カフェパレード、って、英語じゃないんですね。Café Parade。なるほど。公式へ行け。都度。
先日、以下の文章を公道に落とした。勢い。
タグをどんどん追いかければ追いかけるほど、平身低頭。好きになったきっかけは書いたものの、どの歌い方が好きとか、このメロディが好きとか、何にも書いていない。
この機会に、ちゃんと聴いてみよう、と、Spotifyを探してみた。多い。
わたしが前述で選んだ「Reversed Masquerade」をSpotifyで探すと、他のユニット楽曲も出て来る。ユニット3組で歌う曲もある。
「見渡す限りの荒野に 一人立っているんだ」現象が起きた。何から聴けばいいんだ?
まずはレーベルで見直そう、と行ってみた。
多い。
ユニット、という概念はわかる。複数人で構成されているのだから、ソロ曲があるのもわかる。オフボーカル、懐かしい。昔は結構あったような気もする。長らく聴いているポルノグラフィティだと、「バッキングトラック」というのがあった。インスト、も他のミュージシャンで見たな。カラオケとは言わないんだね。脱線。
全部で49人。ユニットが16組。加えて『属性』別ジャケ写、「複数ユニット」が一緒になったジャケ写、ユニットから一人ずつ、のアイドルで構成されたジャケ写、合同曲もユニットごとのバージョンがある。海は広いな大きいな深いな。未だに、属性、という概念はよくわからない。喜んで聴いていたのは、どうやらその『属性』バージョンだったらしい。プロミって何。視認レベルだが、配信されていない曲もある?
娘に聞かされている故、知っている曲が多いのでは、という消去法で、Café Paradeを聴いてみることにした。各方面、ご容赦いただきたい。方面がどのくらいあるかはわからない。思ったよりもユニット単独、という曲は少ないのか、という印象。手計算ではあるが、ユニット名で検索すると、よくあるアルバム一枚より少ない印象。
予想通り、知っている曲は多かった。知っている曲の印象通り、舞台に乗せて、演技をしながら、というのが目に浮かぶ。歌詞とキャラクターが結び付いて、歌詞が繋がると一つの物語が浮かぶのも面白かった。ライブ映像しか知らないので、どこを誰が歌っているのか、歌詞を読みながら聴き直すのも楽しかった。
1 Café Parade!
入門編としてわかりやすい、と思ったのは、このユニットに関して、全員知っているからだろう。歌詞をよく読むと、Café Paradeからのメッセージが真っ直ぐに伝わる。
下世話な書き方をすると、このユニットを何故SideMに組み込もうと思ったのか、ちょっと不思議ではあった。
アイドル=貴方がこっちを見てよ、ほら、きらきらしてるでしょ、だと思っていた。偏見。
「お待ちしておりました」って、待ってくれるんですか。「どうぞコッチへ」って、誘導してくれるんですか。親切過ぎる。
個性豊か、と公式に書いてあるが、眩しくて見られない人たちはいなさそう。娘に、どういう人たちなの?と確認した2名、いや、3名はいるけれど。元々同じカフェで働いていたからか、それぞれのことは尊重しつつ、ユニットとして既に安定感があるように思える。対立からの徐々に友情が生まれてからの仲間になって、がちょっと苦手なので、彼等の雰囲気が心地良い、と思った。
この勢いで行くと他の曲に触れられないので、次へ。
2 À La Carte FREEDOM♪
この曲は知らなかった。あれ、この雰囲気どこかで聴いたことがあるわ、と思ったが、全然違ったわ。他己紹介と自己紹介が合わさって、更に、「君も」と混ぜてもらえるんですね。君も、自分らしく過ごしていいんだよ、と言う曲は多い。一緒に、と言ってもらえて、安心する人はいるかも。世界中を回ったオーナーの店らしい。
これが最初ですか。今聴くと、歌声がちょっとずつ違って面白い。年を重ねることで、表現が変化していくのが面白い。
3 Reversed Masquerade
闇属性の歌を歌っているのかと思ったら、それが「本当」ですよね?と。言葉通りに受け止めた後で、立ち止まって考える人たちがいてくれるお店。親切。勇気を出して入ったお店で、温かい接客と美味しい食べ物に出会えたら、嬉しい。外出が苦手なので、こういうお店があるといい。しみじみ。
3人ユニットだと高中低音でバランスがある印象だけれど、5人だと、ソロ、複数、全員、更にバリエーションが増える。ボーカリスト一人、という楽曲ばかり聴いている人間には耳が追いつかない。恥ずかしながら、未だに、シェフかオーナーか、パティシエかウェイターか、聴き直すことがある。全員声質が違うのにね。咲ちゃん、ありがとう。あなたのお陰で、わたしはこのお店に通うことが出来る。
Spotifyで、複数ユニットのジャケ写に迷った1枚目。
4 Present For You!!!!! ~A day in the café~
上述の「10曲」にも入れた、今一番「観たい」曲。歌詞がいい。本当にいい。Café Paradeはこういうユニットです、というのを、ドラマとして観られる。何故か聴きながら泣けてきた。ここの飲食を沢山摂取すると涙腺が弱くなる。個人の感想です。「なにひとつ同じ日」がない、というのが、『Delicious Delivery』にある「時は移り変わっていく」に繋がっていくんでは、と勝手に決めた。泣きながら飲食すると味がわからんぞ。
年を重ねることで、表現が変化していくのが面白い、と書いたが、ライブ映像を観た後、配信の思い出補正があったとしても、こちらの原曲と比べると、またちょっと違う気がするんだよな。映像まだ?
