これまでのあらすじ ペンギン見てきた
実はペンギン観察に行っていたときはホームステイの契約終了1週間前で、まだ次の家が確定していませんでした。
仕事がなかった場合は貯金を溶かしつつ滞在継続できるでしょうが、家がないと冬の夜を越せません。1週間以内に家が見つからなければ帰国せざるを得ない…!のっぴきならない状況でした。
経緯
わたしは日本でホームステイを申し込んで渡航し、そこに滞在していました。が、ホストファミリーや他の滞在者とウマが合わないかもしれないな…という懸念があり、1ヶ月しか申し込んでいませんでした。事前にワーキングホリデーについて調べ、「最初の1〜2ヶ月をホームステイするひとが多いです」という解説の影響を受けたためでもあります。
来てみたらホストファミリーも同居人もすごい良いひとたちでした。みんな親切だし毎日ご飯は美味しいし。前回の記事で書いたようにペンギンを見に行けたし。
ホストマザー面白いのだが(少なくとも到着直後時点で)あのイングリッシュおしゃべりを受けきれる気はしないのでホームステイ同居人がいてよかった…ロードバランシング
https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3ksjfjghpyl2w
ホームステイ晩御飯
#青空ごはん部
https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3kuaqfjr3j22w
滞在先がフィットすることが事前にわかっていれば長期で申し込んでも良かったと思いますが、さすがに渡航前には見通せませんでした。実際、ほかのホームステイ利用者の話を聞く限りでは、相当「アタリ」を引いたっぽいです。
また、もし長期で申し込んだとしても、ワーキングホリデーの1年すべてを滞在するのは非現実的でしょう。仕事のために引っ越す可能性もありますし。結局、遅かれ早かれ引っ越しは必要になったはずです。
いずれにしろわたしは1ヶ月しか申し込んでいなかったため、締切が迫ってきたところで家探しをはじめました。着手したのが退去11日前(5/31)。もっと早く動け。
引っ越し活動
日本のように一人暮らしをするのは無理(インフラや家具の準備ができない)だろうと思ったのでフラットシェアを探しました。
物件探し
Flatmatesというサイトを使いました。
ほかにも以下のようなところで探すことが多いらしいです。
Facebook
知人・同僚の紹介
日本の賃貸探しとは以下のような点が異なると思いました。フラットシェアだからなのかもしれません。
家賃は週単位
インターネット光熱費も家賃に含む場合がある
最低滞在期間が設けられている
家具付きの場合もある
最初のホームステイで「駅からバス15分・徒歩45分はしんどい」という実感を得たので、駅からの徒歩圏内で探しました。具体的には以下のような条件を重視して探しました:
駅から徒歩圏内
ボルダリングジムから徒歩圏内
個人部屋
家具(少なくとも寝具と机)あり
週家賃250AUD以下
最低滞在期間3ヶ月以下
シャワーやトイレ等は共用で問題なし
ただしトイレ1に対し同居人は4人まで
駅・ジムとの距離を重視したのは、前の家↓を探したときと同じです。
この条件で見つけた5件の物件にメッセージを送信しました。どれも当日か前日に出された広告だったので、すぐに返信が来ることを期待したものの、返信が来たのは2件のみでした。オーストラリアのこういうノリがわからんな…空き部屋を埋めたいわけじゃないのかしら…。
使ったメッセージを載せておきます。
Hi,
I'm Rimi Harukawa, a Japanese.
Now I'm staying in Truganina on a working holiday visa.
I'm pretty organized and reliable.
My current place is up by June 10, so I'm looking for a new spot.
I saw your advertisement on Flatmates and I'm definitely interested in your room.
If it is still vacant, I would like to arrange an inspection.
I'm available for inspections from Monday to Wednesday after 3:00 PM, and on Thursday and Friday after 1:00 PM.
Looking forward to hearing from you soon.
Kind regards,
Rimi Harukawa
(ほかにも、「このお店で働いています」「パートナーと一緒に住みたいです」といった情報を含めることもあるようです。)
内見
返事のあった2件に時間調整の連絡を入れ、内見に行きました。
結局は1件目のオーナーと話して悪くなさそうだったので即決。退去時期が迫っていたので、明らかに悪い人でなければ早めに決めたいという思いがありました。一部、最初のホームステイと比べて条件が良くない部分もあったのですが、このへんは飲み込みました。
引っ越し実行
最初の家から3駅ほどだったので時間はそれほどかかりませんでした。満載のスーツケースを転がして歩くのはそれなりに骨が折れましたが。
新居ァ!
https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3kuhpl3654k22
引越し後に各所に登録している住所を変更しました。また、語学学校にも届出(実質は受付に軽く報告)をしました。
在留届と銀行と携帯と移民局の住所変更手続き完了
https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3kukzuczmsb2w
余談
以下のようなポイントは家賃を下げるファクターになります。
シティから遠い
駅から遠い
ルームシェア
インフラ費が別
ルームシェアは他人と同じ部屋で寝る(個人部屋でない)ということです。部屋代を折半できる場合もありますが、ルームメイトが退去すると自分の支払いが倍増するリスクがあります。ほかにも、知り合いの日本人滞在者はリビングシェア(リビングの一角にカーテンを引いてそこで寝る)という形式だったようです。それはさすがに休まらないんじゃないかな…と思いましたが、本人は問題ないようでした。何を許容できるかは人によりけりですね。
また、賃貸詐欺が多発しているようです。他の日本人滞在者に話を聞いたところ、実際に「内見前にお金を振り込んでくれ」という連絡をされた方がいました。
感想
日本で家を借りたときと比べ、かなりゆる〜い印象です。わたしは宅建の勉強をしたので日本の不動産取引の理解はあるつもりですが、重要事項説明書とか契約書とかちゃんと作らなくてよいのかな…と不安になりました。賃貸人から契約終了を申し入れる場合のルールはどうなってるんだろ… 🤔
自分の今の英語力では重要事項説明などをされたところでキャッチしきれないとは思いますが。あとフラットシェアではなくちゃんとした賃貸契約や売買契約だと違うのかもしれません。
無事に転居を終え、ホームレス化は回避できました。いちおう期限の定めはないので、次の引っ越しをするときにはゆっくり物件を探せるでしょう。当然のことですが、退去期限の迫っている状態での家探しはやめたほうが良いです。今回は探し始めてから4日で内見まで済ませて即決しましたが、すぐに返事が来たのはかなりラッキーだったと思います。複数の物件に内見へ行って比較することを考えると、3週間くらいは見ておいたほうが安心ではないでしょうか。