2回目の検査結果

licotta
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1回目はこの検査のこと自体書いていなかった。夫の検査で、おそらくセンシティブ扱いなやつだからだ。ただ、今回は是非とも書いてくれと言っていたのでしたためてみる。

妊活の検査は自分は色々受けたが、男性側は精液の検査がある。1回目は3月頃だったか。夫は「だいじょぶだいじょぶ」と楽観しているように見えた。

精液検査の手順は、産婦人科から事前に丸型のケースをもらい、そこに精液を採取、2時間以内に検査室へ届ける。光に当たらないようケースをアルミホイルで包み、サンプルが冷えないよう人肌で温めながら持ってきて(ブラジャーの間やおなかに挟むなど)といった感じだ。

1回目の検査結果は、先生が「さあ大変です」と言わんばかりのただならぬ雰囲気だった。

「精子の運動が全く見られません」

検査技師さんも「こんなに動いていないのはほぼ見たことがありません」とのことだった。

夫に何て言おう…そう思いながら帰路についた。

私の子宮筋腫を手術した方がいいという話を聞いたのと同じ日だった。色々ショックを受けつつ、出産経験済の妹とLINEをしながら帰ったのを思い出した。「夫が引っかかった」と言ったら「うちもだったよ」と言っていた。

本人には帰宅してから話をした。夫は持病があって、「薬の作用で白血球が…下半身のどこかに溜まるらしいんだよね」みたいなことを言っていた。それかもしれないね、ということで、後に薬を変えてもらっていた。


精子の質は疲れなどの体調も関係している可能性があるので「(私の)手術後に再検査をしましょう」ということになっていた。今日は私が手術の抜糸をするので、ついでに本日2度目の精液検査を行った。

「大変です!」先生が言う。

「すごく良くなっています!」

精子の数が5000万あればいいところが1億6000万ある、運動率が50%あればいいのが70%ある、と先生はテンション高めに話した。「良すぎて興奮しています!」「前回ははっきり言って絶望的でした。70歳から26歳に若返りました!」

検査結果の紙をぜひ写真に撮って!と促される。「影になってるからもう少し引いて拡大して!そうそう」テンション高すぎである。

「一体何がどうなったらこうなるのでしょう!」と聞かれたので、薬を変えたみたいですと答えると「それはなんの薬ですか!?聞いてきて!宿題ね」と言われた。ちなみに次は12月頃に来てということだった。宿題忘れそう。

会計待ちの間に、夫に検査結果の用紙の写真を送信した。基準値も書かれているので、結果が如何ほどのものかも汲み取ってくれるだろうと。会計が終わり迎えにきてもらったら、夫はとてもいい顔をしていたし、こちらも先生がテンション高かったことを伝えた。

「いや〜よかったよかった」夫は肩の荷が降りたようだった。「こんなに結果が違うとは思わなかったよ」

夫が通院している先生からは、薬を変えてもらったとき「これでちょっとは変わるかも?」位の反応だったらしい。それで検査結果が逆転までいくのは、確かにすごいことだ。ほんとうに良かった。

次に産婦人科へ行く12月までに決めること。体外受精をするかということだ。先生はこれを推奨しているが、とてもお金がかかるらしいし通院のタイミングがシビアなので厳しいな…と思っている。しかし、自分たちが面倒ということでその選択肢を取るとか取らないとか言っていられない年齢なので困っている。色々調べなければならない。

あと、他に今日行ったことは検尿と採血、血圧を測った。抜糸はテープの端をそっとめくって、はみ出ている所だけを取ったようで全然痛くなかった。なので先生には傷口を見られていない。自分の状態がどんなものか聞きたいところではあった。

「膀胱炎の症状が出てます」と言われ「えっ、自覚症状何もないのですが…」と答える。じゃあ薬とかいらないですかね、ということだったが、どうなんだろう…頻尿や残尿感等は全然ないが、退院したあたりからいつもと違うにおいがしていて気になってはいた。それが不快なものではなかったので放置していたが、菌が繁殖しているのかもしれない。

運動は涼しくなってから、うつぶせ寝はお盆過ぎから、性生活は8月入ってからと言われた。仕事はぼちぼちしていいらしいので、明日あたり営業再開の告知をしようと思っている。

会計は3,030円だった。


病院が終わった後は自分のお店に寄って先日仕入れた本を並べ、昼食をいただき、映画『化け猫あんずちゃん』を観て、ミスドを買って帰ってきた。イオンの中を歩いたのだけど、太ももの後ろの脂肪が燃焼しており、歩行は踏み台昇降とは違う所を使うんだなという発見をした。をたくさん活動した一日だった。