これまでのあらすじ 無事滞在継続
ホームステイが終わり、食事を自分で用意していかねばならなくなりました。今回は食費の節約のために取った策を紹介します。
なお、本記事の$はオーストラリアドルです。
お金が足りない
メルボルンの食費水準は高いです。
普通に外食すると高い
意外とそこら中に日本食レストランがあり、カレー、ラーメン、牛丼などを買うことができます。が、安いものが$14、高いものが$20くらいの範囲です。日本でラーメン1500円というと、トッピング全部盛りくらいのグレードになるのではないかと思います。日本で牛丼1500円は…ちょっと想像できませんね。うな丼とかなら一杯1500円でもおかしくありませんが。
ランチが16AUDくらいまではリーズナブルかな?という感覚になってきているが…
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軽食は安く買えるか?というとそうでもありません。こちらはセブンイレブンのサンドイッチですが$7.2します。日本の一般的なコンビニサンドイッチより一回り大きかったとは思いますが、サンドイッチ2個入りで700円は個人的な感覚では割高です。
けっこうスパイシーだった
#青空ごはん部
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ハンバーガーも、セットで頼むと$10を越えてきます。公式サイトには価格が提示されていないので、価格紹介サイトのスクショを載せます。以下は2024年7月時点の価格設定です。
話が逸れますが、オーストラリアではBurger KingではなくHungry Jack'sという名前で展開しています。
この町にはバーガーキングが無い
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閑話休題。
要するに食事の最低ラインが高いです。日々のランチに$15を抵抗なく出せるのであれば、かなり食事の選択肢が広がると思います。
なお、飲料水は道端や建物の中に給水ポイントがあり、無料で補給することができます。
以下は図書館の中のもの。
以下はビーチサイドのものです。
多くのひとがウォーターボトルを持ち歩いています。
円が安い
記事執筆時点(2024年7月半ば)では、1オーストラリアドルは108円を突破。直近20年でも最弱レベルで、日本人としては滞在しているだけでどんどん品物が割高になっていく状態です。わたしが渡航した5月半ばと比べても5円ほど上昇していますね…。
ぐええ またAUDJPYが動いている どんどん円が弱くなっていて悲しい
https://www.tradingview.com/symbols/AUDJPY/
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食費軽減策
既に書いたとおり、日々のランチに$15を抵抗なく出せるのであれば、かなり食事の選択肢が広がると思います。わたしは抵抗があります。週イチ程度なら良いのですが、日々の食事でそんなに使ってられません。食料品を安く調達し、ランチには家からサンドイッチやお弁当を作っていくようにして、なんとか節約したいところです。
Empower Australia
South Melbourne地区で行われているフードドライブ(余った食材を必要な人に配給する活動)です。毎週日曜日の午前中に食料をもらうことができます。無料です。
お金がないとはいえ深刻な困窮状態でもないのに貰いに行ってもよいのだろうかと思ったのですが、実際に現地に足を運んでみたところ、大勢の日本人学生が並んでいました。スタッフの方も特に学生の参加を拒否しているような雰囲気はなかったので、対象の制限はしていないと思われます。
かなりの数の人が列を作っており、9時から並びはじめて10時〜10時半くらいにやっと入れるくらいの混雑です。冬の朝なのでけっこうしんどい。日によっては並んでいる間にコーヒーやパンが貰えることがあります。
システムは以下の通り。
個人情報と紐づいたメンバーズカードを作る
渡航者は初回はパスポートの提示を求められる
行った日はカードがスキャンされるので2回並ぶことはできない
棚に並んだ食糧を1区画から1つ(場合によっては複数)ずつもらえる
スタッフが付き添い、並んでいるものが何なのか、いくつ取っていいのかを説明してくれる
付き添いがあるので多く取ることはできない
その区画のものが不要なら断っていい
倉庫の中と棚のイメージはこんな感じ。色付きのベストを着ているのがスタッフです。
ある日に貰えた食糧はこんな感じ。パン、野菜、冷凍弁当、缶詰、トイレットペーパーなどは毎週貰えていますが、牛乳、オートミール、米などは無いこともあります。この週はパンを2袋・野菜を3袋持っていって良いと言われ、特に大量でした。
米・牛乳・根菜・缶詰は重く、パン・トイレットペーパーは空間を取るので、かなりしっかりしたバッグを用意したほうが良いです。わたしはcabin zero military 36Lを使用していますが、毎週これがいっぱいになります。
過積載
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あ、オーストラリアにはこんなにぶら下げてきていないです。
Cheaper Buy Miles
シティから少し出た郊外に点在するディスカウントスーパーです。
シティから自宅(滞在先)へ帰る途中の駅にこのスーパーがあるので、途中下車して買い物をしています。シティに住んでいる場合はちょっとアクセスしづらいかも。
期限切れ間近等の理由で他のスーパーに置けなくなった商品を引き取って格安で売っているらしいです。とはいえ、けっこう保存のききそうな商品も置かれており、「ダメになりかけ」の感じではありませんでした。フードドライブで牛乳が貰えなかった週はこのスーパーでオートミルクを買っています。ちなみに、ここで$1で買ったオートミルクが別のスーパーで$4で売られていたのを見ました。
こちらはある日に購入したものですが、合計$10でした。
サラダキューブ$3
チキンシュニッツェル$2
レトルトカレー4つで$5
複数同時購入でディスカウントされるものも多くあるので、保存できそうなものはまとめて買っています。
なぜかもらう
これは全く再現性がないのですが、たまにご近所さんが食糧を分けてくれます。「Woolworthsの廃棄品を貰ってきてる」と言っていたので、やはりフードドライブの関係者などではないかと思っています。パンかケーキのことが多いですが、お菓子や野菜を持ってきてくれたこともありました。
heaps of food again... heaps of carb
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今の家に引っ越す前には、オーナーと同居する家は「居候感があってよくない」「その家のローカルルールに振り回される」という情報を見ていたのですが、実際に引っ越してみたところ、オーナーの人脈を頼れるというのはかなりのメリットだと感じました。もちろん、これは人や立地によるので、運に頼るしかありませんが。
なんか住環境には恵まれている人生なんですよね。感謝。
実際の戦略
葉物野菜などは上記の方法では手に入りづらいので、近所のスーパーで買うようにしています。Cheaperの買い物と合わせて、週に$20ほどで済みます。普通に外食すると1食ちょいで消えてしまう金額なので、かなり出費を抑えられたといえるでしょう。
日々の食事はこんな感じになります。
朝食 シリアルとか
オートミール Empowerでもらう
シリアル Cheaperで買う
ミルク EmpowerでもらうかCheaperで買う
昼食 サンドイッチを持ち出す
パン Empowerかご近所さんにもらう
ハムか保存チキン Cheaperで買う
野菜 近所のスーパーで買う
夕食 ありものメイン
米かパンかパスタ Empowerでもらう
缶詰・根菜 Empowerでもらう
たまにレトルト・冷凍食品 EmpowerでもらうかCheaperで買う
飲み物は基本的に水筒の水です。家ではお湯を沸かせるので白湯にします。
おわりに
かなりの食糧を無料または格安で入手できて非常に助かっています。問題点があるとすれば、通常の店頭に置けなくなった品を譲り受ける関係上、鮮度・種類・量が全く予測できないということでしょうか。大量にあることもあれば、ぜんぜんないこともあります。あくまでゲットできたらラッキーなものなので、アテにしすぎず、貰えたときにはありがたくいただいていこうと思います。