今年ってのは(2024)のことね。一応。
去年はこんな感じ。
20冊くらいは読んでるはずなので適当に3冊あげてみる。
学力喪失
今年一番心に残ったのは『学力喪失』かもしれない。
自分が教師やってたことに大事にしていた言語化できない何かが見事に言語化されていて、すっきりした。
記号接地という概念は初めて知った。僕らは知らない物事に対して「高じゃないかな?」と今までの経験や持っている知識のスキーマから一般化し、時にはその一般化が過剰だったり見当違いだったりするんだけど、それを修正しながら学びを獲得していく。その過程が丁寧に説明されているし、学力とは何か著作の中で定義されているのがよかった。
子どもがいる親御さんや、自分自身学習している人、また教育関係の人に読んでほしいかも。
発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法
発達障害に関する書籍は数冊読んだけど、その中では一番根拠がしっかりしてるし、なんとなく自分の肌感ともあっていたような気がする。
特によかったのは特に診断がつかないようないわゆる「グレーゾーン」の人の生きづらさに焦点が当たっている点で、そういう子ども(に限らないけど)は学校現場に5万といるんだよね。
教育からは足を洗ったとはいえ、普段から定期的に知識を入れておかないとなと思っている。
まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書
卒論とか学術論文とか書きたい人におすすめ。多分あんまり刺さる人いなさそうなので興味ある人は読んでほしい。
余談
小説がない。そもそも今年2冊しか読んでないことに気づいた。
そして技術書以外も読書記録とっておかないとどんな話だったかあんまり思い出せない。あとこれは今年読んだのか?去年読んだのか?みたいな曖昧な記憶になっている。
三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』とかも入れようか迷ったけど、これって今年読んだんだっけ?みたいになったので入れなかった。
2025年は文学的な小説読みたいな。