上記の投稿にて、「心の余裕」を創出するための要素の1つとして、「人間関係」が大事である、という仮説を立てた
では、良い「人間関係」が築けている状態はどうすれば達成できるのだろうか
私の仮説としては、「課題の分離」「期待値の調整」「視点の工夫」の3つの要素が特に大切だと考えている
課題の分離
皆さんご存知の「嫌われる勇気」の考え方である
端的にいうと、「課題の分離」とは、「他人の課題に介入しないこと」、そして「自分の課題に他人を介入させないこと」と考える思考法です。
詳しくは本書や要約記事で確認してもらえばと思うが、課題を分離することで自らのコントロール範囲外のことで無駄に悩む必要がなくなったり、他人の課題に介入することによるトラブルが回避できるようになり、良好な人間関係を築くことができるようになる
この後の2つの要素のベースにもなっている考え方である
期待値の調整
「他者への期待値」と「自身への期待値」の2つが存在する
「他者への期待値」は課題の分離と近い考え方である
他者に期待しすぎると勝手に相手に幻滅したり必要以上に介入してしまったりする
課題を分離し、適切に期待値を調整することで良好な人間関係が築けるだろう
また、「自身への期待値」の調整も重要である
自身に期待値しすぎると、その期待値を越えられなかった時に自身に対して幻滅してしまったり、人からの評価を気にしすぎてしまったりする
自身に対しても適切な期待値を持つことで余裕を持った人間関係を築けるだろう
視点の工夫
こちらは有名なコップの水理論が分かりやすい
コップに半分の水が入っているという事実に対して、「半分しかない」というネガティブな視点が「まだ半分もある」というポジティブな視点に変わるとイノベーションが生まれるという考え方のことである
何かネガティブに思えるような事象が起きても多角的な視点で事象を捉えて、ポジティブに変換してコミュニケーションをとることで人間関係もより良いものになるだろう