東日本国際親善マラソンで初めてハーフマラソンのレースを走った(過酷だった…)

miyaoka
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  • GW中の日曜日、ふだん立ち入ることのできない相模原の米軍施設が開放されてマラソン大会(とフェス)が行われたので参加してきた

(相模原駅北側一面に広がる在日米陸軍 相模総合補給廠)

  • 去年8月からランニングするようになって、3ヶ月目の11月には初めて10kmレースに参加した

  • あれから5ヶ月経ち、今度は距離を伸ばして初めてのハーフマラソン(21.1km)にチャレンジしてみようという経緯になる

  • ただ…これね。時期が、時期が悪い……!!

  • うっすら予感はしてたけど、GWの時期ってもう初夏のような気温になる

  • 特にレース当日の日曜はピンポイントに快晴で28度という予報だったのでかなり絶望感を覚えていた。どうにか天気崩れてくれないかと祈ってたけど結局しっかり晴れてしまった

マラソンと気温

  • マラソンという競技は気温10度台で行うのが適温だから普通は秋冬シーズンに行われるんだけど、これが20度超えると暑いし30度も行くとめちゃくちゃ過酷になって完走率が大きく下がる

  • だからシーズンとしては概ね3月までで終わりで、それ以降は寒い地域で開催される(けど北海道でも夏場は暑かったりするので危ない。去年の北海道マラソンは酷暑で棄権者続出してひどかった)

  • なので3月までのレースに出ればよかったんだけど、冬場は冬場で寒いからあんまりトレーニングできなくてまだハーフは走れる自信ないな~~と思っていたら、だいぶシーズンが過ぎてしまった

  • 2月頃からやっとハーフ走を意識した練習を開始して、そろそろ行けそうだなとなったタイミングで申し込むことができたのが今回のレースだった(秋シーズンまで待つという選択もあるけどハーフはこの春中に走っておいて秋にはフルマラソンに臨めるようにしておきたかった)

  • しかしなんとなく危惧していた通り、今回のレースはスタート時の会場気温は27度、日中は30度超えというかなりエグいコンディションになってしまった

  • 気温的にはもっと前倒しの時期に開催したほうがよさそうだけど、米軍施設を開放してフェスとマラソンをやるというイベント的にGWにやるものなんだろなと思う

  • 行楽シーズンとしては快晴でめちゃ良い日だったけど、せめて前日土曜日の気候だったら曇ってて全然ラクだったのになーと感じる

会場に行くまで

  • 長くなるけどいったんレース当日の朝から順を追って書いていく

  • レースに備えて体調を整えて睡眠もしっかり摂れたのでだいぶコンディションは良かった

  • 今回は暑くなるだろうからと人生で初めてタンクトップを購入して着たけど、この判断はとても良かった。脇が出てることでだいぶ放熱効果が高い…!

  • 会場は相模原駅北口からすぐだけど、京王線なら多摩境駅から3キロ弱なのでレース前のアップとしてちょうどいいなと思ってそっちから行った

  • 多摩境駅って初めて降りたけど、高台の駅前から見下ろす景色が広がっていてなかなか好き

  • なんかすごく横に伸びてる木

  • だだっ広い米軍基地に到着。鉄柵に覆われていて立ち入り禁止の警告

  • ゲート前に到着。すぐ入れるのかと思ったら…

  • 相模原駅からの行列がずらっとできてた

  • 結局相模原駅のほうまで行って最後尾に並んだ

  • 会場は米軍基地なので念入りなチェックがされていて

    • 顔写真付きの身分証

    • 手荷物検査

    • 金属検査

  • という3段構えの検査が行われていた

会場入り

  • 検査を終えてようやく入れた

  • なんか重機が並んでて興奮する

  • この五角形の建物もなんかいいね

  • やっとメイン会場に到着

レース前

  • レース1時間前のエクササイズタイム

  • アメリカンなお姉さんが壇上で指揮を執り、ムーディーな音楽に乗せながら「フォ~~~オ!!!」「オーサム!!」とかめちゃくちゃアメリカンなノリで良かった

  • 手荷物を預ける。有料で200円

  • レース30分前にはこのページでおすすめされてた通り、「アミノバイタル プロ」と「アミノバイタル パーフェクトエネルギー」を摂取してしっかりアミノ酸をチャージした

