昔は服をよく買っていた。当時はミニ丈全盛期。駅ビルとかパルコに着たい服はなくて古着屋にいた。古着屋さんにはオーバーサイズばかりで、肌を出したくないわたしにとって幸せ空間。古着屋の香りは苦手だけど、あの空間が好きだった。古着だから一点物で、次はないかもしれないと思うと手に入れたくて、だんだん服が増えていった。
いろんな片付けテクニックとか、断捨離とかミニマリストが流行ったころにどうしてこんなにあるんだろう、とある程度処分したくなった。着ない古着、くたくたになった学生時代のジャージとか、クラスTシャツとかもある。でも、なんとなく処分できなかった。もう着ないのに。(8月の断服ですこし克服できたかも。ゆっくり慣れていきたい)処分が苦手なのがわかった。
それならばせめて、購入までにきちんと考えてみようということに。そんな自問自答たちと、その記録。
今シーズンほしいものをピックアップ
持ってる服も見ながら出来るだけ具体的に。丈は何センチ以下とか、身幅幅狭めとか。色は明るめ暗め、ボタン多いものは面倒くさくて着ないかもとか。わたしの秋服は冬服も兼用になるので、暖かいものであることも大事。
薄手で暖かいカーディガン
シャツに合わせて着たい。長袖シャツは基本的に春秋なんだけど、冬も着たいので上から羽織ればどうかなと。部屋の中は暖房つけるけど、基本雪国なので暖かいものがいい。ボトムス購入にポケット必須があるので、ポケットなくてもいい。ボタンは、あってもなくても。冬アウターではないので、前は閉めなくてもいい。アウター着たときにもたもたしないように、薄手がいいかなとは思う。洗えるといいなあ。アクリルは苦手。
暖かいもの。薄手か細身がよさそう(さらにアウターを着るので)、洗えたらいいなと優先順位をつける。
足湯で困らないパンツ
ワイドパンツかな(未定)。足湯にたまに行くので、膝までまくれるパンツを。スカートでいくと、ぜんぶまとめないといけないのでめんどくさい。持ってるデニムはテーパードで、足湯いけないから。できたら手ぶら(足ふきタオルは手持ちでも仕方ない)がいいので、ポケット必須。かたいよりは、やわらかいといいな。毛玉できにくいとうれしい。シェフパンツみたいな?
あんまりイメージは固まってないので、膝までまくれることとポケット優先。他は見ながら考える。店員さんに相談するときは、「足湯に行くとき用」と伝えること。そう伝えると、イメージわきやすいから。
理想ができたので、zozoチェック
zozoでキーワード入れて、よさそうなのをチェック。zozoになくて好きなブランドは、オンラインをチェック。あとは、用事のあるときにふらっと見に行く。
それぞれなんとなくあたりを付けたら、詳細をチェック。洗濯可能か、丈はどうか。モデルさんの身長とか、モデルさんに対して服のフィット感とかをみる。ここでいくつか、いいなと思ったものが選択肢から外れていく。
着たわたしがイメージできるか、も大事。手持ちの服と合わせたときのことを考える。
試着、もしくは購入
ここまでくると、数はだいぶ絞れている。近隣店舗にあれば、見に行く。近隣店舗がないときは、通販で買う。着てみるの回。
着たときに、いいね!とおもうのはいつものこと。1回目はだいたい、いいじゃん!ってなるので1回脱ぐ。そのあと、時間をおくと頭が冷静になっているのでよい。
手持ちいくつか合わせて、よさそうなら購入。が最近の買い物。(通販だと返品することもある。コロナで買い物がしやすくなったので地方民はありがたい)
違う服に惹かれたら
カーディガンを探していたはず。が、好きなブランドからライトアウターとして裏起毛のブルゾンが出る。かっこいいなあ。
となったので、あわてて秋の制服案と冬の制服案を練る(2回め、1回目はほしいものピックアップ→ほしいものリストにしたとき)。去年買ったものたちがあるので、今年の服は総とっかえにならない。これは、本当に必要か。手持ちに合うのか。
