2024-10-23 1人で車中泊の旅に行ってきた(2日目)

Kei IWASAKI
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このつづき。今回は2日目編

保田小学校(4回目)

これは朝の二宮金次郎

1日目は疲れてしまって21時前には寝てしまったのもあり、6時前には目が覚めた。その時の外の様子がこれ、ちょっとだけ朝焼けの光が反射している。

朝起きて、トイレに行こうとするとすぐにこういった景色が広がるのはとても気持ちが良かった。

朝はちょっとした車中飯チャレンジ。1日目でコンビニで買ったパウチのたまごサラダを食パンに挟んでホットサンドメーカーで焼くだけの簡単ホットたまごサンド。(元ネタは Youtuber のクピ夫さん がよくやっている車中飯)

ホットサンドメーカーは1日目に割ってしまったわけなんだけど、外装部部がやられただけで一応「焼く」機能は生きていたので無理矢理やった感じ。ただ、外装がやられた結果「強めに挟む」ということができなくなってしまったので、重りになりそうなものを上から乗せたり、焼き上がったあとに割り箸で鉄板を持ち上げたりとなかなか厳しい思いをした...

また、当初の予定ではここで電子ケトルを使ってお湯を沸かしてホットコーヒーも準備する予定だったけど、車内が蒸暑すぎてとてもじゃないけれど熱い飲み物は飲む気にならず、水でぬるいインスタントコーヒーをつくった。

味はまあまあ上々だったのでまあいいでしょ。

朝食後は寝る前と同じ方法で歯磨き+洗顔シートで顔を拭き出発準備。道の駅に迷惑をかけないように営業が始まる前には出たかった。

ただ、撤収準備のときに気づいたのが車内と外の温度差が結構あったのか結露がものすごく、全体を拭き取るのにめちゃめちゃ時間がかかった。(写真でどこまで伝わるかわからないけど)。

実際この結露のせいなのか、車に標準でついているドライブレコーダーが視界不良を起こしてしまって、走行中しばらく警告が出ている状況だった。しばらく空調を効かせたところ復旧したけど。

保田小学校、事前に調べていた通りかなり居心地のよい道の駅でとてもよかった。施設も廃校になった小学校、廃止になった幼稚園を活用している感じが随所に見受けられてユーモアもあって楽しかったし、地元の人達のいこいの場になっているんだろうなというのも感じられた。一方で、地方から子どもが居なくなっていくという状況をリアルに感じたところもあって、ふと冷静になってとても切ない気持ちにもなったりした。こういうあまり普段意識が及んでいないところに対する気づきを得られるのも旅の醍醐味かなー

とにかくお世話になりました!ということで、7時半くらいには出発した

洲埼灯台、房総フラワーライン

保田小学校を出たあと、できれば最初にお風呂に行きたかったのだけど調べた感じで周辺の温泉・銭湯はどこも午前10時からになっているのでそれまでに巡れそうなスポットを適当に回ってみようと更に南下した

目指したのは州崎灯台という場所。「よくわかんないけど海はよく見えそうね!」くらいのノリで目指し始めた。このときかなり激し目の雨が降ったりやんだりを繰り返していたので心配なかったわけではないのだけど

実際に灯台まで到着すると思ったよりもだいぶこじんまりしていた。天気がいいと展望台からの眺めは良さそうだったものの、曇り空で残念ながらあまり遠くの島とかはわからなかった。天気がいいと横須賀とかも見えるらしい。

洲埼灯台を見終わったあとは房総フラワーラインをひたすらドライブ(上画像参照)。これといった休憩スポットも見当たらず延々と運転していたので写真がないのだけど、ここも「ちょっと来る季節間違ったかな...」という感じになってしまった。

というのが、海沿いということだけあって基本的にはビーチがあってその周辺を楽しむ感じなんだろうなと思えたところがある。それ以外だとひたすらゴルフ場があったので、ゴルフ好きな人からすると「あー、あのへんね」となる場所なのかもしれない。

他印象に残っていることとしては「何もない道を延々と進む感じ」がすごかった。車道にはみ出してきている植物を結構な頻度で見かけたりして、本来の自然の在り方ってまあ確かに人間の都合なんて関係ないし、こんなもんだよねと思ったりした。それにしても、どこか車を停めて景色を眺められるような場所が全然ないのが想定外で「そっかー...」という感じになってしまった。

海沿いのドライブ、海辺の湯

ドライブである程度時間を潰せたところで調べてあった海辺の湯という温泉へ移動を開始。いま冷静に地図を見ると房総エリアからは結構な距離なので高速道路をつかってもいいような距離だけど、これまでずっと海沿いを走ってきたし行けるっしょという感じで一般道で目指すことにした。

ちなみにこのときどう設定してもGoogleマップのナビが高速道路に入れようとしてきて「絶対に高速道路に入れたいGoogleマップ vs 意地でも一般道で行きたい僕」みたいな感じになったのはおもしろかった。方角を見失わないようにしつつもナビに逆らいながら温泉を目指した。

