Loop 38
過去のスクリーンショットを見返したところ、高エネルギー研究所の近くにもうひとつ道があったことに気がついた。前回は研究所の屋上を調査したが、今回はその道を経由して研究所の中に入れないかを試みる。
燃え盛る双子星の赤道上、崖沿いに道が伸びていた。太陽なき街へ続く道と、そこから分岐して墜落時の洞窟群への案内板が立っている。洞窟群は入口こそオアシスのように草木が生えていたが、あとは土と砂と鍾乳石だけの世界だった。ここの記録も、専用の石壁ではなく岩や地面に直接書かれていた。まだ石板などを加工する余裕がないときの記録なのだろう。
この記録に出てくるNomaiは、この太陽系にきた初期メンツだと思われる。
高エネルギー研究所を示す案内が無かったため、ひとまず最奥部のシェルターサイトを目指すことにした。道中、分かれ道が二箇所あった。今はシェルターサイトを目指すので、それ以外の道はあとで調査する必要がある。MeloraeとColeusが調査していた場所も、分かれ道の先にあるようだった。
Nomaiはアンコウの存在を認識していたようだった。ここでいうアンコウは闇のイバラ天体にいるものだろうか。もしそうならば、闇のイバラの攻略ヒントになるかもしれない。
洞窟の最奥部は広い吹き抜けとなっていて、祭壇のようなものがあった。ここがシェルターサイトか?近くの壁には、太陽ステーション建設の是非を議論した記録が残っていた。
記録を読み終えた時点で、すでにシェルターサイトの大半は砂に埋もれていた。もはやここまでと諦めかけたが、上へ上へと逃げ最終的には重力砲のあたりの地表に出ることができた。もうすぐタイムアップだろう。せっかくなのでChertと一緒に最期を迎えようと、北極に向かった。
Chertはひどく荒れていた。「他のすべての星の寿命が尽きようとしている」と狼狽えたり投げやりになったりしている。この太陽系に限らず、周辺の星系も含めた言及をしているようだ。
ここの太陽がまもなく超新星爆発を起こすことは知っている。しかし、他の星系も同時に寿命を迎えるならば、それはこの宇宙の終わりか、何かの大いなる意思でものごとが動いているのではないだろうか。
無駄なことなんてないよ。それに、無駄にはしないよ。私が次に生かすもの。
いよいよ太陽が収縮を始めた。何もかもをあきらめたChertの背中に、少し胸が痛んだ。早くタイムループを経験してほしい。ループの記憶があれば救われるのに。ここに救いがありますよ。宣教師のような気分だ。
太陽が爆発する直前はHearthianの台詞が変わるらしい。Chertの後輩としての私は胸を痛めたが、プレイヤーとしての私はRPG脳を活性化させることになった。そろそろEskerにも会いに行ってみよう。太陽が爆発する直前に。Eskerにも救いを。
INFO: END - Loop 38 of Outer Wilds Ventures
Loop 39
この数日間ゲームを起動できず、燃え盛る双子星の洞窟を調査したい気持ちを燻らせていた。Eskerや他のHearthianのことは一旦置いておき、この熱が冷めないうちに洞窟を調査すべく燃え盛る双子星に向かった。
MeloraeとColeusが「この先に恐るべきものがある」と記録した通路の先にあったのは、闇のイバラにもいたアンコウの化石だった。
近くにNomaiの記録が光っているが、遠くて翻訳することができない。シェルターサイトに「アンコウの化石の高台」という看板があったので、そこから近づけるのかもしれない。しかし化石というよりミイラだ。私が食われた個体は探査艇を一飲みする大きさだったが、この個体はそれほど大きくはない。
アンコウの化石の高台へ続く道を進んだ。しかし、この道でも化石に近付くことはできなかった。偵察機ランチャーで見たところ、アンコウの直上あたりに穴が空いているようだ。アンコウの化石に近付くためには別のルートを探す必要がありそうだった。
シェルターサイトに戻ってきた。今回は祭壇が埋もれていないので、それぞれのギミックを起動してみる。
ひとまず全部起動したら洞窟全体が明るくなった。どこが何への道なのかわからない。まずい、これは失敗した。
今更思い至ったが、この吹き抜けとそこから続く洞窟群が「太陽なき街」なのかもしれない。出発前の航行記録に「太陽なき街は縦に4つの地区に分かれている」と記載されていた。何のこっちゃと思っていたが、4つある祭壇のギミックがそれぞれに対応しているのだろう。
砂が積もってきているので、このループで高エネルギー研究所を目指すことは諦めた。前回と同じルートで地表へ退避した。時間が余ったので、以前に南極で読み逃したスクロールを読みに行ったが目新しい情報は無かった。量子の月探知機はそこそこのスピードで回転していた。
あらためて量子の月探知機を見たところ、オレンジのアイコンは量子の月を指しており、今どの天体の近くにあるかを示しているようだった。どこにも無い時は今のようにゴリゴリ回転するらしい。宇宙の眼探知機と同じ挙動だ。
Nomaiが探していた宇宙の眼と量子の月は何か関係があるのだろうか。宇宙の眼に関する問題が放置されているように感じる。
さらに時間が余った。灰の双子星の北極にある塔に登った。頂上には何もなかった。頂上から飛び降りたあたりでタイムアップとなった。
INFO: END - Loop 39 of Outer Wilds Ventures.