【宣伝】愛するBEYOOOOONDSの新曲『灰toダイヤモンド』が素敵なのでぜひ聞いてください。遊びたっぷりな音に載ってダブル主旋律とコーラスが心地よく畳みかけてくる、希望の詰まったファンク・ミュージックです。
BEYOOOOONDS（ビヨーンズ）は、ハロー！プロジェクトに所属する日本の女性アイドルグループ。多彩な楽曲とコミカルな寸劇を織り交ぜた独自の世界観が特徴で、本格的な舞台演劇もおこなっている。公式サイトはこちら↓
BEYOOOOONDS一岡伶奈さんの卒業が発表されてから1ヶ月、上記の新曲MVが公開された。大きく路線を変えた楽曲と走り続ける11人の姿に心が震え、ファンもようやく少し前を向けそうと思えた矢先の2024年4月4日、発表されたのは同メンバー山﨑夢羽さんの卒業だった。
（山﨑夢羽さんは、上記動画の3：47からたくさん映っていて、最後にセンターで「銀河to銀河届くよ」とソロを歌っているニット帽の子です）
理由は「新たな環境に身を置いてさらに音楽を学び、様々なジャンルの歌にも挑戦して自分の可能性を広げたい」というもの。名前の通り夢に向かって羽ばたく門出の卒業だ。
BEYOOOOONDSは12人でデビューし、この春までメンバー変更なく活動を続けてきた。「BEYOOOOONDSだけは卒加入なしがいい」「いつまでもこの12人で活動してほしい」が自分を含め多くのファンの願いであり、それがメンバーの重荷になりはしないか心配になるほどだった。
そんな環境から飛び出して次のステージへ向かうにはどれほどの勇気が必要だっただろう。その決断も、見送る側の強さも、どちらも心から称えたい。全力でその背中を応援したい。それは素直な気持ちで、でも今はまだ寂しさで一杯だ。
いい応援ソングだなと聞いていた新曲『灰toダイヤモンド』も、あらためて歌詞を見ると「熱い火球…燃え盛って駆けてく」「本当の本当の本音 言葉にしてみる勇気」「もっと君らしさ 遠慮せず輝きな！」が全て夢羽ちゃん卒業へのエールに思えてくる。灰から生まれるのは輝くダイヤモンドであり、きっと赤い羽を纏って飛び立つ不死鳥だ。
夢羽ちゃんはハロプロ随一の「主人公」属性を持つアイドルだ。デビュー曲「眼鏡の男の子」で恋する主人公役を演じたからというより、彼女の持つ圧倒的主人公感が役を引き寄せたのだといった方が正しい、そんな存在感がある。
明確なエースやセンター制がなく「誰もが主役で誰かの助っ人」という歌詞を体現するようなBEYOOOOONDSで、それでもメンバーカラー赤を背負って大サビを任される彼女は間違いなくグループの要となってきた。
テンポが重要な寸劇も、音程の難しいソロパートも、盛り上がりを作るフェイクも、交じり気なく真っすぐ響く声で毎回ばっちり決めてくれる抜群の安定感はそのままBEYOOOOONDSの華であり土台だ。
仕事終わりに毎日カラオケに通うほど歌うのが好きなこと、リズム感を生かした爽快で軽やかなダンス、寸劇のコミカルさに大きく貢献する豊かな表情、マリー・アントワネットからチャラいマジシャンまで見事に演じる幅の広さ、ステージでの輝きとギャップのある人見知りで控えめな性格、動物も野菜も苦手がたくさんあること、それでも常に笑顔で涙を見せない芯の強さ、緊張で震える手がステージではぴたりと収まる天性のスター性、大好きなドラえもんのことになると早口になるところ、りか様にちょっかいを掛けて塩対応に悦ぶ様子、良きライバルであるニシちゃんと並んだときの最強コンビ感、こころちゃんやさやちゃんと過ごす等身大な女の子の姿、ぜーーーーーんぶひっくるめてとにかく素敵で愛らしい。
誰かの後ろに隠れがちだった研修生時代から、デビュー後はグループの実質的なエースとして活躍し、大好きな歌と音楽を追求するという新たな挑戦のために一人旅立つ。今が永遠には続かないけど、だからこそ夢を追い続ける新たな姿を私たちは見ることができる。それをいつも見せてくれるのが主人公・山﨑夢羽なんだ。
卒業発表の二日後、まだまとまらない気持ちを抱えながらパシフィックフィルハーモニアポップス東京と共に楽曲を披露するコンサート「BEYOOOOOPHONIC II」東京公演に参加した。
コンサート全体が素晴らしかったのはもちろんのこと、オーケストラをバックに高らかに伸びる夢羽ちゃんの声はそれはそれは見事で、ステージから目を離したくない一方でその声が響き渡る東京芸術劇場のホール全体を何度か眺め、音楽に包まれる心地よさを嚙み締めた。
この歌このパートこのセリフを夢羽ちゃんの声で聞けるのはこれで最後かもしれないと、どの曲にも思う。春ツアーもこれまで以上に1回1回を大事にしたい。
↓デビュー前の動画だけど、好きで時々見に行く夢羽ちゃんです