2024年振り返り

mehm8128
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2024年の活動報告|mehm8128のもっと主観?お気持ち?バージョン。

技術的な話

前半は技術書典の諸々をやってた。自分の記事を書くのは結構ソースコード貼ってその説明を書くだけだったのと、サークルの後輩にRustのコードを無限に直されてたくらいなんだけど、他の人のレビューの方が大変だったような気がする。

12人くらいで書いた本だったので、10人くらいの記事をレビューしたんだけど、もちろん普段からブログ記事書いたりしている人だけじゃないから誤字脱字はもちろん、分かりやすい表現に直すとか表現を統一するとか色々あった。アドベントカレンダーで他の人の記事を読んでるときにも思ったんだけど、自分はこういうのが結構得意なので今後知り合いが本とか記事とかを出すときにレビュー要員として呼んでほしいなと思ってます(今はAIとかに食わせれば結構やってくれると思うけど)。

活動報告の記事にも書いたけど、来年も秋に本出したい。フロントエンド関連で何か一緒に書きたい人とかもしいればよろしくお願いします(特に25卒とか社内の人とか)。

8~9月は使ってるライブラリのドキュメントが微妙でソースコードを直で読みに行ったり、10月以降はClosure Toolsなるもので書かれたオブジェクト指向のソースコードを読まないといけなかったりで、他人のコードを読む力がちょっとついたような気がした。アドベントカレンダーでReact Ariaのコードもたくさん読んだし。さっきまでBiomeのコードも頑張って読んでた。コードレビューも最近は結構してる気がする。

サイボウズに入ってからは今まで追ってなかったような部分のキャッチアップができてる。例えばWeb標準とか、普段使わないようなライブラリ・フレームワークのリリース情報とか。そこから興味を持つようになったとかはまだあんまりないけど、いつか必要になったときに「そういえばあれがある」みたいに思い出せるのは強そう。

アドベントカレンダーは次やるなら1月からちょっとずつ書きたいと思ったけど、本出すなら無理そう。11月から毎日1記事書いてればいけるでしょって思ってたけど、思ったよりも書くことが思いつかなくて11月中にある程度書けたのが半分くらいだった。11/28とかにまっつーさん(React Ariaに結構Contributeしてた方)にDMで突撃して色々教えてもらって、なんとか書くことの目星がついたって感じだった(記事内で言及していいのか分からなくてやめちゃったけど、ありがとうございました)。Focus Management APIとかもそのときに教えてもらった。

最初は基本的なa11yの対応方法みたいなのをまとめるだけにしようと思ってたけど、どのくらい基本的なことから書くべきなのか分からなかったのと、ある程度進んでいくと同じようなのが出てきて毎回説明するのも微妙だし省略するとめっちゃ内容少なくなっちゃうから迷って、結局issueとか漁りにいったり、公式が出してるブログ記事の要約&ソースコードと絡めた説明みたいな感じになってた。

あと、自分の場合は書くことが決まったらあとは書けるということが分かったので、1つ1つ完成させていくんじゃなくて全部の日の記事を段階的に書いていくのがよさそうということが判明した。来年もやると言っているわけではない。

やりたいこと

ずっと言ってる気がするけど、やりたいことがあんまりなくて困ってる。

活動報告記事で、一応来年やりたいことみたいなのは書いたけど抽象的だし。例えばa11yがやりたいとかはあるけど、a11yでもっと具体的に何がやりたいとかを考えられてない。

長期的に強みにしていけるのを見つけてやっていきたいなーと思いつつ、まだ今やりたいこと駆動でもいいような気もしつつで難しい。より具体的に言うと、今やりたいこと駆動というのは自分の場合は技術寄りの話で、Next.jsとかBiomeとかReact Ariaとかそのくらいのレイヤー。長期的な強みというのは技術というよりはもっと大きい分野だと思ってて、例えばa11yとかパフォーマンスとかセキュリティとか。a11yに関連して、デザインとか結構興味あるからそこらへんの勉強もしたいかもしれない。

