東京レガシーハーフマラソン2024を走った

miyaoka
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公開:2024/10/20
  • 都心のど真ん中を走る東京マラソンのハーフ版であるレガシーハーフに参加してきた

  • 抽選倍率10倍以上と言われる人気ぶりの東京マラソンだけど、レガシーハーフも倍率は不明ながら抽選になっていて申し込んだけど落選してしまった

  • ただ先着500名でNew Balanceが主催するRun Club Tokyoという救済枠が設けられ、レースエントリー料+5000円で出走権が得られるので金で解決した

  • 金で解決とは言ったけど、専用の練習会が2回開催されてシューズの試し履きなどもできたし十分その価値はあったので良かった

  • 8月の練習会では途中から天気が崩れ、めちゃくちゃ豪雨の中みんな走ってたのでそういうのも楽しかった


  • ただこの枠でのエントリーは「NBのシューズを履いてレースを走ること」が条件になっている。今まで全然履いたことなかったので新しく購入した

  • 使ってみるとなかなかいい感じで気に入ったので、FuelCell Rebel v4, Propel v5, Fresh Foam 1080 v13と一気に3足も買ってしまった

  • Rebelはエリートシューズからカーボンプレートを抜いただけというくらいの作りなのに実売1万円ちょいと手頃なお値段。重量も26.5cmサイズで200g程度とものすごく軽量になっていて足が回りやすい

  • 今回のレースはこのRebelを履いて走った

  • Propelは実売1万円を切る安価な部活生シューズ的な位置づけながらも、プレートが入っていて気持ちよく反発を活かした走りの練習になる

  • Fresh Foam 1080はもちもちのクッションで大人気。これはゆっくりめのジョグからウォーキングまで普段遣いで履いていて楽しい

  • ニューバランスのシューズはどれもクッションの感触が気持ちよくてデザインも好きだなと思った


  • と、まあ前置きが長くなったけど、まずはレース前日に国立競技場にエントリーに行ってゼッケンなどを受け取った

  • わざわざ2日来ないといけないけど、1万人を超える規模なのでレース当日の混乱を避けるためにはエントリー手続きを事前に済ませる必要があるっぽい

  • 各社スポンサーのブースがあり、トラック上ではニューバランスのシューズ試し履きができたので気になっていた上級者向けのSuperComp Elite v4を履いてみた

  • 前述のRebelと似た作りで、こちらはクッションがさらに厚くなってカーボンプレートが入っているので反発力がとても高い

  • トラックの一部しか走れなかったけど楽にキロ3分半くらいのスピードが出てさすがにすごいなと思った。ただこれを支える脚力が必要になるのでもっと鍛えないと履きこなせないだろうなと思いつつ、でも10kmくらいのレースだったらいけそうな感じはするのでいずれ使ってみたい

  • それにしてもこの日は夏が最後の気力を振り絞ったかのような過酷な気温ぶりで、1日ずれていたらレース当日が30度だったので本当に危ないところだった…


  • そしてレース当日。8時スタートなので5時間前の3時に起きることにし、20時くらいに寝た

  • おにぎり、スムージー、カステラを食べて5時半に出発

  • 新宿から軽くジョグして国立競技場に到着。人が続々と集まってくる

  • スタッフに誘導されて4階へ

  • 「エスカレーターは2列で乗ってください」と言われて自然とみんな互い違いに乗ってた

  • エスカレーター2列並びを普及させるならマナーがどうの言うより互い違いのポジションに足跡マークつけとけば心理的に並びやすくなるんじゃないかなという気がした(既にそんなことは散々言われてそうだけど)

  • 4階で荷物を預け、外に出る。たくさんのスタッフが居ていい意味で流れ作業になっていて非常にスムーズだった

  • 動的ストレッチしてスタート待機ブロックに向かう

  • いろんな人が頑張ってる

  • この規模のレースだと出走料が1万円以上かかる。わざわざ高い金払って苦労しに行くの??って最初は思ったけど、まあこんなに人手や準備があるとそりゃあそうって感じに思える

  • 地下通路を通りトラックへ

  • スタート位置は11のブロックに分かれており、自分はCブロックだったのでわりと前の方だった。事前の予測タイムは1時間40分と書いた気がする

  • 後ろの方だと地下通路での待機になり、スタートまで10分以上かかるらしい

  • スタート30分前になり、おすすめ通りにアミノバイタルを摂取して臨む

  • スタート直前。小雨が降り出してきた

  • スタート

  • 人の群れが出口に殺到する

  • かなりの人混みで進みづらい。ペースがまちまちで先に行きたい人、抑えたい人で激しい位置取りが行われる。何度か肘が他の人に当たってしまうほどでスペースに余裕がなかった

  • 2kmくらい進んでやっとバラけてきた

  • コースは国立競技場から日本橋までを往復する

  • 高低差はそんなに大きく無いけど、終盤に上りがあるので体力を残したい

  • 5kmくらい走ったところ

  • 道も広くなってだいぶ走りやすい

  • 気温も10度台で寒くもなく暑くもなく、日も差さなくて快適すぎる気候。ちょっと冷たい風が気持ちいい。前回の初めてのハーフマラソンでは日陰もないところを太陽に焼かれながら体感30度オーバーな気温だったので本当に過酷だった

