体調を崩して、2週間ほどゲームが出来ない日が続いた。
久しぶりにプレイする前に自分の記録を読み返した。記録をつけていて良かったと思った。さすがに数週間も空けると記憶が薄くなっていて、記録が無かったらそのまま積みゲーになるところだった。
Loop 14
宇宙船に乗り込むと、航行記録が更新されていた。
(今回の記録から、画像は小さくせずにデフォルトサイズにすることにした)
前回アトルロックの遺跡で見つけた意味深な記録は、Riebeckのものだということがわかった。記録がRiebeckのものであるという表示はあっただろうか。そしてRiebeck is 誰……過去のスクリーンショットを見返したが、バンジョー持ちであることと、Eskerが謎の言及をしていたことしかわからなかった。
何の話か全然わからないです……
今回のループの目標は、アトルロックで見つけた記録を追う前に楽器を携えた他のHearthianに会っておくことだ。ドラムセットの構成が気になるし、まずは双子星にいるであろうChertに会いに行くことにした。
双子星は複雑な地形をしていた。まず、この天体は「灰の双子星」と「燃え盛る双子星」のふたつの星で構成されている。このふたつがセットで「砂時計の双子星」と呼ばれているらしい。ふたつの小さな星がパイプで連結されているのかと思っていたが、パイプに見えていたものは砂の滝だった。片方の星からもう片方の星へ、凄まじい量の砂が流れており、またそれぞれの星の自転によって砂が流れ込む地点が常に移動しているようだった。燃え盛る双子星はふたつの半球が少し離れて向かい合わさっているような形で、宇宙船は半球と半球の間に着地した。砂が降ってきて危うく死にかけた。
なんとか逃げて地表に出たところで、大きな建造物が目に入った。
この中に入ってみたが何も見つけられなかった。中の床が斜めに傾いていたので、何かの要因で崩れたのだろう。これがアトルロックの記録にあった「建造がうまくいかなかった探知機」だろうか。
再び地表に戻ると、空に昇る青い光が見えた。
アトルロックでも見た「近くに未確認信号」のアラートも出ている。アトルロックの未確認信号は結局なんだったかわからなかったな……とにかく光の方へ向かう。
いやいやいやいや いやいやいや。
今までTHE 遺跡です!!ロストテクノロジー感はありますが基本的には石造りの建造物です!!感を出していたのにいきなり現代風の建物じゃん。謎テクノロジーじゃなくて宇宙ステーションじゃんこれ。ちゃんと出入口もあるし。さらに未確認信号の正体もわかったし。
発信元の属性毎に周波数を区分して検知できるらしい。このポッド自体はどうにもできなさそうなので、建物に入ろうと思い背中のジェットパックを起動した。
……ちょっと飛びすぎた。建物をはるか眼下に通り過ぎ、木の炉辺でも見た鳥居が並ぶあたりに着地した。道がある。入っていくことにした。
いやいやいやいや いやいやいやいや。
階段あるじゃん。奥に文書が書いてある石板もあるじゃん。これも遺跡じゃん。でも残り酸素が少ない。酸素がもつ限り文書を翻訳することにした。内容は全く頭に入ってこなかったが、翻訳した文書はすべてスクリーンショットを撮った。
あーあーもう情報量が多くてお手上げです。知らんひとが知らんひとと知らん話題について会話している。
後から読み返したところ、下記のことが明らかになったようだった。
Nomaiたちは一つの地域の出身ではなく、複数の地域からこの場所に来た。うち2名は研究旅行をしており、別の数名は「太陽なき街」から来た
研究旅行をしていたNomai2名はColeusとMeloraeという名前で、Coleusが「湖底の洞窟」で行方不明になった
ColeusとMeloraeは、「洞窟に出没する珍しいさまよう石」に関連した地質調査をしていた
新しい情報でお腹がいっぱいになったので、階段を登って地表に出ようとしたところ、また新しい物体を見つけた。
洞窟のかけら。何のことやらさっぱり。すでに新情報を消化するにはキャパオーバーだったため、ひとまずシグナルスコープでデータを採って地表に出た。
酸素は残り60秒しか無かった。ここでタイムアップになっては勿体無い。どこかに木が植えられていないか。見回すとHearthianが居そうなキャンプを見つけた。
Chertだ!ドラムソロお願いします!
……ドラム……??????思っていたものと違う。これはコンガやジャンベの類だ。パーカッションのご担当だったんですね。お世話になっております。頭が黄金色でいらっしゃる。振るとシャカシャカ鳴りそうですね。前見えてるのかな。
Chertと話すべきことは多かった。
ここでも「地下」だ。木の炉辺でもFeldsparのハーモニカは地下から聞こえてきたし、アトルロックの施設も地下にあった。この星には他にも情報がありそうなので、もう少し探索の時間が欲しい。酸素を補給し、燃料も拝借して補給した。キャンプを後にした。
先ほど見つけたNomaiの建物に戻った。
どの文書を翻訳しているのかわからない。ページをめくるってなんだ?私は何のページをめくらされているのか?平衡感覚もなくなってしまったのか、まっすぐに歩くことも難しい。床が傾いているのかもしれない。とにかく奥に進むと、意味深なアーティファクトが鎮座していた。
「地表面にシェルターを求めないこと」という言い回しが、いかにも外国語らしくて味わい深い。扇状にならぶポッドは、Nomaiがひとりずつ入っていたのだろうか。道中に開いた空のポッドもあったが。大きさはHearthianが入るには少し小さそうだった。Chertはすこし小柄そうだし、ギチギチに詰めれば入れるかも……いや、この表現は先輩に対して適切ではない。考えるのをやめた。
翻訳できるものはやりきった、と建物の外に出ようとしたとき、心なしか天井が低くなったように感じた。
何が起こっているのか咄嗟に理解ができなかった。建物の中に砂が満ちてくる。砂と天井の間に押しつぶされ、圧力でヘルメットが割れた。気が付いたがもう遅かった。後戻りできない。目の前が暗くなった。
INFO: END - Loop 14 of Outer Wilds Ventures.