K譜おつやま日記+新刊刈矢本の通販のご案内と諸々解説

meso_num
·

命のK譜3、おつかれさまでした!初K2でのウスイブックの発行、刈矢俊一郎メイン、単身でのイベント乗り込み、ジャンルの知り合いおらず、灼熱の有明……と、何もかもに緊張しまくりでしたが、無事にイベントを踏破することができて良かったです( ᐢᢦᐢ )

■通販のご案内

『とらのあな』さまに委託しております!予約も開始しておりますので、ご入用の際は下記リンクからどうぞ↓↓↓

通販用に別途発注、かつ、夏の大型イベ繁忙期にドン被りなので、お届けまでにお時間をいただくことになりますが、ゆる〜っとお待ちいただけたら幸いです。なお、会場頒布分につけたノベルティは付かないことと、装丁の仕様も変わることを予めご了承ください。ちなみに通販分も『わくドキセット』で発注しました( ˆ̑‵̮ˆ̑ )どうなる!?装丁ガチャ…!!

改めまして、『命のK譜3』では弊サークルまで足を運んでいただき、そしてウスイブックやアクリル、無配本など、お手に取って下さった方々、立ち読みして下さった方々、ありがとうございました…!少しでもグッと来たり、楽しんでいただけたら幸いです。

昨今の告知や宣伝の主流であろうXは退会済(※)ゆえに、bsky、ナビオくん、pixivのみでの告知だったので、正味、お手にとってはもらえないかもなァ…と考えていたのですが、想像よりもお迎えいただけて嬉しかったです!手に取ってもらうたびに「どこで情報を知りました…?」と聞きたい気持ちを必死に抑えておりました。あと、差し入れやお手紙もまさか頂けるとは思っておらず…!本当にありがとうございました…!!

※Xは趣味の情報収集用の鍵付きROMアカはあり。しかしインプレゾンビや、ドンパチを見かけるたびにドッと疲れてしまうので、情報集めるのも困難な昨今である…。

■頒布物の装丁仕様など

前回のラヴコレで発行した益田本に引き続き、『プリントオン』さんにお願いしました。そして憧れの『わくわくドキドキDXセット』での発注…!相変わらず最高の刷り上がりとクオリティにスタンディングオベーションです。

┃『ゆめゆめ、たゆたう。』(K2|刈矢本)

  • わくわくドキドキDXセット

  • 表紙:おとぎのくに ふしぎのドレス

       (リバーシブル)

  • PP加工:マットPP

  • 本文:白上質紙

  • 遊び紙:淡ブルートレペ 水面B

  • 加工:箔押(ライトブルー)

という感じの仕上がりにしていただけました…!いや〜〜もう本当に最高ですし、やばおです。わくドキ(DX)セットを利用した方々が「一番最初にもらえる最高の感想のようなものでもある」と仰っている意味が分かりました。実際に本文を読んで下さったのか、もしくは長いあとがきと解説(後述します)を読んで下さったのか、め〜っちゃ内容に沿った装丁なんですよね……。『おとぎのくに』という淡い偏光がとてもキレイな紙もイメージぴったりですし(なんなら当初は『おとぎのくにセット』を使おうと思っていたくらいだった)、それをあえてリバーシブルにし、マットPP+箔押しという組み合わせも素晴らしすぎました。遊び紙が水面トレペなのも内容を汲んでくださっていますし、リバーシブル仕様でH2-3部分に偏光部分が来るのも……最後の小話に窓ガラスに刈矢が映るシーンがあるのですが、それも彷彿とさせるようで勝手に頭を抱えています。勝手にわたくしがそう受け取っているだけではあるのですが…!『受け取れる』ということ自体が凄いな!?とも思うわけで……。めちゃくちゃ幸せな気持ちになれました。わくドキセット、おすすめですദി˙◡・)

┃ノベルティのステッカー

  • ダイカットシール

  • ホログラム レインボー+クリアPP 白印刷あり

こちらは『おたクラブ』さんにお願いしました。レインボーホロ、かわいいス!

┃無配①『教授・刈矢俊一郎が〜』無配本

  • 中綴じ冊子(表紙本文同一用紙)

  • 表紙/本文:コミックペーパー ブルー

  • 使用インク:スミ

準備号がてらの無配でした。来年5月……やれるのか……?こちらも『おたクラブ』さんで発注。タブロで刷りたかったけれど欠品……。大型イベの繁忙期になると紙の選択肢がガクッと減ってしまうのが少し残念だけれども、コンビニでコピー本を作るよりも安くできるのでありがてぇです。

┃無配②ポストカード

  • 用紙:ペルーラ スノーホワイト

こちらは『グラフィック』さん。カラー印刷に関しては1番信頼している。発注した倍の余部が来て笑いました……。多すぎィ!

