ポジティブ・ポライトネス・ストラテジー

kdnakt
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公開:2023/11/30

『自閉症は津軽弁を話さない』

『自閉症は津軽弁を話さない』という本を読んでいる。今は第6章方言の社会的機能説のあたり。

方言には、方言を使うことで親近感が高まり心理的距離が近くなる(ポジティブ・ポライトネス)、という対人関係調整機能がある。

一例として、ポジティブ・ポライトネス・ストラテジーとしては以下のものがある。

  • 聞き手(の関心、望み、要求、利益)に注目し、耳を傾ける

  • 聞き手への関心、賛同、共感を強調する

  • 聞き手への関心を高める

反対に、ネガティブ・ストラテジーとしては、疑問文・緩衝的表現を使う、悲観的に言う、敬意を表する、相手のフェイス(欲求)を脅かす可能性のある事柄を一般的なルールとして述べる、などが挙げられている。

適切なストラテジーを使い、相手のフェイスに合わせる(ために方言を利用する)ことは、社会性の障害のあるASDにとって困難だ、と言う仮説。

信頼して任せる

Being Geekに出てきた「信頼して任せる」を実現するためにも、たぶんポジティブ・ストラテジーは有効に機能しそうだな、と感じた。

@kdnakt
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