オフィス改造計画02 - チェア編 -

めんたいこ
·

ここに書いた通り、現在健康第一をモットーにオフィスを改造している。

今回はチェア編として愛機エンボディチェアの改造とそれに付随するアームレスト周りのお話を。

エンボディチェアのメリデメ

約2年ほど前にエンボディチェアを購入。それから頼もしい相棒として僕の仕事をサポートし続けてきてくれている。

しかしこの度腱鞘炎を最大限に軽減するため、専門のアームレストを購入することを決意。そうすると困ったことがある。なんとエンボディチェアはアームレストを取り外す事ができないのだ。

購入した大塚家具に電話で確認したところハーマンミラーの工場でも取り外し改造は請け負っていないとのこと。それならしょうがない。DIYだ。

ちなみにみなさんがオフィスチェアを購入際は必ず実際に座り心地を試してからご購入することを強くおすすめする。

僕はハーマンミラーの中でもエンボディチェアしかフィットしなかった。最高級ならいいだろうとアーロンチェアをノールックで購入するのはやめよう。

購入時にコンシェルジュと相談したければ、ワーカホリックも大変いいお店なのでご紹介しておく。

アームレストの取り外し

これを行うと保証が効かなくなるかもしれないのであくまで自己責任でお願いしたい。また想像以上にツライ作業だったので次になにかやらなければいけない状況になったらアームレストなしのチェアに買い替えてしまうと思う。

必要なもの

マストで必要なのはトルクスレンチ 9サイズセットのみなのだが、ネジが硬すぎてマジで指が壊れるのでできればラチェット付きの後者のものも用意したほうがよい。が、後述の理由によりこのラチェットもそこまで役に立たなかったりする。

分解手順

  1. アームレストを取り外す

画像は取り外し後のものなのだが、これが一番しんどい。特に右側のネジはその真上にあるリクライニング調節ノブが邪魔をしてラチェット付きのレンチが入らないためL型のレンチで頑張ることとなる。最後の画像でお見せするが修羅場過ぎてネジ溝がほぼ潰れてしまっている。硬すぎるんじゃ。

ちなみにトルクレンチはT-30を使う。

  1. アームレストの分解

アームレストを取り外すと黒いネジが現れるのでT-20レンチで外す。これは取り回しが良いため非常に簡単。

  1. 下側のネジを外したところ

続けて真ん中のネジも外す

  1. 金属パーツと反対側のネジ受けプラスチックをネジで固定

ボディ側に取り付ける際上下を間違わないこと。

  1. ボディに先程のパーツを戻す

右側のネジ溝がほぼ潰れてしまっているがわかると思う。これ緩んできたら締められるのかな?

ヘッドレスト

元ハーマンミラーの人が立ち上げた会社とのことで、プロダクトが異常にいい。なんでこれ本家についてないの。

このヘッドレストは付属の六角レンチが最もセットアップしやすかったので他の道具は使っていない。シールをきれいに貼るのが難しいのはこの手のあるあるなのだが、保護用で隠れてしまうので少々雑でも良いと思う。

とても良い買い物をした。満足だ。

改造結果

アームレストを取り外した結果、明らかに着席・離席のアクセスが楽になった。また副次的な要素だが、楽器をデスクで弾けるようになったのは大きい。

またヘッドレストは通常使用では頭に触れないが、リクライニング時の心地よさが違う。みんなも着けよう。

まとめ

この手のDIYは全く好きではないし、仕事が快適になれば目的は達成されるのだけれど、エンボディチェアの座り心地には不満がなかったのでこんな重労働を行う羽目に。

嗚呼めんどくさい。

@kickbase
Freelance / GameDeveloper / TechnicalArtist / Houdini / UnrealEngine / in Iwate