今日は近所の友だちが遊びに来た。先日一緒にデイキャンプに行ったひとだ。楽しいことや美味しいものに積極的で、今日はお取り寄せの飲茶セットを持ってきてくれた。
レンジ調理もできるようだったけれど、ここはもちろん昨年台北で購入して以来ヘビーユースしている蒸籠で蒸しあげた。生地に火が通ってニラの緑が透けて見えるのが綺麗だ。
ほかにも小籠包や鱶鰭入りの餃子など自宅ではなかなかお目にかかれないメニューを堪能し、碧螺春を啜りながらのんびりしたあと、近所の桜を見に行こうと外へ出た。お目当ては昨日パートナーとの夜桜見物の帰りに見かけた大木。昨夜は大きくふくらんだ蕾が多く、「明日あたり満開だろうね」「なら飲茶のあと3人でここへ来るってのはどう?」と話していたのだった。
狙いどおり満開の姿でわれわれを出迎えてくれた桜はその太さから半世紀は生きているように見える。どっしりとした幹から広がる枝ぶりは見事で心做しか誇らしげ。花のつき方にもまだまだ勢いがある。きちんと生きてきて、生かされてきて、来年もその次も咲くつもりでいることがわかる。
春はむしょうに気が急いたり寒暖差が激しかったり花粉にやられたりするのであまりすきではないけれど、こんな桜に出会えるなら悪くない。戦禍や災禍に遭うことなく長く生きてほしい。
そのあとも散策を続け、いい感じの棒を片手に竹藪に入ったり、蟻の巣を覗き込んだり、鳥に話しかけたり、知らない花をGoogleレンズで検索したりして過ごした。やっていることがほとんど小学生だよねと笑い合いながら少し救われた。今の私にはとくに、こういうことを面白がって一緒にやってくれるひとが必要だった。
なんでもない日曜日の午後、肩の力を抜いて話ができるひとたちと居住区から出ることなくのんびり過ごせてうれしかった。いい1日だった。