制服案を練って、コーデのイメージをふくらませる。裏起毛だけど真冬までは難しそう、ブルゾンは買ったとしても秋のみだなあ。カーディガンならアウターの中に着るけれど。明るい冬のショートアウターはほしいけど、これでは難しい。真冬用ではないもんね。
zozoで絞り込んだカーディガンと、ブルゾンの惹かれたところと気になるところをリストアップ。
ひと晩寝かせる。
惹かれたところリストは、だいたいひと晩寝かせるとこれじゃなくても?なことが多い。合わせやすそうとか、かわいいとか。着てないからね。気になるところリストはあまり変化がない。理想より丈長めだねとか。納得できる理由が多いので、ここでだいたいフェードアウト。
どうしてもほしいときは、このタイミングで欲しい理由がもりもり出てくる。言い訳ともいう。理由をつけて買いたいことをアピール。そのときは、流れに乗る。だいたい結果オーライのことが多いから、早めに手に入れることにしている。
今回は、おとなしくなったのでやめることにした。また、なにかの機会があれば。
勢いで買ったときは
足湯パンツに目星をつけて試着に行ったときのこと。残念ながら目星をつけたものはなんか違う気がして、考えますと店を出た。入ったことない店で「足湯いくので捲りあげたい」と伝えて、ワイドパンツみたいなサルエルみたいなパンツを勧めてもらった。やわらか素材で捲りあげ可能、大きなポケットあり(ほしいものの優先ポイントは満たす)。
重心下目で、ハイウエストで履けば靴下ちら見せ出来て普通で履けば踝くらい。よさそう。かっちり目の素材違いも履いて、悩んで、一回退店。
耐久性とか、お腹ゴムだから落ちないかとかを考える。やわらか目はラスイチ、かっちり目は在庫少なめ。通販は公式のみ。お値段はまあ、うん。こんなもんよねという感じ。
結果、やわらか目パンツをその日に購入した。素材がやわらか目なので秋冬のブーツに合わせてもよさそうだなと思ったしサンダルに合わせてもよかったのと、履き心地がよかったから。色は黒。ラスイチって言われて揺れたのもあるけど、これ売り切れてたら後悔しそうと思って。もう少し涼しくなったら足湯のお供になります。
今回は決めるまでが早かった。理想がそこまでしっかりしてなかったことが原因かなと思う。裾をまくって膝まで上がる、大きいポケットパンツ。まさかの出会いだし、今シーズン履いてみてどうかだけど。大丈夫な気がする。わたし、サルエル好きだったからうれしい。ひさしぶりだね、よろしく。
ストレングスファインダーとわたしの選び方
先日、しずかみちこさんのストレングスファインダーセッションを受けた。そのときの記事はこちら。
セッションを受けて、動き出すまでが遅いというか試着するまでが長いのはそれでいいんだと思えた(ガールズさんたちは動き出しが早くて、すごいなと思うのと同時に、私はどうして出来ないんだろうと思っていたから)。わたしはすぐ買って失敗して服が増えすぎるよりは、じっくり考えるほうがいいのかも。なにか違うと思うと着なくなるし、着ない服がスペース使うのはもったいない(と思えるようになった)。お金も手間もかかるしね。8月の断服で手放すことへのためらいは薄くなったから、前ほど困ることはないけど。
石橋を叩いて渡るというか、いろんな可能性を考えて、調べあげて選ぶ。気軽に試着できる環境ではないわたしが服を選ぶには、この方法がいいんじゃないかと。すぐ試着に行ける人がうらやましく思ったこともあるけど。いいも悪いも決めるのはわたしで、ストレングスファインダーが背中を押してくれた。
しばらく、こんな選び方でいってみよう。
追記 9/15
気になるカーディガン、目星をつけてあとゾゾクーポン出たら買おうまでいったのにやめちゃった。グレーシャツに合わせたいのにグレーってのもなあと無意識に心にブレーキかけたのかも。急いで買わなくてもいいから、いいやつ探しまーす!石橋叩きまくっている。おもしろ。
追記9/26
ガールズさんが呟いてたブランドのイヤリングを買いました。また記事にします。今回結構早めだった。いいと思ったら行動が早いのかも。ためらいと悩みは無意識のブレーキなのか。
かすみ