途中、思わず「やーーーー!」と言ってしまいそうな看板を見つけて変なテンションになって元気が出た。(たまたま信号が赤になった隙に撮った)

それにしても道中は一般道を通ったこともあるんだけど、休憩できる場所がコンビニくらいしか見つけられず、細々といろいろお金を使ってしまったところがある。まあ仕方ないのだけど

多分1時間位運転してようやく海辺の湯に到着。途中で大雨になったり、間違って一度スルーしてしまいUターンするのに苦労したりしたけど無事に到着。

ややぬるめでゆっくり浸かることができそうな感じで、海を眺めならが入れる露天風呂はとてもよかった。午前中はサービスタイムなのか100円だけお得に利用できた。

ただ、1点だけ気になったのは入浴中に女性の従業員の方が諸々検査・チェックなんだろうけど普通に男湯に入ってきたのがかなりびっくりしてしまった。おそらく地元の人向けの温泉の性格が強そうで(実際そんな感じの人が多かったようには思う)、なんとなくお互い馴染の仲みたいな感じだったりするのかなとか女性の清掃員の人が男トイレの掃除もするのと同じようにやってるのかなとか思った。ただこれ、お風呂だし嫌な人は本当に嫌なんじゃないかな...

道の駅木更津 うまくたの里

お昼ご飯を食べつつ、最後のお土産を買おうと思って道の駅木更津 うまくたの里 に立ち寄った。アクアラインからそんなに遠くないのが決め手だった。

最初はカフェレストランで食事をしようとしたけれど、お昼時だったこともあって激混みで入れず。どうしたものかと思ったところでちょうど売店でおにぎりが目に入って「まあ足りないけれどもないよりマシかー」という感じで購入。おにぎり自体は付け合せ含めて美味しかったんだけど、この選択は失敗だった

というのが、ちょうど「房総ジビエ」というハンバーガーのキッチンカーも居てそちらもそこまで激混みという感じでもなく、ご当地グルメを食べれる状況だった。すでにおにぎりを食べておいてかなり悩んだけど、足りないのも事実だったので結局追加でここのハンバーガーも買ってしまった。

イノシシの肉をつかったパティのもので一番プレーンなものを注文。看板だとかなりデカ目なグルメバーガーっぽいイメージだったけど、実物はかなり口に頬張りやすそうなサイズだった。味は全体的に見た目とは裏腹にさっぱり系の味付けでぺろっと食べれてしまった。美味かった。ただ最初からこのお店でトッピング付けるなりして食べたほうがよかったなとは思ってしまったが、まあしょうがない

一通り食事も終わったらお土産の購入。といっても「いいのがあったら」くらいのノリだったけれど、いくら醤油(公式っぽいページが見当たらなかったので参考までに: https://muranoeki.shop-pro.jp/?pid=180229915 )というものを見つけたので買ってみた。試食をしたところ「思ったよりもイクラ丼だな?」となっておもしろかった。

もろもろの予定が済んだところでぼちぼち帰ることに。

ただ、出発の際にアクセルを踏んでも車が後ろに下がってしまう現象が発生。ブレーキの判断をミスったら後ろの車にぶつけるところだったものの、一旦落ち着いてブレーキが入っていることを確認して車外に出て安全確認を改めて確認。そこから再度エンジンをかけて恐る恐るアクセルを踏んだところちゃんと前進したので一安心というヒヤリハットがあった。多分だけど、最初の出発の際に誤ってニュートラルになっていた可能性があるかなとか一人反省会をするなどした。

帰り

帰りは一時ものすごい大雨になったものの、最終的にやんでくれてよかった(荷物の積み下ろし的な意味で)。

家に戻ってからは最低限車の運転に必要なもの以外は全部荷物をおろして、部屋から Anker Eufy のスティック掃除機を持っていきいつも以上に念入りに掃除。その後は車の返却時間に余裕があったのでガソリンスタンドに寄って洗車をしてもらいつつ返却をした。

積み下ろしとか掃除はつかれたけど、洗車はやってもらったらめっちゃピカピカになって、自分の車じゃないけどとてもいい気分になってよかった。今後も時間に余裕があったらもっとやってもらおう。

おわりに

せっかく念願の旅に行ってこれたし記録にしておこうと軽い気持ちで書き始めたら思いの外超大作になってしまった。

今回のカーシェアで確保したハスラーでの車中泊旅、結構無謀なところもあったし荷物類で失敗したこともあったりしたんだけど、そいうのも含めてすごく充実していて良かった。なんか「生きてる」ということをとにかく感じられた。本当に行きたい場所に行きたい方法で好き勝手に行くし、寝る場所も自分で選んで眠りたいタイミングで好き勝手に寝るというのがこんなにも贅沢なことだったのかということをとにかく実感した。

一方で、1泊2日のあいだ家にいるような便利な生活から遠ざかったこともあり、帰ってきてから「ああ、家って便利ですごいな!!!」と普段の生活に謎に感動できることも多い。

次行ける機会が果たしてあるのかは謎だけど「体力がある今だからこそ」なところもあるので、本当に今行くことができてよかった。

追記

おまけっぽい振り返りを書いた