
我が家の仕事デスク、ちょっと気を抜くと机からキーボードが生えてくる特性があるのですが…
先日、とうとうというか、ついにというか、変態エルゴノミクスキーボードたる「Kinesis Advanrage 360 Professional」というキーボードが生えてまいりました。
ある程度以上のおっさんになると、Kinesisと聞いただけで「あ〜」ってなるんじゃないかとおもいます。人間工学とかエルゴノミクスとかいうタイプのキーボードの元祖というか、写真のような「お椀型」にくぼんだ独特な形状のキーボードを長年作り続けている老舗。で、そのかっこよさと若干怯むお値段に、永遠の憧れとして「気にはなるけど買えはしない」ポジション不動の一位にいつも君臨している定番キーボードってやつです。
その最新版、左右分割のBluetooth対応版が、いろいろご縁があって我が家にやってきた、という次第。
あ、さすがに買ったわけではないです。そこまでの度胸は…なかなか…

お椀型にくぼんだ形状にキーが配列されているため、全体的に指の移動量が最小限になり、また両手を開いたままタイプできるので長時間使用しても体への負担が抑えられる、というこのキーボード。両親指の位置にも適度な配置でキークラスターが設けられていて快適にタイプできるため、一度慣れたらほかの環境では仕事が出来なくなる…なんて言われていたりもしています。
果たして慣れるか??
「一度慣れたらほかの環境では仕事ができなくなる。」
これはつまり、慣れる必要がある、と言い換えることもできるのでした。
記号などのキー配列がかなり変わっている、というだけでなく、キーそのものも格子状配列(タイプライターに由来する段ごとの半列ずらしがない)など従来のキーボードとはだいぶ感覚が違い、いまわたしはこの記事をKinesisで書いているわけですが、生まれたての子鹿のようにぷるぷるしているというかマジで入力がままならないのが現状です(笑)
そんなわけで仕事のある日はKinesisを使っているとまるで仕事にならないのでこれまで使っていた普通のキーボードを引っ張りだしてます。ゼロからの練習だったTwiddler 4はともかく、完全に体に染みついてしまっているQWERTY配列ベースのあらたな配列、これちゃんと覚えて使いこなせるようになるんでしょうか。ドキドキです…