文章うまくなりたい(山内マリコを片手に)

licotta
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公開:2024/9/20

これは買取させていただいた本たち。今日は読みたい本が混ざっていて「おっ!」と喜んでしまったので載せてみる。並べる前に読ませていただこう。本屋の特権である。山内マリコ『結婚とわたし』だ。

気になるなぁと思いつつ、結婚を題材にしているのが引っかかり(なぜ引っかかったのかはまた自分を見つめ直しながら考えたい)仕入れていないままだった。この文庫は今年発売されたものだし、古本という形で当店に来るのは予想外だ。表紙がかわいい。

最初に山内マリコを読んだのは『あたしたちよくやってる』という、エッセイとショートストーリーを混じえた文庫だった。千葉時代にお客さまがこの本で当店で読書会をやってみたいとのお申し出があり、私も読んでみるかと手にしたのだ。内容はほぼ覚えていないのだけど、かなり共感してしまうことがあって驚いたのは覚えている。読み終わり、著者のプロフィールを見ると富山県出身。私より少し年上。なるほどと思った。同じ北陸出身の女として、より共感できることが多かったのだ。

次に読んだのは『マリリン・トールド・ミー』。こちらは小説で、読みやすくて夢中になって読んでしまった。同時に、頭いいとこうパワーのある、文章って書けないよな…としみじみ思ってしまった。本を1冊出せる文を書く人なんてみんな頭いいんだろうけど、何というか、そのような作家さんに共感したのがおこがましいし、純粋に「すごいなぁ…」と思ってしまった。これは尊敬だろうか。共感と尊敬ってあまり共存しない気がする。この気持ちは何だろう。


最近気づいたのだけど、私は人に対して伝える文章を書くのが下手くそだ。リプライはもらうと嬉しいのに上手く返事が書けず、でも返信しないのは失礼だから下手なままの文章を返してしまう。ちょっとしたお知らせを投稿するのも下手だと思う。ここ、しずかなインターネットでも何かを訴えかけるようなことを書こうとしたこともあるけど、上手くいかずに消した。そういう意味ではnoteでなくしずかなインターネットで書き散らかしているのは自分にとって正解なのだろう。

一番困っているのは、予約のお客さまがつけてくれた評価に対するお返事が上手く書けないことだ。

皆様すごくいいことを書いてくださっているので見てほしい…すごく嬉しいのに、ちゃんとした返事が書けないのは本当にもどかしいことだ。

昔はよく友だちに手紙書いていたのにな。いつから文章のコミュニケーションが苦手になったのかな。こういった文章を勉強する術はないのだろうか。とりあえず勉強するなら図書館だ。今度行こう。


感想というほどではない内容だが『マリリン・トールド・ミー』を読んだことをメモしていた。

明日は土曜日で一般営業日。昨日の時点で雨マークだったので「こりゃ休みだな」とぐうたらモードだったのに、今日くもりになっていた。ので明日は営業する。日曜日もずっと雨予報だったのに、こちらも傘が消えていた。お出かけする予定なので嬉しい。月曜日には予約が入っている。燃え尽きない程度にがんばろう。