┃カリセンアクリル

こちらは『おたクラブ』さん。もう少しパキッと強めの色で塗ってもよかったかな〜と思いつつも、個人的に欲しかったカリセンアクリルを作れて満足です。

■『ゆめゆめ、たゆたう。』の解説

巻末に載せた無駄に長い解説のコピペです。新刊のネタバレ有りなのでこれから読む予定がある方は注意です。

-----

2月某日、真船先生のサイン会にて、452-454話の刈矢俊一郎のストーリーに『15年という時間が必要だった(要約)』というお話を直接お聞きして以降、元々大好きだったお話に更に深みと重みが増し、読み返せば「ギャーッ!」と膝から崩れ落ち、「いろんなものを失い、ドデカい感情を抱え、一体どんな『日常』を過ごしていたんだ…」と、悶々と刈矢俊一郎の『時間』について考えた結果、今回の一冊になりました。そして、あまりにもセリフが少ない雰囲気漫画に…。

どんな日常であっても、嫌でも『食』は避けて通れないことだよなァと思っているので、各小話に共通したテーマのようになっています。あと、推しが何かを口に入れ、食す…というのが何よりも生々しい行為であり、個人的な、最大の、ヘキ…なので……(早口)。

各タイトルは語感からだったり、好きな曲名からだったりです。曲に関しては『イメソン』ではなく、『テーマソング』といいますか、知っていたり、聴きながら読むと少しだけ楽しくなれるフレーバー程度に思っていただければと思います。どのジャンルでもやりがち。

■ 大洪水時代

タイトルはceroの楽曲。自問自答ばかりしていて、必要最低限以外の会話はせず(故にセリフも皆無)の毎日。自問自答を繰り返し、あげく、深海に沈むような感覚に陥る。しかし、ふとしたときにやわらかい光が差す……そんな日常のひとコマのお話。

■ 琥珀色の街、上海蟹の朝

タイトルはくるりの楽曲。ご都合でお昼ご飯を作ることになった也宮譲。やんややんやと賑やかにしている様子を眺めていると、ふと幼馴染(氷室俊介)との幼少期の思い出や、富永先生との何気ない思い出がよぎり、やさしい気持ちになる神代一人の小話。今回の本には描けなかったのですが、カップラーメンに白米を放り込み、「ラーメンライス!」とかっこむ龍太郎に、「ラ、ラーメン…ライス……?」と困惑する一人先生も見たいです。

■ 15

タイトルは言わずもがな15年………。深海に沈み、立ちすくむような日々の刈矢俊一郎にとって、神代一人と一也くんが来訪して以降、時間の加速度は凄まじいものだっただろうなと思います。刈矢……。あと、プロット眺めつつ、あーだこーだと台割を切り、15頁目に持ってこれたのでほくそ笑んでます。

■ 愛し愛されて生きるのさ

タイトルはオザケンの楽曲。143-144話(ノート)で荒れた食生活が見れる真田徹郎だけれど、ねこサマと暮らし始めて、ねこサマに茹でたササミを少しあげて、残りは雑に食べる…のような、少しだけマシな食生活になっていたらいいなという願いです。タンパク質は意識しないとなかなかね……。

■ ゆめゆめ、たゆたう。

「努努」ではなく、「夢夢(ぼうぼう)」のほうの意味を込めつつ、語感重視でのタイトルで、今回の本の表題でもあります。K2本編でもSF(すこしふしぎ)な描写がありますが、刈矢俊一郎が教授になって未来へ歩み始めてからも、疲れたときだとか、ふとしたときに幻覚なのか夢なのかわからないような体験はしていそうだなと…。後ろ向きのノスタルジー(インターステラーの格言)に浸ることはあれど、前よりかは悲観はしていない。そんな刈矢俊一郎教授であれ……という祈りの話です。もがきながらも、光を掴み取ってくれ刈矢俊一郎……。いつか満面の笑みを見れる日がくることを願う……。

そんな感じのK譜3でした。国際展示場の近場のホテルに前乗りしたので、当日は体力維持もできてよかった(『Kの湯』も使った)。なにより、今回も無事にイベント踏破できてひと安心です。いつものジャンル(ときメモGS)のイベントは現地に知り合いが誰かしらいる状態だったので、誰も知り合いがいない状態での単身乗り込みはめちゃくちゃ緊張しました。だからこそ、あとがきにも書きましたが、沢山のスペースと、同人誌の中から見つけていただけるのは本当にありがたいですし、嬉しいです!「刈矢俊一郎への感情を形にしたい…」と思い立ち、ひたすら駆け抜けた数カ月だった……。満足感たるや…!

そして一億年ぶりに原稿の締切という予定もなくなり、ひたすら積みゲーを崩しつつ、惰眠を貪り食う日々を過ごすべ…と思っていたのですが、締切がないとそれはそれで妙にソワソワしている昨今です。9月1日開催のラヴコレ直参は流石に見送るけれど、GS4の空マリが無性に描きたくなったりもしている。何故……。

とりあえずは、まだまだ先になりますが来年5月開催スパコミ内のK譜2025に参加できたらいいなと考え中です。今回と似たような刈矢俊一郎のSF(すこしふしぎ)な小話…もとい、無配本の小話のような、刈矢俊一郎が刈矢俊一郎に苦しまされるような小話(?)の詰め合わせ本……。それはそれとして同一カプ、浴びるほど読みたい……。刈矢俊一郎……好きだ…………。

そんなこんなで、K譜でお迎えした御本をゆっくり堪能し、久しぶりに何もない日々をダラダラと過ごしつつ、オタク活動も、雑多な趣味も、ゆる〜っと楽しみたい気持ちですദി˙◡・)山にも行きてェ!急に「ウオーッ!やるぞやるぞやるぞ!!」とエンジンがかかって、またペンを握って締切に追われているかもしれませんが、そのときはそのときで「やってんねェ〜」くらいの気持ちで眺めていただけたら幸いです( ᐢᢦᐢ )

@meso_num
Dance in the 雑多