  • ハーフマラソンくらいの時間であれば道中での補給は不要らしい

  • あと熱中症が怖いので塩タブレットもいくつかポケットに入れといた

  • 目標タイム別に整列を開始

  • こんな暑くなければ1時間40分くらい行けそうだけど、暑いので1時間50分を目標にする

  • いよいよレーススタート

  • 10時スタートの時点で現在27度になりましたとアナウンスされる。どうなってしまうのか、怖い!!と思った

レース開始

  • 今回のコースは基地内を2周半走るというもの

  • スタート直後はまだ人が固まってて混雑してる

  • 見通しが良いので遙か先の上位集団までずらっと人が連なってるのが見えるのがなかなか壮観だった(絶望もする)

  • でも日陰がほぼ無いので日射がつらいコース

  • ほぼ平坦なコースだけど、立体交差をするところがあってここを2往復するので4回登ることになるのがしんどいところ

  • 登り坂はしんどいけど、下りは勢いに任せて歩幅広げてかっとばした

  • 敷地に隣接する団地の給水塔がかっこいい

  • 2周目に入るとだいぶバラけてきてのびのび走れた

  • 1周8kmなのでまだ半分も走ってないんだよな、つらいな、という気持ちが芽生えてくる

  • 走行中に写真撮ってたのはここまでなので、これ以降はもう余裕が無かったんだと思う

高すぎる心拍数に驚く

  • 前回の10kmレースでもそうだったけど、レース前にサプリを摂ったせいか体がブーストされてる感じがしてスタート直後は足がふわふわと軽くてけっこうスピードが出やすかった

  • 長丁場だからキロ5分ペースに抑えようと思いつつも、けっこうラクに4分半くらいのペースで走れてしまう

  • なので今日はなかなか調子良さそうだなー、と思ったけど心拍数を見たら序盤から160オーバーでびっくりした。いつもならこのくらいの感触だとまだ心拍140台なので明らかに高すぎる

  • レースによる興奮もあるのかなと思ったけど、結果として今回はずっと160オーバーで遷移して170まで行ってしまった。ウォッチの表示がレッドゾーンを示していて怖くなる。こんなこと初めて

  • 前回の10kmレースのときは4分半ペースで心拍160まで行かなかったのに、今回は5分ペースに抑えていても160超えていてかなり異常な数値

  • 普段より心拍数が10以上も高い。やっぱり暑すぎる気温がめちゃくちゃ影響してる。特に終盤にじりじりと170まで上がったのは徐々に上がっていく気温に比例してる感じがする

  • 自分の最大心拍数は180なので170というのは最大心拍の95%くらいになる。マラソンペースだと普通85-90%くらいなので、もはや過酷というか危ないなと思った

  • 4月上旬に気管支炎になって一週間くらい休んだけど、そのときも病み上がりに軽く走ったらまだ呼吸がイマイチで心拍170まで行って明らかに異常だった。そういう病んでるときのコンディションに近い

  • だから自覚している以上に身体がダメージを受けてる状態なので、追い込みすぎないようにしようと意識してた

熱中症への警戒意識

https://neccyusho.mhlw.go.jp/pdf/2020/2020_data_ueno.pdf

  • 熱中症に関してはとりわけ警戒していて、実は前回の10kmレースのときに友人がIII度(重症)の熱中症になってしまい、全身氷水につけられて救急搬送されるというショッキングな出来事があった

  • 11月の時期でも熱中症になるのかとか、医療スタッフが重症と言ってたので調べたら死亡や後遺症の危険性まであるのでめちゃくちゃびびったりした(幸い無事に回復した)。それ以来ちゃんと水分を摂って無理しないようにするということはお互いに何度も言っている

  • でもそういうことが無かったら自分も熱中症ってそこまで意識してないだろうなと思うし、ランニング系のyoutuberでもあんま言及してないからこのへんはもっと意識されたほうがいいなと思う

  • 以前夏場に走ったり山に登ったりしたら脳に血液が行かなくて貧血っぽい症状になったので運動不足だなーと感じたけど、それも上図を見ると明らかにI度の熱中症だったんだなって思う

  • 実際今回は救急車で何人も搬送されてたみたいなので、やっぱり危険な気温だったなと思う

給水が難しかった

  • 10kmレースのときには給水なんか要らないっしょって気分で飲まずに走ってたけど、熱中症が怖いので今回はちゃんと5kmごとに補給することにした

  • でも…、心拍が上がりすぎてるせいか口に含んでもなんだか全然ちゃんと飲み込めなかった。3回補給したけど3回ともブハッとむせて噴いてしまった

  • 最後の給水は走りながらじゃなくてちゃんと立ち止まってから飲もうとしたけど、それでも飲めなかった。飲むの下手くそすぎる。ペースも乱れて散々だった…

  • ただ給水ポイントにはミストシャワーが設置されていたのでそれはだいぶありがたかった

15kmの壁

  • これは気温以前に元々自分の体力的な問題だろうなと思うけど、これまで何度か練習してきたときと同様に、15km以降になるとフォームを保てなくて足が上がらないし足裏は痛くなるしでどんどんペースが落ちてしまった

