を探しているうちに死亡した。死因は覚えていない。HearthianとNomai、闇のイバラの魚の他に新しい種族(?)が出てきたことをぼんやり考えていた。

INFO: END - Loop 21 of Outer Wilds Ventures

Loop 22

巨人の大海にある四つの島のうち、彫像工房のある島、Gabbroがいた島、闇のイバラ島を探索した。今回は残りひとつの島を探す。

とても遺跡っぽい島を見つけた。ここなら新情報をたくさん得られそうだ。

海に張り出したところに出ると、壁画があった。

描かれている設備と似たものがこの星の公転軌道上にあった気がする。また、興味深い記録も見つけた。

6分前といえばついさっき、ループを始めた頃だと思う。相対性理論とか、違う星で同じ時を刻めるのかとか、そういうことはよくわからない。しかしこれはGabbroの「ループの開始時に空で閃光がひらめく」という発言につながりそうだ。私も見たあの光は、長距離探査機だったのではないか。この設備、遺跡ではなく現在進行形で生きている可能性がある。

この場所にあるNomaiの記録は、オレンジ色で書かれたものが混じっていた。青紫とオレンジ色の違いが何からくるのかはわからなかった。

脆い空洞のホワイトホールステーションで見つけた、プロジェクションストーンもふたつ発見した。脆い空洞 プロジェクションストーンと、コントロールモジュール プロジェクションストーンのふたつだ。近くにあったアーティファクトに挿入すると、地面から水が染み出してきた。周囲の景色が変わった。

水が染み出したエリアから出ると、景色が現実に戻ってしまう。脆い空洞では動かなかったが、このギミックは特定の時点の特定の場所を投影する仕組みであるようだった。

そうだ、これをGabbroに見せよう。何か面白いものがあったら持って来て欲しいと言われていたはずだ。

プロジェクションストーンを持ってGabbroに会いに行ったが、彼の興味を引くほどのものではなかった。残念。せめてと思いGabbroの探査艇を見つけたことを報告した。これにもあまり興味はなさそうだった。彼は海上に探査艇を打ち捨てるタイプなのかもしれない。

そうこうしているうちにタイムアップとなった。

ひとと一緒に死ぬのは初めてだなあと思った。現実世界ではあまり抱くことのない感想だった。

INFO: END - Loop 22 of Outer Wilds Ventures.

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