大晦日の真っ昼間にある友人と忘年会をした。社会人になって以来の付き合いだ。
前回に会ったのは今年の夏頃で、その後結婚したとのこと。こりゃめでたい。
しかし、会話をする中で強烈に違和感を感じたのは、友人が「妻」というワードを用いていることだ。その言葉を聞くたびにお酒100ml分の酔いは消費したと思う。
人間というもの、最初に出会ったときの名前や呼び方に一度慣れてしまうと、それを変えるのは相当難しい。パパママからお父さんお母さんや父母に移行するそれと同じだ。
きっとその友人の中にも「彼女」や「恋人」からの移行にあたって試行錯誤があったのだろう。一方で、別の友人から同じようにワードを聞いた時は違和感を感じなかったので、その友人の中での移行期間がまだ終わっていないのかもしれない。違和感というか、なんならちょっとぎこちなさが面白いので、ぜひこの移行期間を続けてほしいところではある。
とはいえ、それを見守る我々にも移行期間というものは設けたいものである。こりゃ結婚式に行って実感を覚えるしかなさそうだ。
そんなことを思いながら「良いお年を」と言葉をかけて各々両親の元へ帰るのであった。
P.S. 「しずかなインターネット」を始めたきっかけのポストを貼っておきます。