会社で1人につき年12万円分、承認が降りれば技術書とかビデオ学習サービスとかに使っていいお金が配分されてるけど、「年12万円使えますよ」じゃなくて「年12万円分は勉強しなさい」だと捉えていきたくて、あんまり知らないけど知っておいた方がよさそうな分野とか、色んな分野に触ってみるとよさそう。

勉強会とかでinspirationを得たり、先輩たちが普段何の開発・探求してるかとか見て探していくのもよさそう。

来年度以降に関する決断

別に今年のことじゃなくて、去年の就活中くらいに決めたことだけど、来年度からは大阪で生活するということになってる(まだなんもしてなくてまずい)。これは単純に一人暮らししたいとか東京が飽きたとか関西行ってみたいとかもあったけど、よりまともそうな理由が2つある。

1. 見る世界を変えたい

今までずっと東京だったし、そもそも家からあんまり出ない生活をしていたので、もっと色んな世界を見たくなって、完全に別のところで過ごすことを決めたのが一番大きかったような気がする。そんな理由で新卒で住むところを決めちゃっていいのかみたいな話もあるけど、特に何か人生の中でやり遂げたいことがあってそのために~みたいなのもないし、ここは今やりたいこと駆動でいいんじゃないかなと思ってる。なので別に大阪に拘りはそんなになくて、すぐ東京に帰れないようなところなら北海道でも仙台でも広島でも愛媛でも福岡でも海外でもいい、多分。今挙げたどこにでもオフィスあるし(札幌は営業所だからちょっと違うかもだけど)。

海外も住んでみたいし、30歳とかになったら日本にいない可能性もある。

2. 先人の言葉

決めた後に思い出したやつなので全然この言葉があったからなんとかとかではないけど。大前研一って人が、「人間が変わる方法は3つしかない」と言って「時間配分」「住む場所」「付き合う人」の3つを挙げたらしい。『イシューからはじめよ』を読んでたら出てきて、そういえばそんなのあったなってなった。

「付き合う人」は就職するタイミングでもちろん変わるとして(既に変わりつつあるけど)、「住む場所」は大阪行くことによって変わり、「時間配分」に関しても、今まで実家だったのである程度家族に合わせていたところを自分のペースに合わせて色々変えることができると思っているので、全部変えられそう。

a11yについて

最近ずっとa11yのことをやってる気がするけど、なんでa11yをやってるのかあんまり分からなくなって整理していたので言語化。

一番最初は例のa11y本(というか聖書)を読んでa11y面白い!ってなって興味を持って、まだフロントエンドエンジニアでもあんまり知見のある人が多くないからキャリアの上で色々強みになるんじゃないかと思って勉強したりしてたけど、最近はそれだけではないような気がしてきた。

最近Xとかを見てると結構治安が悪い世界が広がっているけど、a11y界隈はそんなことなくて、(もちろん自分が当事者という人もいるかもだけど)他人のために色々と考えている人がたくさんいて、そういう世界がいいなと感じているのが大きい、多分。もちろん、あらゆる人があらゆるものにアクセシブルな世界にしていきたいというのはあるけど。

あと、今はそうじゃなくてもいつか自分が病気とか怪我で目が見えなくなったり身体が使えなくなったりして当事者になってもおかしくないし、スクリーンリーダーの使い方を勉強しておくとか、a11yについてもっと広めていく活動をしていくとかするのは、将来の自分のためにもなりそう。

本当にアクセシブルな世界にしていくにはソフトウェアだけじゃなくてハードの部分にも着目していかないといけないので、もっと勉強しないとなって思ってる。本をたくさん読みたいんだけど、最近目が滑ったりして全然集中できないから厳しい。

まとめ

とりあえず来年は生き延びることを目標としているので、よろしくお願いします。

@mehm8128
Cybozu / ex-traP / Frontend Engineer