これはもう本当に日記

伊藤はと
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いやーえらいことだった。

前回の日記 の直後、実家から「母方の祖母が亡くなったので、28日に通夜、29日に葬式をする」と連絡が来ているのに気づき、もちろん占いイベントもキャンセルして、大慌てで喪服をそろえ津軽海峡を渡るフェリーに飛び乗った(28日の飛行機が満席で乗れなかった)。

喪失のショックというか、バタバタでとにかく気ぜわしかった、というのが強い。

大人になってから葬式に出るのも初めてで、実家に寄る暇もなかったので喪服やら念珠やら一式そろえる必要もあった(しまむらは神)。

仕事もないので、帰りに実家に寄って父方の祖母の顔も見てこられたのはよかった。本当にしんどそうに動かない身体でようやっと生きている、という感じだったので、長生きしてほしい気持ちはあるがしんどそうでつらい、の葛藤もある。90過ぎて自宅で助けもなく暮らしているのは十分すごいので、つい「生きててえらいよ」と言ってしまった。

通夜と葬式では母方の一族が久しぶりに集まって、みんなで酒をのんで大笑いしていた。とても賑やかだった。明るく見送れたのはよかったのかな。

亡くなった祖母は認知症も進んでしばらく施設に入っていて、元気なころは強めのパーマをあてていたので知らなかったのだが、すごく黒々と美しいまっすぐな髪をしていた。88で白髪もあまりなくて、集まった一族の顔ぶれをみてもわたしにはハゲる要素がまるでない。綺麗なグレイヘアにできるかも若干不安だ。あとまゆげがめちゃくちゃ強くて、わたしのまゆげもこの遺伝子だと思う。

なんか、遺伝子とか一族とか、そういうことを強く意識する帰省になった。

実は19日にリアルの占いイベントに出展したとき、主催の先生に占星術と交換で手相を見てもらった。

そのとき「ご先祖との縁が切れかけてるからもう少し大事にしなはれ」というようなことを言われていたので、今回のタイミングは本当に来るべくして来たんだなと思う。

単純に人生経験としても通夜から納骨の一連の流れを体験できたのは価値があるし、こんなふうに親戚が集まるのもそんなに多くはない。

ひとりで暮らしているとなんかはじめからひとりだったような気がしてくるが、普通に脈々とつながってきた端っこに自分はいるんだよな。

実家のイヤなところも、大事にせんとなーというところも、ちゃんと実感できてよかった。

もう5〜6年は帰省してなかったので、記憶の中の地元がどんどん混濁していくのを夢の中で見ていた。なんか、地に足がついてない感じになってたな、とあらためて思った。

人って燃やすと骨になるんだな〜〜〜〜〜……わたしはあんな綺麗な骨にはならんと思うが……

高校時代を過ごした弘前も、旅行で行くと楽しそうな街だなと思う。

今度は弘前に一泊してみるのもいいかもしれない。酒飲みたいし。

それにしても、帰省の前からなんとなく調子を崩していて、活動も休みがちになっていたところに5日間完全に活動から離れて、すっかりスイッチが切れてしまった。

再起動がうまくいくかわからん。動いてみないとはじまらんので、とりあえず明日の占いとショート動画はやった。9月になってしまったので、TikTok配信も浴衣でやるわけにいかない。ひとえ出さなきゃ……

日常、忙しいな……

しんどいときはちゃんと休む、を大事にしつつサイバーイグアナ式でがんばろうと思う。キレートレモンの瓶がすごいので、次に箱買いするときはペットボトルのWレモンにする。