(※初出:2023.8.3)
雑感1はこちら。今回はキャラの感想をざっくりと。
■ 水那川 愛梨(主人公)
ドジだけど明るく優しくみんなに愛される、ちょっと懐かしい感じの典型的ヒロインという印象。個人的には可もなく不可もなしだったかなー。顔は好みでした。
■ 如月 征都
これまで遊んだTAKUYOゲーのキャラで1、2位を争うレベルで好みの容姿。(なお対抗馬は『死神と少女』の桐島先輩)
淡々としていてあまり喋らないけど文字だと雄弁、根は優しいし動植物は好き、恋愛話は嫌いと私の気質に大変なじむ良いキャラでした。
の割には「嫁の貰い手……」「余ったら貰ってやる」とベッタベタに主人公を冷やかしたり、おまえそういう話苦手だったはずだしそもそも愛梨ちゃんはシスターを目指しているから嫁の貰い手は特に必要ないのでは……と戸惑ってしまった。あとはEDではやっと内なる情熱を口頭で言葉にできるようになったという成長の描写なんだろうなーとは思いつつ、あんまり強い言葉を紡がれてちょっと引いてしまったり、うまく噛み合わなくて残念でした。その点あくまで柔らかい言葉で情熱を伝えてくる古橋旺一郎よ以下略。
■ 高梨 久遠
ジ、ジャリ!(暴言) 寂しいからと周りに迷惑をかける方向でふざけるタイプは苦手なので結構きつかったし、世話を焼くのは良いとしても本当に「世話」という感覚になっちゃったので「いやシスターとしての務めですが」ルートがあるのは助かった、逆に言えば恋愛感覚にはならなくて好意を向けられるのがまたきつかったりでなんかごめん。
しかしお母様はちゃんと本人に伝えてあげてほしいし、本人の意思も尊重してあげてください。頭が良くて寂しがりな子だからこそ。
■ 辻宮 兼我
しっかりしたお兄さんに見せて面倒を見てあげられる存在に依存してるタイプには恐怖を覚えるレベルで苦手できつかっ……た……。TAKUYOじゃなかったらヤンデレまっしぐらだったろうし、ひどいゲームだったら主人公は監禁されていた。TAKUYOゲーで良かったね。と思ったけどTAKUYOゲーであっても悪魔の城に幽閉されたらワンチャンある。
馬鹿馬鹿いわれるのも相手に否定をぶつけることを要求されるコミュニケーションもきつくて、クリアした時はやっと解放されたとほっとしてしまいました。
外見はメガネつけてなかったらめちゃめちゃ好みだったな……メガネあまり興味がなくて……なんかすいません……。
■ 東條 昴
チャラいてらしー声好きなのでまず第一印象が良かった。前情報や他の人の感想で「ルートに入るとめんどくさい男」みたいに書かれてて警戒してたんですけど、蓋を開けてみたらそうでもなかったかなぁ。こいつも執着とか独占欲とか凄そうなタイプだけど高圧的な感じはないから御せそうと思えたのかもしれない。呼吸が心配でそれどころじゃなかったのはある。
シスターを目指す少女が一般社会の少年と恋愛しちゃっていいのか、みたいな葛藤はこの設定ならではの醍醐味だし、女友達が恋敵になっちゃったーってのはTAKUYOのお約束だと思うので、その辺が味わえて楽しいルートでした。あとは誠司すきすき大好き~ってのが溢れててかわいかった。
■ 笠原 誠司
最後にクリアしたんですけど、最後にふさわしい強キャラだった。優秀だし冷たいように見せてめちゃくちゃ優しくて面倒見が良いし、隙がない。素直じゃないという触れ込みだったけど言葉の端々が主人公への愛に溢れててめちゃめちゃ素直だし気づかない方がかわいそうなレベル。
愛梨ちゃんも愛梨ちゃんでそもそもシスターを目指した理由が誠司くんとずっといるためで、もう、このすれ違い! 早くちゃんと話し合って和解しろ! なんで誠司くんメインヒーローじゃないのが意味がわからない。そのままお幸せにどうぞ。穏やかに喋る谷山紀章キャラを久しぶりに摂取できて嬉しかったです。
■ 日渡 奏良
頭が良くて人をよく見ている人でだからこそ繊細で、至極まっとうな人だなぁという印象。懺悔を聞く時のコツとか、彼の言葉は結構刺さるというか反芻して考えたくなる強さがありました。
なーんとなく、愛梨ちゃんとの関係性はもう少し掘り下げてほしかったな~という感覚が残って、けど具体的に何を求めたかったのかはつかめないまま終わりました。
それにしても初恋時の年齢を考えるとさすがにまずいのでは。いや愛に年齢は関係ないか。
■ シスター
ちょっと怖いけど、という触れ込みだったけどただしっかりしてらっしゃるだけでお優しい方だった。でも愛梨ちゃんかわいさに留学の打診を握りつぶすのはちょっと引いた。本人の意思を……確認…………。
折笠さんのお声を聞くの久しぶりで嬉しかった~。
■ 神父様
おっとりとしてわかりやすく優しいパパポジション。常に敬語喋りなところと目つきの鋭さ、時折見せる愛梨ちゃんのモンペっぽさに血の繋がりを感じました。笑。しかしシスターはだめでも神父は結婚OKなのな。
■ 藤代 舞花
ゆるふわ儚おっとり少女。文句なしにかわいい。ピンク髪少女好きですありがとうございます。
すばるんのこと好きになっちゃったのは男性苦手な舞花ちゃんのペースや間合いに合わせてくれて怖くなかったからなんだろうけど、舞花ちゃんを任せるにはぶっちゃけ役者不足なので親友と争った果ての失恋は痛手だったろうけど結果的に良かったと思うしシスターになるにしろならないにしろもっとちゃんと幸せになって欲しい。書いてみたら割と重いな私。
ところで外見がとっても橿野柘榴なので、柘榴ちゃんもしかしてこういうタイプの女の子と勘違いされながら生きてきたのかなと真顔になっている。
■ 等々力 慧
金髪美少年にかませ犬をさせるスタイル、と思ったけど愛に年齢は関係なかった。あるいはこれだけ年齢差のある相手を恋愛対象にした日渡さんに対するリトマス紙。
礼儀正しく頭も良くしっかりしていて、育ちの良いオーラがすごい。TAKUYOキャラだいたい頭が良くてしっかりして、いやそうとも言い切れないか(内沼葛を見ながら)
それでも年齢相応なところもあって微笑ましく、誠司くんは恋敵としては対等に潰しに行きつつ大事なところではちゃんと面倒見てあげててほんにできるお人だよと誠司くんの株を上げてしまったのでまじでかませ犬。個人的には7年後くらいに舞花ちゃんに猛烈アタックしてほしい。