Heptabaseを使いはじめた

migi
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追記)年間プランに登録してみた。NetflixとChatGPTを解約したので多少は足しになっているはず

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特に推敲せずに書く。

こちらの記事をきっかけに、「Heptabase」というメモアプリに興味を持って、試しに使っている。イイ感じ。

7日間トライアル中だが、1-2日ほど触ってみて学習管理ツールとしてなかなか良さそうだったので、今後も数ヶ月利用してみようと思う。あとで見返して期待値に対してどうだったか振り返るためのメモ。

Heptabaseとは

創業者のチュートリアル動画を見るのが手っ取り早そう。

後述するようにNotionととても似ているが、現状はあくまで個人の学習管理(思考整理)ツールのような印象。

例えば以下のような基本機能がある。ただし、これは体験してみないとイメージがつかめないかも(自分は使ってみてはじめて良さに気づいた)

  • cardというメモに色々書いていく

    • cardはScrapboxやObsidianの最小単位ページと似たようなもの

      • 各カードはタグを付けて管理することができる

    • エディタはNotionのように書ける(「ように」というかコピーに近い)

      • UIだけでなく、ブロックがあったり、/ でメニューが出るあたり

  • Mapで前述のcardやテキスト・画像・動画を配置したり矢印・線で繋ぐことができる

    • Miroっぽい

    • cardは複数のMapで再利用できる

    • cardの中に書いてあるブロックをドラッグ&ドロップして新しいカードを生み出すことができる

  • Journal(デイリーメモ)を1日1ページ書ける

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創業者のChan氏のインタビューを読んでみると、これまでのメモアプリとの違いや狙いが見えてくる。

Chan 氏は、Heptabase のビジョンとして、知識労働者が「探索→収集→思考→創造→共有」という知識ライフサイクルを統合できるよう支援することを掲げている。

解決したい問題の核は2つ——「記憶」と「コミュニケーション」だ。

現在、我々のプラットフォームは記憶の問題を解決しているが、2つ目の問題である、アイデアを取り込んだ後、どのように共有し、コミュニケーションするかという問題を解決するために、情報ライフサイクルのワークフローに継続的に取り組んでいる。

ちなみに、Obsidianと比べてもそこそこ高い。まずは7日間トライアルがおすすめ。

なぜHeptabaseを使うか

推せるポイント

これで思考整理が捗りそうな点。

特に、自分のためのインナーメモとして十二分に活用できそうだと感じたのが大きい。メモをメモのまま終わらせず、思考の材料にできそう。

  • 初期的な構造整理を素早くやれそう

  • 情報の再整理が容易にできそう

  • 「情報整理」というユースケースが広そう

構造整理に興味関心が強い自分にとっては「合いそう」と言うのが感想。

これまでの環境と比較して

自分のメモ環境は、ネットワーク構造で書けることを最優先にしている。ネットワーク構造が人間の知識構造を表現するのには適していると思っていたためだ。一方で、ストック情報はデータベースとして整理する方が再利用しやすい。ということでこれまでは以下のような構成だった。

  • Scrapbox

    • 雑多な考え事やデイリーメモ、インプットしたもののエッセンスを放り込んでおいて、たまに整理する場所メモ間でネットワークを繋ぐために使う(zettelkastenもどき)

    • ブラウザさえ使えれば、どのデバイス・どのOSでも使える(Syncされている)のがよかった

      • Obsidianは同期するために課金しなくてはいけないので未利用

    • 独自のScrapbox記法で書く必要があり、たまにミスる

  • Notion

    • Scrapbox等である程度構造化されたストック情報+Web記事などの蓄積

    • Markdownで書ける&書き心地がよい。データベースが強力で、表形式に構造化できるものであれば整理しやすく、カンバンやギャラリービューなど表現力も高い。

    • レイアウトの自由度が高すぎてあんまりなんでもできるけど機能が多すぎる感。正直アプデについていけてない。システム手帳を使いこなせない感じ似ている。

      • 業務で使っていたらもう少しキャッチアップできていたかも

  • 上記のツール共通の不満

    • 上から下に書く必要があり、並列関係や前後関係をはじめから意識するのが難しい(ドキュメントそのものの課題)

      • この辺はMiroがとても優れていて、依存関係やグルーピングなど初期的な構造化に適している。素早く整理できる

      • しかし、Miroは付箋の再利用が厳しい。また、Miroのボードのみで情報共有するには心許ない(Mrioだけでキャッチアップは困難)

Heptabaseは上記の下線部(それぞれのツールの良い点)が1つのツールで完結できるのが優れている。あとデイリーメモを書いているので地味にJournalが便利。

もちろん、価格がやや高いこと、Notionよりもさらにキャッチアップが難しいことや細かなユーザビリティはまだまだだなあと思うこともあるけど、推し活だと思って使い続けてみようと思う。

(Haptabaseで雑に整理していたcardの図)

参考にしたもの

国内だと発信しているユーザーが少なそう

@migi3
しまね生まれ しまね育ち とうきょう在住 駄文書く&プロダクトづくり