  • ハーフマラソンを走ってると15kmくらいで足裏が痛くなりがちだったので、最近この動画を見てあまり跳ねずに前方に体重移動してロスを減らすように心掛けるようにした

  • なんとなくポンポンと気持ちよく跳ねてるほうが良いフォームという認識だったけど、それだと上体がブレるし足にも負担がかかりやすいっぽい

  • 腕振りも骨盤を叩く意識だとけっこう後ろまで引けて楽に走りやすい

  • 日本橋交差点

  • ここで折り返して10km。約半分。このへんまではスルッと走れてだいぶ余力がある

  • スタートでは小雨が降ってたけど後半は日が出てきてじりっと暑くなってきた

  • 前回は心拍数が上がりすぎて全然水が飲み込めず全ての給水に失敗したけど、今回はちゃんと飲むことができた

  • 復路になって1時間40分のペーサーが上がってきた

  • 1時間40分だとキロ4分44秒のペースになるはずだけど、わりとスタートが遅めだったのかこのへんではキロ4分30秒くらいのペースで走ってる感じだった


  • 7月のエントリー時点ではこの夏場に鍛える見込みで1時間40分目標としてたけど、結局暑すぎて月に100kmも走り込めず明らかに練習不足だった。このところはキロ5分30秒ペースでもしんどく感じてしまうほど

  • なのでまあどんなにうまく頑張れてもキロ5分ペース・1時間45分くらいだろうと思ってた

  • けど今日はそれよりもだいぶ速いキロ4分45秒くらいで走れてる

  • それというのも前回のハーフマラソンに比べると今日は気温が10度以上も低くて心拍数も10くらい抑えられてるのでだいぶ楽に感じる。コンディションが良いというか、ただただ前回の気温がひどすぎただけかもしれない

  • なのでまあこれなら1時間40分切り、つまりサブ100(100分切り)も行けるんじゃないか?という欲まで出てきた

  • そう思ってしばらくは1時間40分のペーサーについていったものの、やっぱり基礎力が不足していて残り5kmくらいからは苦しくなって徐々に離されてしまった

  • ラスト2kmくらいでどうにかペースを上げられないかと頑張ろうとしたものの、ちょっと足に力を入れた途端にふくらはぎやももがビキビキと攣りそうになってしまったので、安全に無事完走を目指した

  • ゴール

  • 結果は1時間42分53秒

  • 自己ベストを5分も更新できたのでだいぶ上出来ではあるけど、1時間40分切りも垣間見えたのでもっと練習していきたいなと思う


  • 今回ちょっと想定外だったのは、手元のガーミンウォッチで走行距離が500m以上ずれてしまっていたためペースを読み違えてしまったということ

  • 参加者の感想を検索してみると同様に計測がズレていたという人がけっこういたので、アンダーパスや高層ビル群を通るコースではGPSでの計測が難しいんだなと感じる(アップルウォッチだと2kmもずれていたとか)。そのへん熟練者なら分かってそうだった

  • たとえばスタジアム地下から出るところでズレていたり

  • 三越前。高層ビルに挟まれて走行ラインがぐちゃぐちゃに

  • 500mずれると2分以上タイムが違ってくるし、手元であと5kmだと思ったらまだ5.5kmあったりしたので気持ち的にも厳しかった

  • こういうところではGPSだけに頼らず、スタートからの時間と道中の距離表示で自分でペースを算出できるようにすべきなのかと思う


  • 手元の計測記録。トータル時間では公式記録とほぼ同じだけど距離がずれてるので全体的に正確ではない

  • ぱっと見で概ね4分45秒くらいのペースで進めているものの、最初の1,2kmが渋滞によりロスが大きかった。ここだけで40秒くらい縮められそう。ただ、このへんは避けようがないものでもうちょい全体のペースを上げるべきなのかもしれない

  • 残り5kmあたりでだいぶつらくなってペースが落ちたと思ったけど、20km地点で5分かかってる以外はわりと走れていたっぽい

  • 最後の余分な2分半が計測のズレの分で、これを各区間に等分すると実際は平均でキロ7秒くらい遅いペースだったことになる

  • 公式の計測記録を見ると前半10kmのペースが遅かったようだ

  • 最初の時点では無理せずキロ5分ペースって意識だったからだいぶ抑えすぎてしまった気はする

  • ただ前半からペース上げてたら後半持たないだろうし、どのみちこのへんが限界だったかもしれない。もっと持続できるように足を鍛えたい


  • ゴール後、誘導されて流れるようにメダルやタオルなどを貰う

  • 進んでる時に人を避けようと体勢を捻ったら足がバキバキに攣ってしまってその場に倒れこんでしまった。思ってた以上にギリギリだった

  • 1位は1時間切りで大会新記録

  • 上位9人中8人がケニア勢。強い

  • 疲労回復まで94時間

  • 走り終えた人からどんどん帰宅

  • まあ疲れたけど、ほんと前回のハーフマラソンに比べたら全然気持ちよく走れて楽しかった。気温って大事すぎる


  • 実は抽選倍率の高い東京マラソンにも運良く当選したので、来年3月には初めてフルマラソンにチャレンジする。ハーフマラソンでも足が攣りそうなのにフルなんて走れるんだろうか…。まずは30km走れるようにしたい