  • 前回練習で走ったときには、足が終わってきたら代わりに腕をブンブン振ってピッチ(回転数)を上げればペースを保てたけど、そうするとそのぶん心拍数は上がる

  • 今回は元々心拍数が上がりすぎていたからそういう対応はできなかった

  • ほんとにもうラスト5kmくらいはこれまでになくつらかった…

  • 今日は気温や心拍が異常な事態だからリタイヤしても全然文句ないよな~、むしろ賢明な判断のはずだろうと思いつつも、まだ熱中症らしき症状は出てないしペースが落ちても平均ペースはキロ5分ちょいで想定通りだったのでなんとか続行した

  • これが練習だったらそこまで頑張らずに確実に歩いてるなとは思ったけど、もしいったん歩いちゃったらもう走れなそうだし、遅くてもこのまま走り続けたほうがまだラクだろうなという気持ちもあった

  • あとはやっぱり周りのみんなも走ってるから頑張りたい気持ちになった(歩いてる人も居たけど)

ゴール

  • とにかくただただ苦行のような終盤を耐えて、長かったけどなんとかゴールした

  • ゴール前の数百mだけはなんとか頑張ってペース上げたけど、そうしたら足が攣りそうになってヤバ!ってなった

  • 手元のウォッチでは21.07kmでちょっとだけハーフに足りてない。だからゴールしてからももうちょい走ろうと思ったけど、そのたった30mくらいでも走るのは無理すぎたので芝生に倒れ込んだ

  • 公式記録では1:47:28

  • 過酷だったし後半グチャグチャだったけど、結果としてはこれまでの練習よりも速い自己ベスト記録だった

  • やっぱり人と一緒に走る大会だとペースも掴みやすいし頑張れてパフォーマンスが出るなと思う

  • 長丁場を走っていて前を行く人達を見てたら、この人たちは自分よりも1秒でも1mでも多く走り込んでるからこそ前を走ってるんだよな~~~という感慨のような気持ちをしげしげと感じていた

  • なんかそういう明確に一本の可視化された序列の中に身を置き続けることってなかなか無いから、謙虚な気持ちになるっていうか客観視するというか…。なんだかカイジの鉄骨渡りみたいな奇妙な連帯感を感じていた

フルマラソンはまだ遠い

  • トレーニングでのガーミンの予測タイムはちょっと停滞してたけど3月には初めて月間200km以上走れたこともあり最近はけっこう向上してきている

  • フルマラソンの予測タイム3時間半だからおそらく4時間切りとか余裕でしょっていう気持ちはあったものの、ハーフでこんなに苦しいとフルマラソンを走り切るのなんて無理すぎるよなぁ、絶対走りたくないな~~~~~~という気持ちがめちゃくちゃ湧いてしまった

  • だからまあフルマラソンを完走できる人、4時間切りできる人はそれだけで一つ壁を突破していてすごいと改めて思ったりした。一度フルマラソンを完走できたらハーフはもっと気軽に走れるんだろうなとも思う。だから早くそういう心境になりたいな、と思いながら終盤は走っていた

終えて


  • 回復に95時間。丸4日間。初めて見たこんな数値

  • シューズは10kmのときはカーボンプレート入りのマジックスピード3を履いたけど、今回はマジックスピードからカーボンプレートを抜いたようなモデルのエボライドスピードにした

  • プレートあるほうが反発あって速く走れるけど足の筋力が無いと長い距離もたないので、その点エボライドは単に軽量でスピードが出て素直に走りやすい感じがしてわりと気に入ってる

  • でもやっぱこれでもハーフでは足がもたなかったから軽量性よりもしっかりクッションがきいたシューズのほうが良かったかもしれない


  • 肉を食べた

  • めちゃくちゃ疲れてたけど食事してちょっと回復したし、走ってるときのあの辛さに比べたら歩くのは運動ですらないなと思えたのでなんとなくプラス10km以上街歩きした

  • 「今日は限界を超えました」

  • ウォッチを外したら日焼け跡がくっきり残ってしまった…。絶対日焼けするだろうなーって思ってたけど結局日焼け止め塗るの忘れてた

  • 無事に走りきれたしこれはこれでいい経験になったなと思うけど、ほんともうこの時期のレースは走りたくないかも