そもそも娘に聞かされた、と書いたが、ここのオーナーが彼女の推しである。彼の歌い方、変化がとても興味深い。埋もれそうで埋もれない。直球勝負と見せかけて、本当は物凄く色がある人に思える。この間のけん玉勝負動画、凄かったね。推し被りって良くないんだっけ。わかんないってあの生徒会長の声で脳内再生。うちの娘のせいにして。限界。
これもジャケ写で迷った。他の曲も聴けばいいんですよね。既に店舗情報で脳内がいっぱいになって来たので、各位、今日はご容赦あれ。各位ってどの位?くどい。
5 Delicious Delivery
上述の「10曲あった件」、1番目に上げたのが『Not Alone』で、その中で、これは当事者の曲だと書いたが、この曲も「真っ只中」の当事者目線が含まれているだろう。2020年11月4日リリースとある。会いに行くと考えたのはカフェならでは?しかも「欲しいもの、大好きだってもの」を教えてくれとは、なんという親切。歌詞を読めば読むほど、あの頃の雰囲気を思い出す。ちょっとしんどい感覚ではあるけれど、この曲をリアルに聴いていたら、どう思ったんだろう。振り返るのはいいか。時は移り変わっていく、って歌ってるのはオーナーだっけ。彼の言うことは、今日、が証明してくれると思う。
全ユニットを聴いていないから、細かい楽曲のアレンジや雰囲気まではわからないが、Café Paradeはお洒落さんを貫いている気がする。かわいい。80年代初頭にリセエンヌという単語を初めて聞いた時の感覚に似ている。その世界観を自分に取り入れることはなかったが、憧れていた時期はあった。
舞台、と書いたが、自分がリアルタイムで観劇したものよりは更に前、スタンダードと呼ばれるような雰囲気が懐かしく、優しく感じるのかもしれない(どこで聴いたかは全部上げるとキリがないので略)。作詞家の方のお名前を探したら、わたしの音楽嗜好遍歴にあるミュージシャンに近い。凄い。
6 Pavé Étoiles
これは聴いたことがあるけれど、曲名は知らなかった。更に、歌詞の中の単語は、たった今調べた。パヴェとは。paveとは。ジェムストーンとは。クラリティとは。ルースとは。学びの場をありがとう。インターネットありがとう。
彼等が「君」に言う言葉の数々。これを親切と言い切るのは乱暴だとは思う。でも「親切」で貫くことにする。「君」がいないと「世界」は知らない色があるまま、って言ってくれるお店の人がいるなんて。そんな表現を教えてくれてありがとう。出会った、ってことは二人に対する歌でいいのかな?それとも、勇気を持って、って、「君」に向けての言葉なのかな?
曲調だけ聴くと短調?に聴こえる部分が多いのかな。音楽の素養がないんで断定する自信はないのですが。オフボーカルでアレンジを聴けるのはありがたい。楽しい。Café Paradeって、かわいくて、大人っぽい、と気づいた。
7 Teatime Cliché
これも聴いたことがあるけれど曲名を知らない。どちらも2022年のリリースということは、ライブ映像しか知らないと、余り馴染みがないということか。パーカッションから始まって、途中で歌声にちょっとエフェクトがかかっていて、テクノポップ(でいいんだよね?)に切り替わったと思ったら、フルート(でいいんだよね?)が聴こえて来て。こういう時にオフボーカルでアレンジを聴けるのはいい。再掲。この口笛、確か映像では本当に口笛を吹いているような表情だったような?今、映像を見せてくれる人が不在。
実は、某ぐらふてーさんにも「クリシェ」という曲があって、お別れ系なので、クリシェ=マイナス感情だと理解していた。プラスと捉えてもいいのかしら、と考えて、歌詞を読み直したら、「ありきたり」と書いてあった。馴染みのお店に、また通えるようになって、「時は移り変わっていく」に繋がった気がした。ありきたり、で、離れることもあれば、ありきたり、が嬉しく変化することもあるのか。今に寄り添ったからこそ生まれた楽曲かもしれない。
8 Smiling Platter!
フラッシュモブみたいな曲ってこの人たちじゃなかったか?と思ったらこれだった。去年出たばかりの曲を、ライブ映像として認識しているんだろうが、いつ、どこで聴いたのか。聞きたい人が不在(繰り返し)。Platterも調べました。英語は嫌いじゃないんだ。単語は知らんけど。学びの場はいくつあってもいい。どこかで聴いたことがあるぞ。ありがとう、シェフ。
こういう人たちです、という世界が続き、楽曲の印象が極端に変わることはない。アレンジは曲ごとにその時のものを取り入れているんだろうけれど。様々な状況があっても、馴染みのお店は開店し続けている、という解釈をしてみた。
歌詞を読み直し、意味がわからない単語は調べ直し、楽曲を聴き返し、リリース順を確認し、神のお名前も拝見していたら、5時間以上かかりました。新曲までは辿り着けなかった。
で、10日と11日が朗読劇だと。相関図だけで理解し切れるようなスペックは持っていない。パンフレットが来るらしいので見せてもらうことにする。買えばいいんですよね。本は何冊あってもいいんですか、シェフ。